社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
下の名前だけじゃない!珍しい「キラキラ名字」
昨今、何かと話題にのぼる“キラキラネーム”。実は名字にも “キラキラ”な読み方があることをご存知でしょうか。
とはいえ、名字は先祖代々受け継ぐ、いわば伝統のようなもの。さすがに新しくつくるということはまずありません。しかし、古くから伝わる名字には変わった読みのもの、思わず驚くような字面、キラキラネームに負けず劣らずの、エッジの立ったものもあります。
今回は、日本人ならば誰しもが持っている「名字」のなかでも、変わった読みのものを紹介していきましょう。
こうした鉱石や宝にちなんだ名前というのは縁起がよさそうですね。仏教において大切とされる七つの宝を表す「七宝(しっぽう)」や、そのもの「国宝(こくほう)」という名字もあります。いずれも全国で100人に満たず、実際に1,000点を超える国宝よりも貴重な名字といえそうです。
こうした強いイメージの名字は実際に「強いから」という理由だけでなく、戦いがあった場所などにもかかわりがあるようです。いかにも勇ましい「一番合戦(いちまかせ/いちばんがせ)」は実際には合戦場所が由来となり名前がついたとか。女優さんの名前で有名な「剛力(ごうりき)」も知られていますが、いずれも国内で50人もいません。
一方、神は神でも中には七福神の一人でもある「弁天(べんてん)」や「布袋(ほてい)」など神々の名前を持っている方や、「大仏(おおらぎ)」というおがみたくないような名字もあります。
「牛来(ごらい)」、「雲類鷲(うるわし)」、「鴨頭(かもがしら)」、「蜘手(くもで)」など、まるで奇譚に出て来そうなキャラクターがイメージできそうです。動物が祀られていた場所に縁があったり、飼育にかかわっていた、名字を考えた人物が好きだったということもあるでしょう。
「浮気(うきぎ)」や「二股(ふたまた)」という、どこからから週刊誌の大砲の音が聞こえて来そうな名字もありますが、いずれも決して恋愛に由来のあるものではありません。また、「十六女(いろつき)」という、可憐で艶っぽいイメージのものもあり、大人の雰囲気漂う名字はまだまだありそうです。
とはいえ、名字は先祖代々受け継ぐ、いわば伝統のようなもの。さすがに新しくつくるということはまずありません。しかし、古くから伝わる名字には変わった読みのもの、思わず驚くような字面、キラキラネームに負けず劣らずの、エッジの立ったものもあります。
今回は、日本人ならば誰しもが持っている「名字」のなかでも、変わった読みのものを紹介していきましょう。
ストレートな“キラキラ名字”「雲母(きらら)」
「雲母」とは、「きらら」の他に「うんも」とも読み、きらきらと光る鉱石の一種です。理科の授業などでも習うものなので、知っている人も多いかもしれません。「きら」という読み方もあり、日本画の絵の具の材料にも使われ、雲母の産地で発祥した名前とも言われます。この名字の方は、全国でおよそ60人ほどしかいないそうです。こうした鉱石や宝にちなんだ名前というのは縁起がよさそうですね。仏教において大切とされる七つの宝を表す「七宝(しっぽう)」や、そのもの「国宝(こくほう)」という名字もあります。いずれも全国で100人に満たず、実際に1,000点を超える国宝よりも貴重な名字といえそうです。
男の子なら憧れてしまう!?「無敵(むてき)」
なんとも勇ましい名前ですが、実際に戦いでの功績をほめられて付けられたのがはじまりといわれています。かなり珍しい名字ですが、男の子なら憧れてしまう名字ではないでしょうか。 名前からパワーがあふれていますね。こうした強いイメージの名字は実際に「強いから」という理由だけでなく、戦いがあった場所などにもかかわりがあるようです。いかにも勇ましい「一番合戦(いちまかせ/いちばんがせ)」は実際には合戦場所が由来となり名前がついたとか。女優さんの名前で有名な「剛力(ごうりき)」も知られていますが、いずれも国内で50人もいません。
由緒正しい神聖な「神(かみ/かなえ/じん)」
