人生100年時代の「ライフシフト概論」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
キャリア自律のための「SECIモデル」とは何か
人生100年時代の「ライフシフト概論」(4)キャリア自律〈上〉
徳岡晃一郎(株式会社ライフシフト 代表取締役会長CEO/多摩大学大学院名誉教授・特任教授)
キャリア自律はライフシフトの重要なカギである。会社のために働く時代から、自分を中心に考える「終身知創」時代への転換が重要になっている現在、そのキャリアをSECIモデルに当てはめることで、われわれは長年築いてきたノウハウやコツ、経験などを共同化・表出化・連結化・内面化というサイクルに乗せ、磨き上げることができる。今回は「SECIモデル」について解説する。(全9話中第4話)
時間:10分29秒
収録日:2022年6月15日
追加日:2022年10月1日
≪全文≫

●「終身知創」のために、ベテラン資産を棚卸し


 今度は第2話で少し触れましたが、今回は「キャリア自律」について、具体的にどのような戦略で行っていくのかということについてお話をしていきたいと思います。

 基本の考え方は、何度も言いましたが「終身知創」です。終身、すなわち人生100年にわたって、常に価値を生み出す自分というものをどう創っていくのかという話になります。

 そのためのカギとして、私は「キャリアをSECIキャリアモデルで振り返りましょう」と書きました。「SECIモデル」についてはあとで説明しますが、このモデルをキャリアに当てはめて、自分の長い人生の旅路(ライフシフト・ジャーニー)をどう作っていくのかということを考えていっていただきたい。今日は、そのお話をしたいと思います。

 そもそもわれわれには、相当なベテラン資産があります。いろいろなことを行ってきたので、それは暗黙知だったり形式知だったりします。形式知になっている部分はいいのですが、多くのものは暗黙知になっています。

 多くの人の場合、自分の体に染みついたものを使って、自分には本当は何ができ、何が得意なのか、よく分からないまま、ただやっている場合が大半だと思います。ですが、それらが本当はベテランになったときの資産になっているわけです。それは、若い人たちがまだ知らない、全然経験できていないこと、でもわれわれは知っている、あるいは経験していることです。


●いつでも活用できるよう知をアップデートする方法


 ただ、それをきちんと言語化しないと、自分でも忘れてしまうし、人にも伝えられない。そうすると価値にはならないということです。ベテラン資産を言語化することが非常に大事ですし、言語化することで、逆に「これは、もう古い」ということに気づく可能性もあります。つまり、これはベテラン資産のアップデートにもつながります。暗黙知は放置すると劣化してしまうし、言語化すると活用できるということです。

 スライドに「人生の後半で3つの苦悩へ転落」とあります。せっかく資産として持っていても、それを活用できないとすると、結局価値を生み出せないということです。価値を生み出せないと、人生後...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正
バブル世代の現実とこれからの生き方
バブル世代は「バブル崩壊世代」、苦労の先に見えるものがある
江上剛
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛

人気の講義ランキングTOP10
新しい循環文明への道(1)採掘文明から循環文明へ
2026年頭所感~循環文明の「三つの柱」…いよいよ実現へ
小宮山宏
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(5)羽柴軍団の戦い方
長期包囲戦が得意!?“軍事的天才”秀吉の戦い方の特徴
黒田基樹
逆境に対峙する哲学(6)分別からの超越
ネガティブ・ケイパビリティとは?信じて待つことの意味
津崎良典
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
折口信夫が語った日本文化の核心(1)「まれびと」と日本の「おもてなし」
「まれびと」とは何か?折口信夫が考えた日本文化の根源
上野誠
過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス
MAGA内戦、DSAの台頭…過激化が完了した米国の現在地
東秀敏
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?
島田晴雄
生成AI・大規模言語モデルのしくみ(3)言語モデルと「自己教師あり学習」
正解がタダ!?大規模言語モデルの「自己教師あり学習」とは
岡野原大輔
「アメリカの教会」でわかる米国の本質(1)アメリカはそもそも分断社会
「キリスト教は知らない」ではアメリカ市民はつとまらない
橋爪大三郎