クスリのいらない健康法
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
がん治療で覚えておくべきは「低用量療法」
クスリのいらない健康法(2)抗がん剤治療を受けるなら
石原結實(医学博士/イシハラクリニック院長)
抗がん剤は身体への負担が大きい。しかし「ホルミシス効果」があるので、「毒」も少量ならば免疫向上に役立つ。だから、もし抗がん剤治療を受けるなら「低用量療法」にするべきだ。これが無理なら、たとえ常用量でも患者が体力をつけることで、副作用を少なくできる。医師・石原結實氏が、現実的ながん克服の方法を伝授する。「クスリのいらない健康法」シリーズ第2回。
時間:7分01秒
収録日:2015年6月14日
追加日:2015年9月28日
カテゴリー:
≪全文≫

●がん治療で覚えておくべきは「低用量療法」


 抗がん剤にもいろいろと問題があります。皆さんのうち、(確率から言えば)間違いなく2人に1人はがんになりますし、あと10年すれば、3人に2人ががんになるのですから、抗がん剤を受けないといけない羽目に陥るかもしれない。そうしたらどうするかということです。

 アメリカのミズーリ大学のラッキーという教授が、毒、例えば放射能や抗がん剤といった毒も、少量だと体に良い、すなわち免疫が上がるということを1970年に言いました。これを「ホルミシス効果」と言います。そしてこれが、全世界で学者の論争の的になったのです。「そんなことがあるのか」ということです。それで結局は、本当だということになったのです。ちょっとの毒は体に良い。例えば皆さん、福島の放射能はいやがるくせに、ラドン温泉には平気で行くでしょう、健康にいいとか言って。でもラドン温泉にも放射能はありますから。ああいうのをホルミシス効果と言います。

 だからもし、がんになって放射能(を使いましょう)と言われた場合、低用量療法というのがあるのですよ。抗がん剤の用量を少なくするものです。これがとても効果があり、がんはやっつけるが、身体にはほとんど害がない。そういうことが分かってきています。だから、もしがんと言われた場合、医者には「低用量療法をお願いします」と言ってください。でも、まず絶対にやってくれません。というのは、がんはたたかないといけないから、「これでは駄目です」と言うのです。

 そのとき、どうしたらいいか。あるとき、横浜のコックさんが肺がんで来院されました。でも手術は不可能、放射能も駄目、抗がん剤しかやらないと言うのですね。もっと言えば抗がん剤もやりたくないと言う。だいたい46年間の食生活が悪いのだから、1回(がん治療に)行ってきなさいと(言いました)。ただ「“低用量をお願いします”と言ってみたら」と提案したら、「(お願いしたけれど)やっぱり駄目でした」と言うのです。そうしたら、どうしたらいいか。

 常用量を使われて結果的に低用量になるには、自分自身の体力を上げればいいわけです。体力イコール筋力です。だからその人には、病院の入院中に、本当に暇なときは病院の庭を歩き回れと(言いました)。朝晩は階段の昇り降り、部屋の中では壁腕立てとスクワット、そういうことをやりなさいと。...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線(1)脳科学と「ミクロのマクロの隔たり」
脳が生きている、死んでいるとは?最新研究で迫る脳の秘密
毛内拡
最新の腰痛医療(1)導入された二つの医療と慢性腰痛
高齢者だけじゃない! 若年層にも腰痛が増えている
菊地臣一
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
20億人以上が肥満…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎
健診結果から考える健康管理・新5カ条(1)血管をより長く守ることが重要な時代
健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないこと
野口緑
今どきの若者たちのからだ、心、社会(1)ライフヒストリーからみた思春期
なぜ思春期は大事なのか?コホート研究10年の成果に迫る
長谷川眞理子
オートファジー入門~細胞内のリサイクル~(1)細胞と細胞内の入れ替え
ノーベル賞受賞「オートファジー」とは?その仕組みに迫る
水島昇

人気の講義ランキングTOP10
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
編集部ラジオ2026(14)小宮山宏先生:知識の構造化のために
【10min名作探訪】テンミニッツ・アカデミーの意義と発想法
テンミニッツ・アカデミー編集部
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
知識の構造化のために(1)テンミニッツTVの問題意識
「知識の爆発」の時代、不可欠なのは世界の全体像の把握
小宮山宏
ウェルビーイングを高めるDE&I(1)人と組織を取り巻く環境変化:前編
人材はコストではない!人的資本経営が注目されている背景
青島未佳
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
人の行動の「なぜ」を読み解く行動分析学(1)随伴性
三日坊主、部屋が片付かない…なぜできないか行動分析学で考える
島宗理
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
デジタル全体主義を哲学的に考える(1)デジタル全体主義とは何か
20世紀型の全体主義とは違う現代の「デジタル全体主義」
中島隆博
編集部ラジオ2025(28)内側から見た日米社会の実状とは
島田晴雄先生の体験談から浮かびあがるアメリカと日本
テンミニッツ・アカデミー編集部