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DATE/ 2016.06.09

Facebookのトラブルを未然に防ぐ必ずやるべき設定

 数あるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のなかでも幅広い年代と様々な国で使われているといえば、Facebookではないでしょうか。

 Facebookはアメリカの大学生のコミュニティツールとしてスタート、2006年から一般にも公開され、あっという間に全世界に広がりました。

 匿名ではなく実名登録の心配や、タイムライン表示やコメントルールのわかりにくさの敷居もだいぶ下がり、幅広く使われるようになりました。しかし、多くの人が使うようになると、それなりにトラブルも多く発生するようです。

 例えば、Facebookで自分が公開した写真が、知らない人のTwitterやブログのプロフィール、果ては、出会い系サイトの広告に使われていたり、Facebookに書き込まれた情報から住まいが特定され、殺人事件に発展したケースもあります。

今回は、情報管理からそういったトラブルを未然に防ぐための方法を調べてみました。

情報漏洩の根幹は投稿プライバシー設定から!

 Facebookは登録してそのままの設定の状態で使うと、自分が発信した情報が世界中にダダ漏れになってしまうことを理解しましょう。

 多くのトラブルは、何気ない情報の発信にあります。ご自身だけの情報でなく、知人や友人のプライバシー情報が公になってしまうリスクがともないます。

 例えば、パーティーなど、写真に名前がタグつけされた写真で、周知されてしまうようなケースです。その場にいたことを知られたくない人がいた場合は深刻な問題になりまねません。

 まずは、プライバシー設定の確認からはじめましょう。WEBブラウザで一番上のバーの右端の鍵マークをクリックすると確認できます。また、コメント待機欄の「投稿する」ボタンの左側のプルダウンアイコンの表示でも確認と変更ができます。

 投稿は、大きく「公開」「友達」「自分のみ」という3つに設定することができます。「自分のみ」はご自身だけが読めるメモ用の投稿で、「公開」を選択すると、Facebookの利用者でもない人にも投稿内容が確認できるようになります。「友達」は、友達承認した関係のみの公開となります。「友達」については、リスト化することで、学校関係、職場関係、家族関係など、目的別に分類できる「友達リストに応じた公開を選択できます。

検索に表示されないようにする

 多くの情報は、Googleなどで検索ができますが、Facebookの情報もその例外ではありません。検索できないようにするためには、WEBブラウザで一番上のバーの右端の▼マークからのプルダウンで「設定」を選択し、表示された画面から「プライバシー」を選択して、「私を検索できる人」から再設定してください。「Facebook外の検索エンジンによるプロフィールへのリンク」を「いいえ」することができます。

他者からのタグづけをチェックする

 Facebookでは写真や投稿に名前とIDをリンクすることができます。人に見られたくない写真や投稿に自分がリンクされてしまうトラブルを未然に防ぐためには、「設定」メニューから、「タイムラインとタグ付け設定」を選択して、再設定することができます。

むやみにアプリケーションをインストールしない

 Facebook内でつかえるゲームや投稿アプリをすすめられることがあります。膨大なアプリケーションの中にはトラブルの元になりそうなモノも少なくありません。トラブルを防ぐためにも、むやみにアプリケーションをインストールしないことをオススメします。

アカウントを乗っ取られないために!

 友達を擬装した、なりすましアカウントによる「友達申請」をOKにすると、アカウントが乗っ取られることがあります。ご自身の情報漏洩だけでなく、「友達」にも被害がおよびますので、ぜひ対策を講じましょう。対処方法としては、パスワードを定期的に更新しつつ、以下3点を実行しましょう。

1.プロフィールのメールアドレスを非公開設定にする
基本データ編集画面から、「連絡先情報」のメールアドレスの公開を「自分だけ」に設定する

2.「信頼できる連絡先」を予め設定しておく
「設定」メニューの「セキュリティー」から設定する

3.全く知らない人からの友達申請を承認しない
知らない人からの申請を一切受けないようにするというのは、現実的には難しい事だと思いますので、何かしらメッセージのやりとりをして確認をすることをオススメします。

 以上のように、ごく簡単な初期設定の変更だけで、トラブルのリスクは大きく下げられます。Facebookを便利に使いこなすためにぜひトライしてみてください。

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