敬称の「様」をつけると、何だか不思議な気分になりそうですが、「神」は出雲大社に起源を持つ、由緒正しい名字です。また、天皇から姓を賜った神氏という一族もあり、やはり神聖なもの、神聖な場所に由来しています。意外とメジャーな名字で、国内でおよそ1万4000人の「神」様がいらっしゃいます。さすがに八百万よりは少ないですが、「神」とつく名字は、こうした神事などにかかわる場所や職業から取られることが多いようです。一方、神は神でも中には七福神の一人でもある「弁天(べんてん)」や「布袋(ほてい)」など神々の名前を持っている方や、「大仏(おおらぎ)」というおがみたくないような名字もあります。
動物にちなんだ名字なら最強!?「獅子王(ししおう)」
名字の中でも意外と多いのは動物に関する名字。「獅子王(ししおう)」はそのもの百獣の王というイメージですが、全国50人に満たないほど稀少な名字です。由来は詳しく分かっていませんが、動物に関する珍しい名字はこのほかにもいくつもあります。「牛来(ごらい)」、「雲類鷲(うるわし)」、「鴨頭(かもがしら)」、「蜘手(くもで)」など、まるで奇譚に出て来そうなキャラクターがイメージできそうです。動物が祀られていた場所に縁があったり、飼育にかかわっていた、名字を考えた人物が好きだったということもあるでしょう。
実は別の漢字から変化!?大人の雰囲気漂う「官能(かんのう/かんの)」
文字に起こすとなんとも色っぽい名字です。しかし、「官能」という名字の場合、元来は「菅野」や「管納」など、別の漢字を当てはめていたものが変化したという経緯があるようです。「浮気(うきぎ)」や「二股(ふたまた)」という、どこからから週刊誌の大砲の音が聞こえて来そうな名字もありますが、いずれも決して恋愛に由来のあるものではありません。また、「十六女(いろつき)」という、可憐で艶っぽいイメージのものもあり、大人の雰囲気漂う名字はまだまだありそうです。
名字の向こうにある人々の営み
いかがでしたでしょうか。古くから脈々と続いてきた名字もあれば、明治に入って先祖の誰かが思いつきでつけたという名字もあります。珍しさの差はありますが、いずれの名字にも、わたしたちがこの名前を受け継ぐまでに、たくさんの人々が関わり、営んできた歴史と文化があります。名字を調べながら、先祖たちの時代に思いをはせるのも楽しいかもしれませんね。~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
55年体制は民主主義的で、野党もブレーキ役に担っていた
55年体制と2012年体制(1)質的な違いと野党がなすべきこと
戦後の日本の自民党一党支配体制は、現在の安倍政権における自民党一党支配と比べて、何がどのように違うのか。「55年体制」と「2012年体制」の違いと、民主党をはじめ現在の野党がなすべきことについて、ジェラルド・カ...
収録日:2014/11/18
追加日:2014/12/09
5Gはなぜワールドワイドで推進されていったのか
5Gとローカル5G(1)5G推進の背景
第5世代移動通信システムである5Gが、日本でもいよいよ導入される。世界中で5Gが導入されている背景には、2020年代に訪れるというデータ容量の爆発的な増大に伴う、移動通信システムの刷新がある。5Gにより、高精細動画のような...
収録日:2019/11/20
追加日:2019/12/01
マスコミは本来、与野党機能を果たすべき
マスコミと政治の距離~マスコミの使命と課題を考える
政治学者・曽根泰教氏が、マスコミと政治の距離を中心に、マスコミの使命と課題について論じる。日本の新聞は各社それぞれの立場をとっており、その報道の基本姿勢は「客観報道」である。公的異議申し立てを前提とする中立的報...
収録日:2015/05/25
追加日:2015/06/29
BREXITのEU首脳会議での膠着
BREXITの経緯と課題(6)EU首脳会議における膠着
2018年10月に行われたEU首脳会議について解説する。北アイルランドの国境問題をめぐって、解決案をイギリスが見つけられなければ、北アイルランドのみ関税同盟に残す案が浮上するも、メイ首相や強硬離脱派はこれに反発している...
収録日:2018/12/04
追加日:2019/03/16
健康経営とは何か?取り組み方とメリット
健康経営とは何か~その取り組みと期待される役割~
近年、企業における健康経営®の重要性が高まっている。少子高齢化による労働人口の減少が見込まれる中、労働力の確保と、生産性の向上は企業にとって最重要事項である。政府主導で進められている健康経営とは何か。それが提唱さ...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/09/21