社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.06.13

日本一の宝くじ売り場の中にある一番人気の窓口は?

 ジャンボ宝くじの発売が近づくと、必ず話題になるのが当せん金額。2021年のサマージャンボ宝くじは、1等は5億円、1等の前後賞を合わせると7億円というあまりに大きな金額を耳にすると、普段は「宝くじなんて~」と街で見にする売り場を横目で流している人ですら、「もし7億円当たったら...」なんてつい心がザワツイちゃいますよね!?

西銀座チャンスセンターの「億の細道」

 「買わないと当たらない」

 宝くじに関していうと、これだけは間違いのない事実です。「どうせ当たらないし」と言っているそこのあなた、さきほどもお話ししたように宝くじは、「買わないと当たらない」のです。となると、どうせ買うなら、少しでも確率を上げたいというのが人の常。そのためにはどこで買えばいいのでしょう?

 毎年テレビで中継される西銀座チャンスセンターをご存知ですか?西銀座チャンスセンターとは、毎年年末に宝くじを求める人で長蛇の列ができる、銀座の宝くじ売り場のことです。特に「億の細道」と呼ばれる1番窓口が人気で、一攫千金のチャンスを求めて全国から人が集まるほど。その理由は当せん確率の高さ。年末ジャンボだけでも1989年から毎年連続で1等の当せん者を輩出しているのです。

 「億の細道」が生まれたのは偶然の出来事からとのこと。1992年ごろ、発売初日に1番窓口に並んだ人が1等を引き当てたことが話題となり、その運にあやかりたいと、1番窓口で買いたいというお客さんが列をなして、いつしか「億の細道」と呼ばれるようになったとか。今では西銀座チャンスセンターに来る人の約3割が1番窓口で宝くじを購入しているそうです。

ジャンボ宝くじは年に5回!今年こそは…

 ところで、年末のジャンボ宝くじが最も注目度が高いのは言うまでもありませんが、ジャンボ宝くじは1年に5回、販売されています。2~3月の「バレンタインジャンボ宝くじ」、5~6月の「ドリームジャンボ宝くじ」、7~8月の「サマージャンボ宝くじ」、9~10月の「ハロウィンジャンボ宝くじ」、そして11~12月に販売される大目玉「年末ジャンボ宝くじ」。ということは、1年中売っているじゃない!と今更ながら気がついた方もすくなくないはず。こんなに売っているんだから、一度くらい私に当たってくれてもいいのに…と誰だって思っちゃいますよね。

 調べてみると、よく当たると評判の宝くじ売り場は、他にもありました。「宝くじ売り場 人気ランキング2017年最新版」によると、1位はやはり不動の王者、西銀座チャンスセンターですが、2位には新宿チャンスセンターが。3位は愛知県で最も宝くじが当たると評判の名駅前宝くじチャンスセンター、4位は福岡の天神地区地下街にある地下鉄天神西口売り場、5位は埼玉県内で当せん確率が高いと評判の大宮西口DOMチャンスセンターがランクイン。こちらのサイトには全国の宝くじ売り場の評判が集約されているので、お近くの売り場を探すのにとても役に立ちそう。少しでも確率を上げてなんとか当せんを勝ち取りたいところですね。

 宝くじは夢を買うもの。今年も運だめしにトライしてみてはいかがでしょうか。

<参考サイト>
・宝くじ売り場 人気ランキング 2017年最新版
http://takarakuji-shop.com/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

日本の外交には「インテリジェンス」が足りない

日本の外交には「インテリジェンス」が足りない

インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動

国家が的確な情報を素早く見つけ行動するためには、インテリジェンスが欠かせない。日本の外交がかくも交渉下手なのは、インテリジェンスに対する意識の低さが原因だ。日本人の苦手なインテリジェンスの重要性について、また日...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/05/07
中西輝政
京都大学名誉教授 歴史学者 国際政治学者
2

2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』、秀吉と秀長の実像に迫る

2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』、秀吉と秀長の実像に迫る

豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力

「織田家中一の武略者」――今までの大河ドラマでは見たことがない秀吉の姿が見られるという2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。いったいどういうことなのか。日本史の中でもファンの多い戦国時代だが、特に「天下一統」に向かう...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/17
黒田基樹
駿河台大学法学部教授 日本史学博士
3

ルソーの「コスモポリタニズム批判」…分権的連邦国家構想

ルソーの「コスモポリタニズム批判」…分権的連邦国家構想

平和の追求~哲学者たちの構想(4)ルソーが考える平和と自由

かのジャン=ジャック・ルソーも平和問題を考えた一人である。個人の「自由意志」を尊重するルソーは、市民が直接参加して自分の意思を反映できる小さな単位を基本としつつ、国家間紛争を解決する手段を考えた。「自由の追求」に...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/16
川出良枝
東京大学名誉教授 放送大学教養学部教授
4

夜まとめて寝なくてもいい!?「分割睡眠」という方法とは

夜まとめて寝なくてもいい!?「分割睡眠」という方法とは

熟睡できる環境・習慣とは(4)起きているときを充実させるために

「腸脳相関」という言葉がある。健康には腸内環境が大切といわれるが、腸で重要な役割をしている物質が脳にも存在することが分かっている。「バランスの良い食事」が健康ひいては睡眠にも大切なのは、このためだ。人生は寝るた...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/12/14
西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授
5

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制

「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授