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1時間1000円から!「おっさんレンタル」とは何か?
レンタル界に衝撃!
「レンタル彼氏」、「レンタル彼女」が一時期話題となりましたね。時間制で、一緒に町を歩いたり、お話したり、お食事したりできるというサービスでしたが、ひとときの恋人気分を味わうことで、ちょっとした非日常を楽しみ、リフレッシュもできました。しかし、このレンタルサービスの中にも、もっと味わい深い世界があったのです。その名も「おっさんレンタル」。今年4月から6月まで日本テレビで放送された宮藤官九郎脚本のドラマ作品「ゆとりですがなにか」にも出てきています。まさか実在するなんて。なかなかパンチがきいています。どんなものなのか、気になりますね。
おじさまをカートに入れるなんて
おそるおそる「おっさんレンタル」のサイトをのぞいてみると、趣味や特技が豊富で、さらにとんでもない経歴を持っていらっしゃる方まで。お顔もさわやかでダンディズムにあふれています。気になる方を見つけて個々のページに進むと、そこには「カートに入れる」の文字が…。ものすごくシュールなのですが…何だか恐縮してしまいます。イベント同伴からお悩み相談までマルチに対応
どんなことができるのかというと、ライブやイベント同伴、カフェでお話、お悩み相談など、マルチに対応。得意なことを生かしたパフォーマンスをしてくださる方もいるとか。今のところ、一番多い利用目的は「同行」だそうですが、1時間1000円程度で色々とお願いできるとのことで、プロフィールを見ているだけでも興味深いです。責任者の方が直接会って面接をした上で選ばれた人材でさまざまな依頼に応えてもらえますが、当然ながらスキンシップは禁止。節度あるひとときを楽しむということですね。おっさんも捨てたもんじゃない
ではなぜ今、「おっさんレンタル」が話題になっているのでしょうか。家族の会話が希薄になっている現代、大人の意見を聞くことはなかなかないと思います。少子高齢化社会といっても、若者が大人の方と出会い、話し合える機会はそうありません。身近に自分と同じような年齢の人しかいない場合、相談しにくくて悩みを抱え込んでしまう若者もいるでしょう。そんなとき、歳の離れた人になら話しやすいのではないでしょうか。ちなみにこのサービスは、電車の中でおっさんの悪口を言う人を見返してやろうという精神から始まったということですが、お金のことは考えず、ボランティアに近い心で続けられているのだそうです。失礼な言い方になりますが、「おっさん」もまだまだ捨てたものではないということですね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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