社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
女性が結婚相手に求める「最低年収」とは?
かつては「3高」なんて言葉もありました…。なーんて言われてもピンとこない方に説明すると、「3高」とは「高学歴、高収入、高身長の3条件が揃った男性」という意味で、1980年代末のバブル時期に流行り、結婚相手に求める理想の条件とされていました(一部の人たちにですけど)。
時代は変わり、バブルどころかアベノミクスすらどこ吹く風。一般庶民には不景気の停滞した空気が静かに流れ続ける現代です。「3高」なんてものを聞いても、妄想すら抱く気が起きません。
とはいえ、結婚となるといくら時代が変わったとしても、「年収」のこだわりだけは変わらないようで…。
さらにはモテ具合の年収の境界線を弾き出し、年収500万円がモテの境界線としています。500万円というと国税庁が発表している民間給与実態調査での2016年分の男性の平均年収521万とほぼ同じぐらいという点もポイントです。
では結婚となるとどうでしょう。女性が結婚相手に求める理想の年収とは?
同じく株式会社IBJが婚活サービスを利用中の女性に「理想の男性像」についてアンケートを行った中で(2017年)、「結婚相手に求める年収」では、もっとも多かった1位の回答が「500万円~699万円」で47%でした。2位は「700万~899万円」で34%、3位は「900万~1000万円」以上で11%となっています。
最も多い回答が「500万円~699万円」ということは、先のモテる男性の年収とほぼ同じ。男性の平均年収521万となっているので、平均年収に近い500万ぐらいが恋愛でも、その先の結婚でもボーダーラインになりそうです。
マイナビウーマンが25~35歳の男女に行った「結婚相手に求める最低年収」のアンケート(2016年)では女性が男性に求める最低年収の1位が「300万円~399万円」で24.1%、2位が「400万円~499万円」の21.7%、3位が「500万円~599万円」の16.3%という結果が出ています。これは理想ではなく、求める最低年収…平均すると約400万とのこと。かなり高めな印象がありますがどうでしょう。
ちなみに男性が女性に求める最低年収は、1位が「年収にはこだわらない」で、34.0%となっており、2位は「300万円~400万円」で21.7%、3位は「200万円~300万円」の 18.2%となり、平均すると約207万円です。多くは「夫婦で合算して年収500万」というのが基準になってくるようです。つまり自分の年収次第で相手に求める金額が変わるということです。
となると、結婚を現実的に考えた場合の最低年収は「夫婦で合算して500万」というのがいい線のような気がします。そう考えれば結婚にも希望が持てます。
女性の場合は結婚や出産を経ることで仕事を休職せざるをえない時期やケースもありますから、継続的に収入を確保するのは個人の努力だけではまだ難しい状況です。
また、男性が主夫をする家庭もありますし、夫婦の関係や役割は時代とともにどんどん進化し、バージョンアップされています。
どちらかが稼ぐ、というプレッシャーを抱えて結婚を不安に感じるよりは、「夫婦で500万」を基準に考え、それぞれの働き方を尊重できるようなパートナーを見つけようとすれば、結婚条件の「年収」という項目もリアルに考えられるのではないでしょうか。
<参考サイト>
・マイナビウーマン:【男女の金銭感覚】結婚相手に求める最低年収 女性1位「300万円以上400万円未満」
https://woman.mynavi.jp/article/160417-8/
・IBJ:【調査レポート】理想の男性像を調査いたしました。
http://www.ibjapan.jp/information/2017/07/27-report.html
・IBJ:【調査レポート】男性の年収別モテ度を調査いたしました。
http://www.ibjapan.jp/information/2016/10/post-153.html
・国税庁:平成28年分民間給与実態統計調査結果について
https://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2017/minkan/index.htm
時代は変わり、バブルどころかアベノミクスすらどこ吹く風。一般庶民には不景気の停滞した空気が静かに流れ続ける現代です。「3高」なんてものを聞いても、妄想すら抱く気が起きません。
とはいえ、結婚となるといくら時代が変わったとしても、「年収」のこだわりだけは変わらないようで…。
モテる男性の年収は?
株式会社IBJが「モテる男性の年収」(2016年)という面白いアンケートを行っていました。高収入の男性が婚活にどれぐらい有利なのかを調べるためだそうです。すると年収が高ければ高いほどお見合いを申し込まれる率が増加し、年収800万円の男性の場合は、年収400万円の男性に比べて約4倍もの申し込みがあったという驚くべき結果が出ています。さらにはモテ具合の年収の境界線を弾き出し、年収500万円がモテの境界線としています。500万円というと国税庁が発表している民間給与実態調査での2016年分の男性の平均年収521万とほぼ同じぐらいという点もポイントです。
女性が結婚相手に求める「理想の年収」はいくら?
「結局お金があればモテるのか!」という話になりますね。ルックスや学歴がよくて損することはありませんが、お金だけは「多くあるに越したことはない」ものだから仕方がないのでしょうか。では結婚となるとどうでしょう。女性が結婚相手に求める理想の年収とは?
