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全世帯の「1カ月の食費平均」は〇万円!
一人暮らしからDINKS(子どもを持たない共働きの夫婦)、ファミリーにいたるまで、毎月考えなくてはいけないのが生活費。一体何にどれくらいかけているのか。みんなはどんな感じなのか。まずは、身近な「食費」から調べてみました。
[消費支出と食費の平均額]
・総世帯
消費支出249,704円 食費68,255円
・二人以上の世帯
消費支出293,379円 食費80,461円
・単身世帯
消費支出163,781円 食費44,263円
一人暮らしで食費4万円超、ファミリーでは8万円超。多いと思われるか少ないと思われるかは、地域差があるでしょう。そのなかで、厳密に「食費」とも言い切れない外食費や酒類はどのぐらいを占めているのでしょう。
[外食と酒類の平均支出額]
・総世帯
外食14,114円 酒類2,947円
・二人以上の世帯
外食11,942円 酒類3,120円
・単身世帯
外食12,877円 酒類2,072円
一人暮らしでは外食に頼る比率が高くなるのが一目瞭然。他にも細かく品目をチェックしていくと、動物性たんぱく質や野菜、菓子類はファミリーの消費率が高く、酒以外の飲料は単身世帯でよく飲まれるなど、それぞれの傾向が見えてきます。特に差がついたのは肉類で、「二人以上の世帯」7,447円、「単身世帯」2,138円。シングルの人たちは、その分を外食で補っているのでしょうか?
「日本が貧しくなっている証拠か?」と早合点しそうですが、そうではありません。二人以上の世帯を見る場合、世帯主の年齢による差が明らかだからです。世帯主が20代~50代ではエンゲル係数は25%以下に留まっていますが、60代では27.1%、70歳以上の世帯では28.6%を記録しています。年金生活になると収入は限られますが、食費は削れないという実態がお分かりいただけるでしょう。
[エンゲル係数の高い都道府県トップ5]
1位 京都府 30.54%
2位 兵庫県 30.11%
3位 大阪府 30.03%
4位 青森県 29.74%
5位 和歌山県 28.93%
[エンゲル係数の低い都道府県トップ5]
1位 香川県 24.63%
2位 山口県 25.04%
3位 徳島県 25.30%
4位 茨城県 25.34%
5位 高知県 25.53%
関西勢の高さが圧倒的ですね。ちなみに東京都は12位27.94%、神奈川県も12位27.94%、千葉県は15位27.60%です。
こちらも「都道府県別統計とランキングで見る県民性」を参照していますが、元のデータは総務省の家計調査から。二人以上の世帯が年間に支出する総費用が調査されていて、学校給食以外のすべての外食、ドーナツから社食、居酒屋まであらゆる飲食店での外食をカウントしています。金額は年間費用(月割にしたもの)の順番です。
[外食費用の高い都道府県トップ5]
1位 東京都 232,619円(19,385円)
2位 愛知県 192,946円(16,078円)
3位 埼玉県 187,494円(15,625円)
4位 神奈川県 185,142円(15,429円)
5位 岐阜県 181,655円(15,138円)
[外食費用の低い都道府県トップ5]
1位 青森県 85,501円(7,125円)
2位 鳥取県 112,286円(9,357円)
3位 沖縄県 115,915円(9,660円)
4位 秋田県 117,027円(9,752円)
5位 山口県 125,235円(10,436円)
エンゲル係数の高かった関西勢はというと、京都府が6位174,654円、大阪府が10位164,844円、兵庫県14位160,331円、和歌山県38位131,434円です。
多いものから順に並べると、
住居費:25%
預貯金:18%
食費:15%
小遣い:8%
水道光熱費:6%
通信費:5%
教育費:4%
生命保険料:4%
日用品:2%
交通費:2%
被服費:2%
交際費:2%
娯楽費:2%
医療費:1%
嗜好品:1%
その他:3%
という割合です。
これを可処分所得30万円の場合に当てはめてみると、どうなるでしょうか。
住居費:75,000円
預貯金:54,000円
食費:45,000円
小遣い:24,000円
水道光熱費:18,000円
通信費:15,000円
教育費:12,000円
生命保険料:12,000円
日用品:6,000円
交通費:6,000円
被服費:6,000円
交際費:6,000円
娯楽費:6,000円
医療費:3,000円
嗜好品:3,000円
その他:9,000円。
理想と現実のギャップ、なかなかキビシイと感じる方が多いのではないでしょうか。
全世帯の食費平均は7万円に迫る勢い。単身では4万円超にも
総務省統計局では、毎年「家計調査」を行なっています。最初に食費の平均から見ていきましょう。消費支出とは、保険料や税金を引いた「手取り」の額、いずれも2019年の比較です。[消費支出と食費の平均額]
・総世帯
消費支出249,704円 食費68,255円
・二人以上の世帯
消費支出293,379円 食費80,461円
・単身世帯
消費支出163,781円 食費44,263円
一人暮らしで食費4万円超、ファミリーでは8万円超。多いと思われるか少ないと思われるかは、地域差があるでしょう。そのなかで、厳密に「食費」とも言い切れない外食費や酒類はどのぐらいを占めているのでしょう。
[外食と酒類の平均支出額]
・総世帯
外食14,114円 酒類2,947円
・二人以上の世帯
外食11,942円 酒類3,120円
・単身世帯
外食12,877円 酒類2,072円
一人暮らしでは外食に頼る比率が高くなるのが一目瞭然。他にも細かく品目をチェックしていくと、動物性たんぱく質や野菜、菓子類はファミリーの消費率が高く、酒以外の飲料は単身世帯でよく飲まれるなど、それぞれの傾向が見えてきます。特に差がついたのは肉類で、「二人以上の世帯」7,447円、「単身世帯」2,138円。シングルの人たちは、その分を外食で補っているのでしょうか?
