社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
口内炎を早く治すあの方法は本当なのか?
疲れていたり、口の中を噛んでしまったりするとすぐにできてしまう口内炎。一度口内炎ができてしまうと、完治するまでは喋るのも食べるのも気になってしまいますよね。誰もが辛い思いをしたことがある口内炎について、ネットではさまざまなエピソードがささやかれています。それらはホント?それともウソ??今回はその真偽について調べてみました。
口の中に口内炎ができているとそれだけでなんとなく気分が落ち込んでしまうもの。どうしても気になるのはしょうがないですが、患部には触らないのが一番です。健康と口内環境に気をつけて、なるべく口内炎ができない生活を心がけるようにしましょう。
疲れていると口内炎ができやすいってホント?
睡眠不足やストレス、体調不良になると口内炎ができやすいのはホントの話。これは口内炎の原因のひとつであるビタミンB2不足を引き起こしてしまうためです。ビタミンB2は粘膜を守る働きのほかに、摂取した栄養をエネルギーに変換する働きも持っています。体調不良のときには後者の働きを優先させてしまうために、口内の粘膜の代謝が悪くなり口内炎ができやすくなるのです。口内炎は心身が疲れているサインともいわれるので、充分な休息をとってほしいという体の声だと思うようにしましょう。塩やハチミツを塗ると早く治るってホント?
代表的な民間療法のひとつに、塩やハチミツを患部に直接塗るというものがあります。日本だけでなく海外でも見られる民間療法で、実際に効果があったという声もあるようです。これは塩やハチミツが殺菌効果を持つことから広まったようですが、そもそも口内炎は体の内側に原因がある場合が多いので、この方法が必ずしも効果があるとはいえません。実際にやってみると患部に激痛が走るためにオススメもできませんので、患部を清潔にして薬を塗るほうが安全といえるでしょう。口内炎を潰すと早く治るってホント?
口の中の異物感が気になりすぎて、いっそのこと口内炎を潰したい人もいるかもしれませんが、これはNGです。潰してしまうと患部に雑菌が入ってしまい、炎症がより悪化する恐れもあります。また、意識してなくてもいつのまにか口内炎が潰れていることもありますよね。食後は歯を磨く、定期的にうがいをするなど口の中を清潔にしておくことは口内炎ができたときの対策にも予防にもなりますので、心がけると良いでしょう。口内炎の予防には唾液が重要ってホント?
唾液は汚れを流して抗菌する作用のほかに、粘膜の保護や修復の働きを持ち、口内環境を整えるためには欠かすことができません。そのため、加齢やストレス、ドライマウスなどで唾液が減少してしまうと口内炎ができやすくなってしまいます。口が乾きやすいと感じる人は口内炎に対して注意が必要です。歯並びと口内炎が関係あるってホント?
これまで口内炎は体の内側に原因があると書いてきましたが、物理的にケガをして炎症を起こしてしまい口内炎になってしまうこともあります。なかでも口内炎が繰り返しできる人は、噛み合わせが悪かったり、歯が少し飛び出しているために粘膜を傷つけてしまっている可能性も。一度自分の歯並びを見直してみるのも良いかもしれません。口の中に口内炎ができているとそれだけでなんとなく気分が落ち込んでしまうもの。どうしても気になるのはしょうがないですが、患部には触らないのが一番です。健康と口内環境に気をつけて、なるべく口内炎ができない生活を心がけるようにしましょう。
<参考サイト>
・chocola.com「口内炎の症状と原因」
https://www.chocola.com/kounaien/symptom01/
・MEDLEY「口内炎に塩、はちみつは効く?おすすめの食べ物を紹介」
https://medley.life/diseases/54ed84336ef458ce3585cdb0/details/treatment/diet/
・メンズスキンケア大学「口内炎を潰すのは良くない」
http://mens-skincare-univ.com/article/008609/
・ハコラム「繰り返す口内炎は歯並びが関係する?」
http://www.sbc-dental.com/column/teeth-alignment/189.html
・chocola.com「口内炎の症状と原因」
https://www.chocola.com/kounaien/symptom01/
・MEDLEY「口内炎に塩、はちみつは効く?おすすめの食べ物を紹介」
https://medley.life/diseases/54ed84336ef458ce3585cdb0/details/treatment/diet/
・メンズスキンケア大学「口内炎を潰すのは良くない」
http://mens-skincare-univ.com/article/008609/
・ハコラム「繰り返す口内炎は歯並びが関係する?」
http://www.sbc-dental.com/column/teeth-alignment/189.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
ハミルトン経済学の継承者クレイのビジョンと歴史的影響
米国派経済学の礎…ハミルトンとクレイ(2)クレイの米国システム
歴史への回帰――トランプ第2次政権がその復活を標榜するのは、1820年代に登場したヘンリー・クレイの「米国システム」だった。そこには高関税、国内インフラの開発、第二合衆国銀行の設立という3つの柱があった。それによって、1...
収録日:2025/05/15
追加日:2025/07/15
胆のう結石、胆のうポリープ…胆のうの仕組みと治療の実際
胆のうの病気~続・がんと治療の基礎知識(1)胆のうの役割と胆石治療
消化にとって重要な臓器「胆のう」。この胆のうにはどのような仕組みがあり、どのような病気になる可能性があるのだろうか。その機能、役割についてあまり知る機会のない胆のう。「サイレントストーン」とも呼ばれる、見つけづ...
収録日:2024/07/19
追加日:2025/07/14
青春期は脳のお試し期間!?社会的ニッチェと信頼の形成へ
今どきの若者たちのからだ、心、社会(2)思春期の成長、青春の脳
思春期にからだが急激に成長することを「思春期のスパート」と呼ぶ。先行して大きくなった脳にからだを追いつかせるための戦略である。脳はそれ以上大きくならないが、脳内の配線が変化する。そうした青春期の脳の実態を知るた...
収録日:2024/11/27
追加日:2025/07/12
イエスも法華経のアバター?「全世界救済」の具体像を示す
おもしろき『法華経』の世界(7)真の救済に向かう
『法華経』の原題は「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」といい「白蓮の正しい教え」を表す。想像を超えた長い年月、無数のアバターを通して『法華経』が目指すのは真の救済である。それゆえキリスト教のイエスも「久遠実成...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/07/13
行動経済学の教科書に出てくる面白い具体例…デコイ効果
ビジネス・エコノミクス(4)行動経済学の活用<前編>
20年ほど前には異端として見られていた行動経済学が、非常に重要な意味を持っていることが分かってきた。行動経済学は、人びとの行動は必ずしも合理的でないことを踏まえた議論で、消費者の癖を利用しつつ、モノの売買やマーケ...
収録日:2021/12/09
追加日:2022/03/10