テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2016.07.20

「女に嫌われる男」「男に嫌われる女」って?

 独身の人なら、好きな異性のタイプを聞かれることがあるはず。逆に嫌いなタイプは、なかなか聞かれないもの。さらに既婚者が増える30~40代となると、恋愛や異性関係の話をする機会も徐々に少なくなります。

 とはいえ、いくつになっても男と女。前回は「女に嫌われる女 男に嫌われる男」というテーマでお伝えしましたが、実はもっと気になるのが「女に嫌われる男 男に嫌われる男」という声も。ということで、今回も30~40代の男女にアンケートを依頼し、嫌われる異性を調査。普段は口に出せない男女の本音を探ってみました。

女に嫌われる男

 女性15人に「嫌いな男性のタイプ、女に嫌われる男と感じる特徴を3つ教えてくたさい」と質問。そのなかから特に多かったものは、この3つ。

1・自分大好き、精神的ギャルな男
 「脈絡なくラインのスタンプだけ送ってくる。かまって欲しいなら自分から誘え!」「40を過ぎても自撮り写真をSNSに投稿。オッサンのアップ画像はキツい」など、まるで若い女子のような行動に辛辣な声多数。そんな自分大好きな男の言動は女性をうんざりさせ、嫌われます。

2・微妙なラインを狙う、間接的セクハラ男
 男同士で盛り上がるような明るい下ネタ話ならOKだが、「皆に見えないところでボディタッチ。他の女性にもしている」「SNSのコメントに、ちょいちょいエロいことを書く。勘違いされるからやめて」と、ギリギリなセクハラまがいの行動をする男に非難が多く寄せられました。それが既婚者だと、さらに嫌われ度アップ。

3・理想の女を押し付ける、昭和こじらせ男
 「デート中に彼女がスマホをいじるのはナシ」と公言するような男も、嫌われます。「料理もしないから結婚できない」などと、上から目線で偉そうに言う男がまだ多いようです。奥さんや彼女ならまだしも、それ以前の関係でこんな言動をされ「この男とは無理」と交際を断った例も。理想を押し付ける男はNG。

男に嫌われる女

 同じように男性15人にアンケート。多かったのは、この3つでした。

1・カワイイを意識した、若作りが痛い女
 “大人カワイイ”女性もいますが、失敗するとただの若作り。三十路を過ぎてガーリーなファッション、丸いチークに前髪パッツンなヘアメイクも「痛い」「余計に歳を取って見える」と酷評。一方セクシー系ファッションは「大人の色気」と捉える男性が多数派。男女で一番意見がわかれる点かもしれません。

2・文句の多い、不機嫌ワガママ女
 「何でもいい」と言うのに、いざとなると「なんか違う」と不機嫌になる。また「アレが嫌い、コレが無理」と好き嫌いが激しく文句が多い。そんな不機嫌ワガママ女も嫌われ度高し。若い頃はワガママもカワイイで済みますが、ある程度の年齢になると「女というだけでワガママは通らない」と嫌厭(けんえん)されます。

3・自称「男」の、サバサバ系偽装女
 「わたし男なの、オッサンなの」が口癖、サバサバ系を自称し、「仕事、頑張ってます」アピールの強い女も嫌われがち。それが「女」として勝負できない裏返しや、男性敵視に映るよう。女子グループのご意見番的なポジションにいるタイプ。素直じゃなく、頑なな態度が見える女とは、できるだけ関わりたくないよう。

面倒くさい男たちと、自分が見えていない女たち

 これらの回答から、最近の30~40代女性に嫌われる男性には、かなり幅があることがわかりました。亭主関白な男性が嫌われる一方、反対に「自分がカワイイ」女子的要素の強い男性も嫌われる。そして、ぬるくセクハラをする男性も。一言でまとめると女性を煩わせる「面倒くさい男」たちですが、草食男子の増加など男性が変化するなか、女性の価値観も過渡期にあるとも言えます。

 また、男性が嫌う女性としては、「自分が見えていない女」という傾向があるようです。その根本には、年相応にという保守的な考え方があるよう。仕事や趣味や友達を持ち、男性よりも人生を謳歌しているように見える女性に対しての、自分を客観視することも大切だという警告にも見えます。女性のほうが他人からどう見られるかを意識していると言われますが、それも変わってきたのかも。

 恋愛に限らず、男女がともに生きる社会では、「異性から嫌われない」に越したことはありません。恋愛から離れて異性の目をあまり意識しなくなってしまったという方も、時には女性として、あるいは男性としての自分がどう見られているかという緊張感を持つことも大切かもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

ヒトは共同保育の動物――生物学からみた子育ての基礎知識

ヒトは共同保育の動物――生物学からみた子育ての基礎知識

ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(1)動物の配偶と子育てシステム

「ヒトは共同保育の動物だ」――核家族化が進み、子育ては両親あるいは母親が行うものだという認識が広がった現代社会で長谷川氏が提言するのは、ヒトという動物本来の子育て方法である「共同保育」について生物学的見地から見直...
収録日:2025/03/17
追加日:2025/08/31
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長 元総合研究大学院大学長
2

日本の弾道ミサイル開発禁止!?米ソとは異なる宇宙開拓の道

日本の弾道ミサイル開発禁止!?米ソとは異なる宇宙開拓の道

未来を知るための宇宙開発の歴史(7)米ソとは異なる日本の宇宙開発

日本は第二次大戦後に軍事飛行等の技術開発が止められていたため、宇宙開発において米ソとは全く違う道を歩むことになる。日本の宇宙開発はどのように技術を培い、発展していったのか。その独自の宇宙開拓の過程を解説する。(...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/02
川口淳一郎
宇宙工学者 工学博士
3

天平期の天然痘で国民の3割が死亡?…大仏と崩れる律令制

天平期の天然痘で国民の3割が死亡?…大仏と崩れる律令制

「集権と分権」から考える日本の核心(3)中央集権と六国史の時代の終焉

現代流にいうと地政学的な危機感が日本を中央集権国家にしたわけだが、疫学的な危機によって、それは早い終焉を迎えた。一説によると、天平期の天然痘大流行で3割もの人口が減少したことも影響している。防人も班田収授も成り行...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/01
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授 音楽評論家
4

世界は数学と音楽でできている…歴史が物語る密接な関係

世界は数学と音楽でできている…歴史が物語る密接な関係

数学と音楽の不思議な関係(1)だれもがみんな数学者で音楽家

数学も音楽も生きていることそのもの。そこに正解はなく、だれもがみんな数学者で音楽家である。これが中島さち子氏の持論だが、この考え方には古代ギリシア以来、西洋で発達したリベラルアーツが投影されている。この信念に基...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/08/28
中島さち子
ジャズピアニスト 数学研究者 STEAM 教育者 メディアアーティスト
5

発がんリスク、心身の不調…シフトワークの悪影響に迫る

発がんリスク、心身の不調…シフトワークの悪影響に迫る

睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(5)シフトワークと健康問題

社会的時差ボケの発生には、働き方も大きな影響をもっている。特にシフトワークによって不規則な生活リズムを強いられる業種ではその回避が難しい。今回は、発がんリスク、メンタルヘルスの不調など、シフトワークが抱える睡眠...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/08/30
西多昌規
早稲田大学スポーツ科学学術院教授 早稲田大学睡眠研究所所長