エンゲル係数は、どうなっているの?
食費が家計の消費支出に占める割合を「エンゲル係数」と言います。一般にエンゲル係数の値が高いほど生活水準は低いとされます。生きていく上で基本となるのが食費だからです。このエンゲル係数の推移を長期的に見ると、2001年から2008年頃までは23.0%前後をキープしていたのが、2008年以来徐々にアップ。2015年には25.0%に達し、2020年2月においては、コロナ禍の影響もあり急上昇しています。「日本が貧しくなっている証拠か?」と早合点しそうですが、そうではありません。二人以上の世帯を見る場合、世帯主の年齢による差が明らかだからです。世帯主が20代~50代ではエンゲル係数は25%以下に留まっていますが、60代では27.1%、70歳以上の世帯では28.6%を記録しています。年金生活になると収入は限られますが、食費は削れないという実態がお分かりいただけるでしょう。
エンゲル係数の高い都道府県は?
では、「食」にお金をかける土地柄があるのかどうかを、「都道府県別統計とランキングで見る県民性」でチェックしてみましょう。2014年~2018年年の5年間を平均した数値で比較されています。全国平均は27.35%です。[エンゲル係数の高い都道府県トップ5]
1位 京都府 30.54%
2位 兵庫県 30.11%
3位 大阪府 30.03%
4位 青森県 29.74%
5位 和歌山県 28.93%
[エンゲル係数の低い都道府県トップ5]
1位 香川県 24.63%
2位 山口県 25.04%
3位 徳島県 25.30%
4位 茨城県 25.34%
5位 高知県 25.53%
関西勢の高さが圧倒的ですね。ちなみに東京都は12位27.94%、神奈川県も12位27.94%、千葉県は15位27.60%です。
外食費用の高い都道府県も調べてみた!
外食費を食費に含めるのか、それぞれの小遣いにカウントするのか。まるで遠足のときの「バナナはおやつに入りますか?」の質問のようですが、攻防の激しい家庭も多いのではないでしょうか。こちらも「都道府県別統計とランキングで見る県民性」を参照していますが、元のデータは総務省の家計調査から。二人以上の世帯が年間に支出する総費用が調査されていて、学校給食以外のすべての外食、ドーナツから社食、居酒屋まであらゆる飲食店での外食をカウントしています。金額は年間費用(月割にしたもの)の順番です。
[外食費用の高い都道府県トップ5]
1位 東京都 232,619円(19,385円)
2位 愛知県 192,946円(16,078円)
3位 埼玉県 187,494円(15,625円)
4位 神奈川県 185,142円(15,429円)
5位 岐阜県 181,655円(15,138円)
[外食費用の低い都道府県トップ5]
1位 青森県 85,501円(7,125円)
2位 鳥取県 112,286円(9,357円)
3位 沖縄県 115,915円(9,660円)
4位 秋田県 117,027円(9,752円)
5位 山口県 125,235円(10,436円)
エンゲル係数の高かった関西勢はというと、京都府が6位174,654円、大阪府が10位164,844円、兵庫県14位160,331円、和歌山県38位131,434円です。
家計費の割合には、黄金比がある!?
最後に、家計費という観点から食費の割合をチェックしてみましょう。「家計の黄金比率」とは、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが考案した「お金がたまっている家」の費目から割り出した理想の割合です。多いものから順に並べると、
住居費:25%
預貯金:18%
食費:15%
小遣い:8%
水道光熱費:6%
通信費:5%
教育費:4%
生命保険料:4%
日用品:2%
交通費:2%
被服費:2%
交際費:2%
娯楽費:2%
医療費:1%
嗜好品:1%
その他:3%
という割合です。
これを可処分所得30万円の場合に当てはめてみると、どうなるでしょうか。
住居費:75,000円
預貯金:54,000円
食費:45,000円
小遣い:24,000円
水道光熱費:18,000円
通信費:15,000円
教育費:12,000円
生命保険料:12,000円
日用品:6,000円
交通費:6,000円
被服費:6,000円
交際費:6,000円
娯楽費:6,000円
医療費:3,000円
嗜好品:3,000円
その他:9,000円。
理想と現実のギャップ、なかなかキビシイと感じる方が多いのではないでしょうか。
<参考サイト>
・総務省:家計調査 2019年(令和元年)平均 (2020年2月7日公表)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html#nen
・エンゲル係数 [ 2018年第一位 京都府 ]
http://todo-ran.com/t/kiji/18372
・外食費用 [ 2016年第一位 東京都 ]
http://todo-ran.com/t/kiji/16690
・総務省:家計調査 2019年(令和元年)平均 (2020年2月7日公表)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html#nen
・エンゲル係数 [ 2018年第一位 京都府 ]
http://todo-ran.com/t/kiji/18372
・外食費用 [ 2016年第一位 東京都 ]
http://todo-ran.com/t/kiji/16690
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