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移民問題

移民問題
「移民」とは、元来、命の安全、信仰の自由、生活の向上などを目的に、他国に人々が移り住む現象のことを指す。労働力が不足している国(多くの場合は先進国)が安定した収入をめざす開発途上国の人々を受け入れるケースは多々あり、「自由の国アメリカ」は「移民の国」として発展を遂げてきたと言っても過言ではない。しかし、21世紀の移民・難民問題は、その数の増加とともにさまざまな議論を招いている。他国からの移民の増加で自国民が労働機会を奪われたことによる深刻な経済格差、増大するテロの脅威などが原因である。2016年、イギリスはEU離脱を決断したが、EU圏内では労働者は自由に移動できるというEU法が大きな一因となっているのは明らかである。また、トランプ大統領は「あらゆる脅威からアメリカ国民を守る」という理由で移民排斥論を展開し、イスラム数ヶ国からの入国禁止、難民受け入れの一時停止などに関する大統領令を発令した。連邦地裁は執行停止を命じたが、2017月6月連邦最高裁はイスラム入国禁止に関しては「部分的に容認する」と決定し波紋を呼んでいる。「10MTVオピニオン」では、公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏が、実際に見聞してきた欧州移民事情をレポートしつつ、グローバルな視点で移民問題を解説。また、慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏は、日本独自の移民に関する問題点を指摘、問題提起をしている。

トランプ氏が共和党を乗っ取るか?移民問題や格差での分極化

日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(5)分極化と米中関係への影響
トランプ政権誕生以前からアメリカやヨーロッパの政治を見守ってきた人びとにとって、ポピュリズムの蔓延と分極化の進行は世界的な課題である。アイデンティティ・ポリティクスや移民問題、アメリカの対中国外交...
収録日:2020/08/27
追加日:2020/10/28
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

ゲルマン民族大移動と現代の移民・AI…なぜ比較すべきか

教養としての世界史とローマ史~ローマ史講座・講演編(6)世界史の中の異民族
「世界史の中の異民族」に着目することも、世界史を見ていく上での切り口の一つとして挙げられる。4世紀末からのゲルマン民族の移動がローマ帝国に大きな影響を与えたように、異民族の侵入や異なる文化規範の登場...
収録日:2018/11/28
追加日:2019/07/27
本村凌二
東京大学名誉教授

難民問題とギリシャ問題をメルケル首相は乗り切れるのか

2017年世界と日本(2)BREXITとEUの激動(後編)
EU全体に影を落としているのが、難民問題とギリシャ問題だ。ドイツのメルケル首相は、果たしてこの難局を乗り切れるのだろうか。(2017年1月24日開催島田塾第142回勉強会島田晴雄会長講演「2017年 年頭所感」より...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/03
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

「ハード・ブレグジット」への道は長く険しい

2017年世界と日本(2)BREXITとEUの激動(前編)
トランプ勝利同様、イギリス国民が決断したブレグジットもまた世界の予想に反していた。なぜ国民投票は行われ、採択の決め手はどこにあったのか。また、この先のブレグジット実行への道のりはどうなるのか。(201...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/02
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

的外れな少子化対策…男女共同参画や待機児童より非婚・晩婚

第三次ベビーブームはなぜ起きなかったのか
日本には、これまで二度のベビーブームがあった。第一次ベビーブームは第二次世界大戦後、昭和22年から昭和24年に生まれた「団塊の世代」。第二次ベビーブームは、この世代が親となった昭和46年から昭和49年頃を...
収録日:2017/03/27
追加日:2017/04/27
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授

厄介なのは「難解な日本語」という壁

「移民問題」の要諦とは何か?
「移民」と聞いて、何をイメージするだろうか。工事現場の労働者? 外国人技能実習生の実態問題や違法移民? だが実はすでに相当数の外国人が日本で働いていて、社会を構成する重要なファクターとなっていると...
収録日:2014/10/09
追加日:2015/01/16
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授