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DATE/ 2017.11.07

糖質制限を諦めた人は必見!「レジスタントスターチ式ダイエット」とは?

 白米、麺、パン、パスタなどに含まれる糖質を控えれば痩せるという糖質制限ダイエットが流行ってはや数年。この考えは、すっかり定着しつつありますが、これら糖質が含まれるものといえば「炭水化物」です。

 しかし、炭水化物は日本人の大事な主食であるお米も含んでいるのが考えどころ。ダイエットのために短期間行う、または3食のうち1食だけ炭水化物を控えるぐらいならまだしも、全体的に炭水化物を控えるとなるとどうでしょう。

 大好きな炭水化物を抑えることがストレスになったり、おかずでお腹をいっぱいにするために、多品目の食材を用意する必要性からお財布事情が厳しくなったり……結局続かずに途中で挫折してしまった人も多いのでは。

 ではそんななか、「でもやせたいし、でも炭水化物を諦められないし、どうしたらいいの?」という人はどうすればいいのでしょうか。探したところ、炭水化物を食べてもやせられる「レジスタントスターチ式ダイエット」というものがありました。

レジスタントスターチ式ダイエットとは?

 レジスタントスターチ式ダイエットという名前を初めて聞く人も多いかもしれません。これは糖質制限ダイエットに挫折してしまった人に格好の食事法で、「ごはんを冷まして食べる」という実に簡単なもの。『炭水化物を食べてもやせる!レジスタントスターチ式ダイエット』の監修者である医学博士の池谷敏郎氏は、この方法で12キロもやせたそうです。

 とはいえ「なんでごはんを冷まして食べるとやせるの?」という疑問がまず起こります。その謎をひもとくのが「レジスタントスターチ」という成分で、これはでんぷんの一種。「レジスタント(消化されない)スターチ(でんぷん)」という意味で「難消化性でんぷん」のことを指します。温かいごはんに含まれるでんぷんは「冷やす」ことで「消化されにくいでんぷん=レジスタントスターチ」に変化。ここに秘密があったのです。

レジスタントスターチにはこんな効果が!

 しかもレジスタントスターチは食物繊維と同じような働きをし、ビフィズス菌を増やす働きに優れているというから驚きです。食物繊維は広くは「非でんぷん性」と、「でんぷん性」に分類され、レジスタントスターチは、でんぷん性の食物繊維に分類されるということ。そして、先にご紹介した池谷氏の本によると「脂肪の蓄積を抑える」「血糖値の上昇を抑える」「満腹感を感じやすい」という3つの大きな特徴がレジスタントスターチにあり、これらがダイエットに効果的ということなのです。

レジスタントスターチを食事に取り入れるには

 ではレジスタントスターチを食事に上手に取り入れてやせるためには、どうしたらよいのでしょう。それは簡単。ただ「冷やごはん」を食べることです。家で食事をとるときには、炊きたての温かいままのごはんを食べずに、常温程度まで冷まします。最近は土鍋でごはんを炊いてお櫃で保存している方もいますが、これはまさにぴったりな方法。お櫃に入れて保存しておけば、水分がほどよく飛んで常温でもおいしいごはんがいただけます。他にもおにぎりを握って常温になったものなら無理なくいただけますし、味の満足度も高いのでおすすめです。

 ごはんを冷凍して保存する人は、一度レンジでチンしたものをしっかり冷ましてからいただきましょう。「レジスタントスターチは60度以上になると壊れてしまうのでしっかり冷ますのが大事です」と池谷氏の本にもあります。コンビニで買うときには、お弁当を温めない、おにぎりや冷たいパスタ、麺類を選ぶとよいそうです。ほかにも急な血糖値の上昇を抑えるために、野菜から食べるなどの工夫をするとさらに効果的とのこと。

 といっても、ダイエットや食事法の効果には個人差があります。これはひとつの方法と考えて、食事のリズムや生活習慣、体質にあわせて適度に取り入れながら健康な体づくりに活かしていただければと思います。

<参考文献・参考サイト>
・『炭水化物を食べてもやせる!レジスタントスターチ式ダイエット』(池谷敏郎監修、主婦の友社)
・J-オイルミルズ:「RS(レジスタントスターチ)」とは
http://www.j-oil.com/biofiber/about_rs.html
(10MTV編集部)