キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
「理念」は言葉ではない、「挑戦」をしつづけることである
キリンでつかんだ「幸せになる」仕事術(6)幸せと業績の一体化とは
田村潤(元キリンビール株式会社代表取締役副社長/100年プランニング代表)
使命を果たすために大事なのは、行動である。行動しているうちに何かが潜在意識にたまり、やがて顕在化して、よい結果をもたらす。行動に至るパターンはさまざまだが、最大の動機は「幸せになりたい」だった。名古屋では使命を果たすために組織や仕事のやり方を抜本的に見直した。「使命」に向かって挑戦しつづけることで、驚くほどに知恵や工夫が出るようになり、数字も上がっていった。この過程を通じて、彼らは幸せを得られた。まさに業績向上と個人の幸せが一体化したのである。(全8話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:16分10秒
収録日:2022年3月30日
追加日:2022年9月19日
≪全文≫

●「実行といふ行為には、常に理論より豊富な何ものかが含まれてゐる」


田村 ただ、繰り返し申し上げますが、誰か一人でいいのです。一人がそちらへ向かうと、必ずやっているうちに自分への信頼が高まってきます 。それは一番高いところ(に向かうからです)。企業の一番高いところは企業の使命ですから、それを果たそうと向かっていると、そこに向かっている自分を信頼できるようになってくるのです。

 行動によってです。行動する前はダメです。行動が非常に大事です 。「高知支店の奇跡」はやはり行動です。本質は行動、動くことです。

「最高の知性」といわれる小林秀雄のこういう言葉があります。

「実行といふ行為には、常に理論より豊富な何ものかが含まれてゐる 」(小林秀雄『私の人生観』)

 つまり実行すると、(これは経験があるのですが)営業活動などをやってみると、何かが生まれているのです。ただし、うまく言語化できない。だからメンバーに伝えられないのですが、何かがあるのです。潜在意識のほうが、顕在化しているものよりも、すごくいっぱいある気がします。

 潜在的なものというのは、置き換えられないけれども、何かがある。しかし、それがあるときに「わかる」。

 「わかる」というのは、日本語に置き換えることができるのです。「あ、こういうことではないか」と。そこで初めてメンバーとコミュニケーションが成立するのです。「こういうことじゃないか」「そうか」「じゃあ、こういうふうにやってみよう」とか「別のやり方でやってみよう」となって行動する。

 その行動によって、また潜在意識の中に、何か大事なことが出ているのです。それがあるときピンとくる 。

 ノーベル賞をもらった山中(伸弥)教授が「直感だ」とおっしゃっていました。やはり直感で、パッとひらめくのです。

―― 蓄積というか、いろいろな潜在(意識)にたまっていたものが、浮かび上がってくる。

田村 そうです、行動によって。そしてまた何かが出てくる。そしてまた行動。この繰り返しでした。ですから、行動が決定的に大事です。

 行動するには、勇気が要るのです 。だから勇気が大事です。では勇気はどこから出てくるのか。私の場合は、「自分との対話」でした 。

―― 「自分との対話」ですか。

田村 はい。結局、キリンビールという会社が、世の中に存在する必要があるの...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦
イーロン・マスクの成功哲学(1)マスクが「世界一」になるまで
イーロン・マスクは何がすごい?生い立ちと経歴
桑原晃弥
「逆・タイムマシン経営論」で磨く経営センス(1)人口問題の本質
「逆・タイムマシン経営論」は本質を見抜くための方法論
楠木建

人気の講義ランキングTOP10
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(6)漢字と理性と想像力
漢字と理性と想像力…いま日本人が考えるべきこととは?
橋爪大三郎
「ホメロス叙事詩」を読むために(7)オデュッセウスの冒険
ホメロスの『オデュッセイア』が描く苦難と誘惑の冒険譚
納富信留
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(1)変幻自在のキャリア論
なぜ第二の人生のためにキャリアの棚卸しが必要か~組織から自律へ
田中研之輔
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(16)エルのミュートス(物語)
エルの物語…臨死体験から考える「どういう人生を選ぶか」
納富信留
『タテ社会の人間関係』と文明論(7)日本型組織とリーダーシップの問題
『失敗の本質』より先に指摘した日本型組織の弱点
與那覇潤
人生100年時代の「ライフシフト概論」(1)人生100年時代のインパクト
80歳まで現役でいるために大切なこと…人生100年時代の発想法
徳岡晃一郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