社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
人に話すと嫌われる「武勇伝」を利用する方法
つまらない武勇伝ほど聞いていて苦痛なことはありません。しかも、武勇伝語りが好きな人に限って、同じ話を何度も繰り返します。そのシチュエーションを思い浮かべるだけでも頭が痛くなります。
なぜ、人は武勇伝を語りたがるのか。また、武勇伝語りの対処法はあるのか、リサーチしました。
記事によると、「セックス、コカイン、おいしい食物などの刺激による快感」と同様に「自分のことを話す」のは脳にとって快感なのだそうです。そして、「自分のことを話すと脳は活発化する」のです。
武勇伝を含めた自分語りがその本人にとっては快感であり利益があることが分かりました。それなら、自分にとって大切な人のためなら、たとえいくら退屈でも武勇伝を聞いてあげるのはいいことだと言えます。もちろん、目的は話の内容ではなく、相手の脳の健康と幸福のために。
発想を変えると、みんな武勇伝を語りたいのに、それをちゃんと聞いてくれる人がなかなかいないというわけです。これをチャンスと捉えることもできます。
同様のことを「ダイヤモンド オンライン」では「上司の心をつかむには『武勇伝』を聞けばいい」という記事で紹介しています。
言ってしまえば、武勇伝の内容はさて置き、相手を気持ちよくさせるために、「さすが」「そうなんですか」「すごい」「なるほど」などと関心ありげに相槌を打って聞いてあげるのです。飲み会の席などで、嫌々巻き込まれるくらいなら、むしろ積極的に利用しましょう、というわけです。
「プレジデントオンライン」には「目上の人の『長話』を一発で打ち切る方法」というスゴイ記事が掲載されています。
上司は隙あらば武勇伝を話したがる生物だと考え、ともかく話を打ち切ることだけど、大事なのは「嫌われないように」ということです。その方法として報告はすべてメールでするようにすべきと執筆者の作家・架神恭介氏は述べています。会話は「メールしました」の7文字でなるべく済ませようというわけです。
また、相手が話しかけにくいように、できるだけいつも「忙しいアピール」することを勧めています。もちろん単に「忙しいアピール」だけしてもダメで、ちゃんとそれに合わせた実績を残さなければいけません。
なかなか、実際にこれを実践するのは容易ではないでしょう。「目上の人の長話を一発で打ち切る方法」は、仕事がテキパキ、そしてバリバリできるビジネスパーソン向けのアドバイスと考えたほうがよさそうです。
武勇伝と聞くと誰でも避けたくなります。しかし、見方を変えれば活用もできることが分かりました。過剰にアレルギー反応を起こしてストレスを貯めるよりも、割り切って利用するという手もあるのです。器用な人であれば、「忙しい」モード全開にして上手に逃げることも可能でしょう。なにより大事なのは、武勇伝語りの人との自分なりの付き合い方を見つけることではないでしょうか。
<参考サイト>
・JAPAN SKEPTICS:「人はなぜ自分のことばかり話すのか」
http://www.skeptics.jp/column/62-130721-matsuda.html
・ダイヤモンド オンライン:上司の心をつかむには「武勇伝」を聞けばいい
http://diamond.jp/articles/-/136708
・プレジデントオンライン:目上の人の「長話」を一発で打ち切る方法
http://president.jp/articles/-/23085
なぜ、人は武勇伝を語りたがるのか。また、武勇伝語りの対処法はあるのか、リサーチしました。
人はなぜ自分のことばかり話すのか
「JAPAN SKEPTICS」のコラムでは、なぜ人が自分のことばかり話すかを科学的に解明したという米国の科学雑誌「Scientific American」の記事を紹介しています記事によると、「セックス、コカイン、おいしい食物などの刺激による快感」と同様に「自分のことを話す」のは脳にとって快感なのだそうです。そして、「自分のことを話すと脳は活発化する」のです。
武勇伝を含めた自分語りがその本人にとっては快感であり利益があることが分かりました。それなら、自分にとって大切な人のためなら、たとえいくら退屈でも武勇伝を聞いてあげるのはいいことだと言えます。もちろん、目的は話の内容ではなく、相手の脳の健康と幸福のために。
「武勇伝」は利用できる
人は誰でも自分のことを語りたいわけです。逆に言えば、他人のことにそんなに興味がない。だからこそ、武勇伝を語ると嫌われるのです。よほどためになる話でなければ、聞きたいと思う人はまずいないはずです。発想を変えると、みんな武勇伝を語りたいのに、それをちゃんと聞いてくれる人がなかなかいないというわけです。これをチャンスと捉えることもできます。
