クスリのいらない健康法
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食生活改善でがん死は減る
クスリのいらない健康法(12)アメリカが認めた日本食
石原結實(医学博士/イシハラクリニック院長)
40年前にアメリカで組織された政府委員会が出した結論は、なんと「一番健康的な食事は日本食だ」というものだった。西欧発の栄養学は見直され、アメリカでは野菜や穀物、低脂肪のタンパク質が重視されるようになった結果、心筋梗塞やがんの発症は減った。断食道場を主催する医師・石原結實氏が、健康な食事にまつわる外国の事例を紹介する。
時間:6分53秒
収録日:2015年6月14日
追加日:2015年12月7日
カテゴリー:
≪全文≫

●ヨーロッパ発の生ジュース療法とは


 それでは、図表7を見てください。生ジュース療法についてです。私は1979年に、スイスのベンナー病院というところへ少し勉強に行っていました。この病院は1897年に設立されていて、全世界から集まってくる難病・奇病の患者を食事療法だけで治す病院です。珍しい病院でしょう。

 この病院は、ヨーロッパのど真ん中にありながら、肉、卵、牛乳、バターを一切出しません。動物性の食品はヨーグルトだけです。あとは黒パン、ジャガイモ、ナッツ、生野菜、ハチミツ、岩塩です。これを調理して、食べ物を出す。そして朝から必ず飲ませるのが、ニンジン2本とリンゴ1個のジュースです。当時の院長に、なぜそんなにニンジンジュースが効くのかと聞いたら、その人は、人間の体に必要なビタミンとミネラルを全部含んでいるからだと言いました。そういうことで、家に帰ったら、ぜひニンジン2本、リンゴ1個でジュースを作ってください。レモンを入れても結構です。おいしいですし、それで十分ですよ。

 さらに図表7の下、胃潰瘍、肝臓病、がんがある人は、キャベツも入れてください。キャベツもビタミンが入って潰瘍にいいです。もう100年ぐらい前から、自然療法の分野ではキャベツががんに効果的だということが経験的に分かっていました。硫黄の成分でスルホラファンという物質がありますが、これががん細胞の増殖を抑えるということが最近分かりました。ですから、胃潰瘍、肝臓病、がんのある人は、キャベツを入れてください。ただキャベツを入れた汁を飲んだ場合は、おならが「硫黄な」匂いになります。硫黄が入っていますからね。だから、人の前でおならをしないでください。おならをすると、「さよおなら」と帰られますよ。自分が1人で風呂に入っているときに1発出すと、草津の温泉に行ったような感じになります。

 きゅうりには、イソクエルシトリンという利尿作用のある成分がありますから、高血圧、心臓病、むくみにとても効きます。パイナップルは、ブロメリンというタンパク分解酵素がありますから、肉をよく食べる人向けです。特に夏はリンゴが無くなりますから、ニンジンとパイナップルでジュースを作るといいです。パイン(pineapple)は、アップルという意味ですから、リンゴと同じような味です。イチゴはビタミンCと鉄がありますから、貧血などに効果的...

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