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シリア内戦

シリア内戦
シリアのアサド大統領の独裁政治体制に対して、2011年ごろから始まったアラブ世界における民主化運動「アラブの春」によって生じた人民たちの反抗として始まった「シリア内戦」。しかし、この「内戦」という言葉は、現在のシリアの状況を補足するには完全なものではない。歴史学者で東京大学名誉教授の山内昌之氏は「内戦」を「国民が二つ以上の陣営に分かれて戦う」と定義し、アサド政権が持ちこたえている理由として、外国勢力による介入と援助を挙げ、シリアの状況は「内戦」に当てはまらないとしている。人口2200万人のうち400万人が国外難民となり欧州に押し寄せ、国内でも700万人もの住民が難民化しているシリアには一体、今何が起きているのか、詳しく解説する。

6ヶ国競合状態にある中東の鍵を握るのはイラン

トランプ政権の中東政策(5)中東で拮抗する6ヶ国
歴史学者の山内昌之氏が現在の中東におけるキー国家の関係について解説する。複雑な構図を持つアラブ世界において、その運命を決したり判断したりできる国はアラブ諸国にはない。今、中東情勢の鍵を握るのは、ト...
収録日:2018/06/21
追加日:2018/07/26
山内昌之
東京大学名誉教授

悲惨極まるアレッポ、アサドこそ激化するシリア問題の火種

シリア・アレッポ情勢と三つの「限りなく嘘に近い神話」
シリア北部の中心都市アレッポの情勢は悲惨を極めている。忘れてならないのは、この地区を包囲したのは他ならぬシリアの政府軍、空爆を加えたのはアサド大統領を支援するロシアだということだ。「国家主権防衛の...
収録日:2016/11/02
追加日:2016/11/22
山内昌之
東京大学名誉教授

テロ拡大を放置すれば世界大戦を招きかねない―デフガーン

モスクワ国際安全保障会議(4)イラン・シリアの主張
G7と中ロでは、シリア内戦への見方は正反対だ。伊勢志摩サミットといわばネガポジの議論が展開された「第5回モスクワ国際安全保障会議」で、当のイラクとシリアの代表は何を語ったのか。「誰が悪いか」の議論...
収録日:2016/05/09
追加日:2016/07/07
山内昌之
東京大学名誉教授

なぜシリア内戦でアサド政権は持ちこたえているのか

混沌のシリア情勢を読む(3)シリア内戦の特異性
歴史学者・山内昌之氏が、シリア情勢を「内戦」という観点から語る。山内氏は「内戦」の定義づけ、特徴検出を行い、そのいずれにおいてもシリアは「内戦」状態から外れていると指摘する。シリア情勢の特異性とは...
収録日:2015/10/05
追加日:2015/10/29
山内昌之
東京大学名誉教授

シリア内戦で生まれた国外難民400万人

シリア難民問題(1)クルディ少年の悲劇
ヨーロッパ国境に難民が押し寄せている。イスラム国(IS)の台頭などの影響を受け、シリアやイラクでは数百万人規模の人びとが国外退去を余儀なくされ、あるいは国内で避難民となっているのだ。とりわけクルド...
収録日:2015/09/16
追加日:2015/09/18
山内昌之
東京大学名誉教授