同様のことを「ダイヤモンド オンライン」では「上司の心をつかむには『武勇伝』を聞けばいい」という記事で紹介しています。
言ってしまえば、武勇伝の内容はさて置き、相手を気持ちよくさせるために、「さすが」「そうなんですか」「すごい」「なるほど」などと関心ありげに相槌を打って聞いてあげるのです。飲み会の席などで、嫌々巻き込まれるくらいなら、むしろ積極的に利用しましょう、というわけです。
「プレジデントオンライン」には「目上の人の『長話』を一発で打ち切る方法」というスゴイ記事が掲載されています。
上司は隙あらば武勇伝を話したがる生物だと考え、ともかく話を打ち切ることだけど、大事なのは「嫌われないように」ということです。その方法として報告はすべてメールでするようにすべきと執筆者の作家・架神恭介氏は述べています。会話は「メールしました」の7文字でなるべく済ませようというわけです。
また、相手が話しかけにくいように、できるだけいつも「忙しいアピール」することを勧めています。もちろん単に「忙しいアピール」だけしてもダメで、ちゃんとそれに合わせた実績を残さなければいけません。
なかなか、実際にこれを実践するのは容易ではないでしょう。「目上の人の長話を一発で打ち切る方法」は、仕事がテキパキ、そしてバリバリできるビジネスパーソン向けのアドバイスと考えたほうがよさそうです。
武勇伝と聞くと誰でも避けたくなります。しかし、見方を変えれば活用もできることが分かりました。過剰にアレルギー反応を起こしてストレスを貯めるよりも、割り切って利用するという手もあるのです。器用な人であれば、「忙しい」モード全開にして上手に逃げることも可能でしょう。なにより大事なのは、武勇伝語りの人との自分なりの付き合い方を見つけることではないでしょうか。
<参考サイト>
・JAPAN SKEPTICS:「人はなぜ自分のことばかり話すのか」
http://www.skeptics.jp/column/62-130721-matsuda.html
・ダイヤモンド オンライン:上司の心をつかむには「武勇伝」を聞けばいい
http://diamond.jp/articles/-/136708
・プレジデントオンライン:目上の人の「長話」を一発で打ち切る方法
http://president.jp/articles/-/23085
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方
人間がこの世界を生きていく上で、バイアスは避けられない。しかし、そこに居直って自分を過大評価してしまうと、それは傲慢になる。よって、どんな仕事においてももっとも大切なことは「謙虚さ」だと言う今井氏。ただそれは、...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/16
「50億人を救う」と宣言したゲイツとの粋なエピソード
内側から見たアメリカと日本(3)ビル・ゲイツの世界戦略
ラストベルトはアメリカの経営者により生まれたが、それは決して攻撃ではなく、合理的な経営判断による必然的なりゆきだった。その一例として島田氏は、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏が中国でスピーチした光景を思い出す。世...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/17
「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造
宇宙とは何かを考えるうえで中国の古典である『荘子』・『淮南子(えなんじ)』に由来する「宇宙」という言葉が意味から考えてみたい。続いて、地球から始まり、太陽系、天の川銀河(銀河系)、局所銀河群、超銀河団、そして大...
収録日:2020/08/25
追加日:2020/12/13
脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質
「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/13
図書館の便利な活用法…全国の図書館からの「お取り寄せ」
歴史の探り方、活かし方(2)図書館「レファレンス」の活用
公共図書館では質の高い「レファレンス」サービスを提供しているが、活用する人は限られている。だが、実は全国の図書館ネットワークを縦横無尽に活用できる、驚くほどに便利な仕組みなのだ。今回は図書館のレファレンスで何が...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/15