同じく株式会社IBJが婚活サービスを利用中の女性に「理想の男性像」についてアンケートを行った中で(2017年)、「結婚相手に求める年収」では、もっとも多かった1位の回答が「500万円~699万円」で47%でした。2位は「700万~899万円」で34%、3位は「900万~1000万円」以上で11%となっています。
最も多い回答が「500万円~699万円」ということは、先のモテる男性の年収とほぼ同じ。男性の平均年収521万となっているので、平均年収に近い500万ぐらいが恋愛でも、その先の結婚でもボーダーラインになりそうです。
女性が結婚相手に求める「最低年収」とは?
ここまで理想の年収と夢見がちなことを語ってきましたが、理想と現実は違います。この記事を読んだ男性も「俺はこんなに年収ない」なんて悲観する必要はありません、あくまで理想ですからと言いたいところですが…。マイナビウーマンが25~35歳の男女に行った「結婚相手に求める最低年収」のアンケート(2016年)では女性が男性に求める最低年収の1位が「300万円~399万円」で24.1%、2位が「400万円~499万円」の21.7%、3位が「500万円~599万円」の16.3%という結果が出ています。これは理想ではなく、求める最低年収…平均すると約400万とのこと。かなり高めな印象がありますがどうでしょう。
ちなみに男性が女性に求める最低年収は、1位が「年収にはこだわらない」で、34.0%となっており、2位は「300万円~400万円」で21.7%、3位は「200万円~300万円」の 18.2%となり、平均すると約207万円です。多くは「夫婦で合算して年収500万」というのが基準になってくるようです。つまり自分の年収次第で相手に求める金額が変わるということです。
となると、結婚を現実的に考えた場合の最低年収は「夫婦で合算して500万」というのがいい線のような気がします。そう考えれば結婚にも希望が持てます。
女性の場合は結婚や出産を経ることで仕事を休職せざるをえない時期やケースもありますから、継続的に収入を確保するのは個人の努力だけではまだ難しい状況です。
また、男性が主夫をする家庭もありますし、夫婦の関係や役割は時代とともにどんどん進化し、バージョンアップされています。
どちらかが稼ぐ、というプレッシャーを抱えて結婚を不安に感じるよりは、「夫婦で500万」を基準に考え、それぞれの働き方を尊重できるようなパートナーを見つけようとすれば、結婚条件の「年収」という項目もリアルに考えられるのではないでしょうか。
<参考サイト>
・マイナビウーマン:【男女の金銭感覚】結婚相手に求める最低年収 女性1位「300万円以上400万円未満」
https://woman.mynavi.jp/article/160417-8/
・IBJ:【調査レポート】理想の男性像を調査いたしました。
http://www.ibjapan.jp/information/2017/07/27-report.html
・IBJ:【調査レポート】男性の年収別モテ度を調査いたしました。
http://www.ibjapan.jp/information/2016/10/post-153.html
・国税庁:平成28年分民間給与実態統計調査結果について
https://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2017/minkan/index.htm
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
経営をひと言で?…松下幸之助曰く「2つじゃいけないか」
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(1)経営とは何かをひと言で?
東洋思想を研究する中で、50年間追求してきた命題の解を得たと田口佳史氏は言う。また、その命題を得るきっかけとなったのは松下幸之助との出会いだった。果たしてその命題とは何か、生涯の研究となる東洋思想とどのように結び...
収録日:2024/09/19
追加日:2024/11/21
次の時代は絶対にアメリカだ…私費で渡米した原敬の真骨頂
今求められるリーダー像とは(3)原敬と松下幸之助…成功の要点
猛獣型リーダーの典型として、ジェネラリスト原敬を忘れてはならない。ジャーナリスト、官僚、実業家、政治家として、いずれも目覚ましい実績を上げた彼の人生は「賊軍」出身というレッテルから始まった。世界を見る目を養い、...
収録日:2024/09/26
追加日:2024/11/20
冷戦終焉から30年、激変する世界の行方を追う
ポスト冷戦の終焉と日本政治(1)「偽りの和解」と「対テロ戦争」の時代
これから世界は激動の時代を迎える。その見通しを持ったのは冷戦終焉がしきりに叫ばれていた時だ――中西輝政氏はこう話す。多くの人びとが冷戦終焉後の世界に期待を寄せる中、アメリカやヨーロッパ諸国、またロシアや同じく共産...
収録日:2023/05/24
追加日:2023/06/27
遊女の実像…「苦界と公界」江戸時代の吉原遊郭の二面性
『江戸名所図会』で歩く東京~吉原(1)「苦界」とは異なる江戸時代の吉原
『江戸名所図会』を手がかりに江戸時代の人々の暮らしぶりをひもとく本シリーズ。今回は、遊郭として名高い吉原を取り上げる。遊女の過酷さがクローズアップされがちな吉原だが、江戸時代の吉原には違う一面もあったようだ。政...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/11/18
国の借金は誰が払う?人口減少による社会保障負担増の問題
教養としての「人口減少問題と社会保障」(4)増え続ける社会保障負担
人口減少が社会にどのような影響を与えるのか。それは政府支出、特に社会保障給付費の増加という形で現れる。ではどれくらい増えているのか。日本の一般会計の収支の推移、社会保障費の推移、一生のうちに人間一人がどれほど行...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/11/19