テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2024.03.19

「器が小さい」と思われる人の特徴

 よく「あの人は器が小さい人だな」という話を耳にしますが、実際、どのような人のことを指すのでしょうか。たとえば、会社のなかで知らず知らずのうちにそう思われているとしたら、ちょっと悲しいですよね。それが上司という立場の人ならなおさらです。

 では、「器が小さい人」には具体的にどんな特徴があるのでしょう。今回、スタッフが独自にアンケートをとって調べたところ、5つの特徴が見えてきました。

自分の非を認めない

 問題が起こったとき、喧嘩をしたとき、うまくいかなかったとき、自分の何がいけなかったのか、反省しない人は、「器が小さい人」だと思われているようです。勘違いをして人を責めたり、不用意な発言で人を傷つけてしまったにもかかわらず、謝った方が負けだと意地を張ってしまう人もいるそうですが、そうなると余計にかっこ悪いですね。気をつけたいものです。

自分の損得だけ考えて行動する

 人を助けたり、手伝ったりというときに、「それって何か得するの?」と考えてしまうのも、「器が小さい人」の特徴とのこと。見返りなど求めず何でもしよう、とまでは言いませんが、とにかく自分の得になることしかしないということでは、器は小さいままということです。また、自分が好きな人にはとことん尽くせても、嫌いな人にはまったく優しくしない、という人もこの部類に入るでしょう。

人の幸せを喜べない

 人が成功したときに、素直に祝福できないことも器の小さい人の特徴です。他人がうまくいっても、そのことに嫉妬してしまい、おめでとうすら言えないのは、とても悲しいことですよね。でも実は、こういう人たちの大半は、自分に自信が持てていないのだといいます。相手が先に行ってしまい、置いてけぼりにされたと感じているそうです。

許容範囲が狭い

 誰でも、それを言われたら、あるいはそれをされたら我慢できないという境界線のようなものを持っているのではないでしょうか。その許容範囲があまりにも狭いと、器が小さいと思われてしまうようです。自分の価値観や考え方などから少しでも外れているともうだめだと切り捨てたり、怒ったりするのもこのタイプの特徴です。

人のミスに厳しすぎる

 仕事でミスをしたときは、指摘されても仕方はありません。しかし、たとえば他愛もない普段の会話の中で、ちょっとした言い間違いをした、あるいは思い違いで答えてしまったことに対して、厳しすぎる人がいますが、そうした人も器が小さい人と思われているそうです。ミスは決していいことではないですが、あまりに完璧を求めすぎると、窮屈に感じるということでしょう。

「器が小さい人」は自信がない?

 今回、「器が小さい人」の特徴として5つ挙げましたが、みなさんはどう感じましたか。見方を変えると、怒りやすいのは傷つきやすいから、幸せを喜べないのは自分に自信がないから、優しくできないのは相手のことが怖いから、と捉えることもできるのではないでしょうか。そうなると、人から「器が小さい人」と見られているということは、もしかしたらその人自身の弱さや不足感から出てきていることなのかもしれませんね。

 普段は意識していなくても、もしかすると、自分にもあてはまるかもしれません。一度、自分のことも客観視してみてはいかがでしょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える

歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える

運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」

歴史における「運」とはどういうものだろうか。例えば、富裕と貧困という問題について、「運」で決まるのか、あるいは「運」とは異なる努力、教養、道徳などの要素で決まるのかという点でも、思想家たちの考え方は分かれる。第1...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/04/18
山内昌之
東京大学名誉教授
2

多神教の日本と民主主義…議論の強化と予備選挙の導入を

多神教の日本と民主主義…議論の強化と予備選挙の導入を

民主主義の本質(4)日本の民主主義をいかに強化するか

民主主義の発展において、キリスト教のような一神教的な宗教の営みがその礎にあった。では、そうした宗教的背景をもたない日本で、民主主義を育てるにはどうしたらいいのか。人数が多ければ正しいというのは「ポピュリズム」の...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/04/16
橋爪大三郎
社会学者
3

急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景

急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(3)インドネシアの成長とトルコの外交力

グローバル・サウスの中でも高度経済成長を遂げているのがインドネシアだ。長期のスカルノ時代とスハルト時代を経てその後に民主化が進んだ、東南アジアで最大のイスラム教国である。また、トルコは多国間に接する地理的特性と...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
4

ロシアによるウクライナ侵略で国際政治はどう変わったのか

ロシアによるウクライナ侵略で国際政治はどう変わったのか

ウクライナ侵略で一変した国際政治(1)歴史的経緯とNATOの存在

ロシアによるウクライナ侵略によって、国際政治は一変したといわれる。だが、具体的には何がどう変化したのか。この問題について大事なのは、両国のみならずヨーロッパとロシア、さらにアメリカも含めた各国の関係、その歴史的...
収録日:2022/05/10
追加日:2022/05/27
小原雅博
東京大学名誉教授
5

なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る

なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る

チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由

「心理的安全性」は近年もっとも注目されるビジネスバズワードの一つともいわれている。その背景には、コロナ禍におけるリモートワークの増大、社会全体が未来予測の難しい「VUCAの時代」に入ったことがある。職場環境が多様に...
収録日:2022/04/26
追加日:2022/07/23
青島未佳
一般社団法人チーム力開発研究所 理事