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体型維持が難しい40代におすすめのダイエット法
「美魔女」という言葉が一般に浸透するようになって久しいですが、女性ならばいつまでも美しくいたいというのが本音かもしれません。しかし、仕事に家事に育児と、自分の健康や体型に気を配っていられないのも事実ですよね。30代まではそれでもどうにか体型を維持していたのが、40代に入って突然太りはじめるというのは、よく耳にする話です。
今回はそんな、私生活に忙しい40代の女性におすすめなダイエット方法についてです。
2つのホルモンは、常に同時に分泌されているのではなく、月経などの周期に合わせてそれぞれが増減を繰り返しています。主にエストロゲンが多く分泌されている場合は心身共に調子がよくなり、プロゲステロンが増えると、腸の動きが悪くなって便秘がちになったり、疲労やイライラがたまるのです。
しかし、40代を過ぎると加齢のためエストロゲンが次第に減っていき、閉経や更年期にさしかかることで次第にプロゲステロンの割合が増えていくため、20代、30代と同じ食生活をしていても体調が芳しくなかったり、ダイエットに影響が出てきます。
20代、30代の運動と比べると物足りなく感じるかもしれませんが、必要なのは毎日の軽い運動です。例えば毎日15分、家の周りを早足で歩く、スクワットや腕立て伏せなど、軽い負荷をかける程度の筋トレを1日10分でもよいので行う、といった内容です。ストレッチやラジオ体操などを組み込んでもいいかもしれません。
毎日、習慣として行ううちに、はじめは10分でも体が辛かったものが少しずつ慣れていきます。日々の習慣の代表は「歯磨き」ですが、たった10分程度の行為でも、していないと“むずむず”しませんか。それと同様で、毎日少しずつ繰り返し、「今日は運動していないから落ち着かない」と体に思わせることが大切です。すると、自然と基礎代謝が増え、より負荷をかけた運動にも耐えられるようになります。
たんぱく質やビタミンをきちんと摂取し、できれば洋食よりも野菜をたくさん使った和食に切り替えることが大切です。また果物を摂取することも効果的でしょう。果物にはビタミン、ミネラル、酵素が含まれており、体内の老廃物や毒素の排出に効果的です。エストロゲンの低下による腸内環境の悪化を、果物で補うというということになります。
また、一口に「炭水化物を減らす」というのも難しいダイエット方法です。過度な糖質制限は筋力を衰えさせ、基礎代謝のアップを妨げることに繋がります。最近は質の高い食事管理アプリなどがダウンロードできる時代です。栄養のバランスやカロリー摂取量、体重や体脂肪率を合わせて確認しながら、日々の食事に気を配ってみましょう。
どれほど美しい人であったとしても、人は必ず老いていくものです。40年培った人生経験を活かし、若くてせかせかとしたダイエットから、ゆったりと構えた大人なダイエットにシフトしてみてはいかがでしょうか?
今回はそんな、私生活に忙しい40代の女性におすすめなダイエット方法についてです。
太る理由は女性ホルモンの低下にあった
まず40代になると突然太りはじめてしまう原因は何なのでしょうか?実は女性ホルモンのバランスにあったのです。一口に女性ホルモンといっても、エストロゲンと、プロゲステロンという2種類が存在しています。2つのホルモンは、常に同時に分泌されているのではなく、月経などの周期に合わせてそれぞれが増減を繰り返しています。主にエストロゲンが多く分泌されている場合は心身共に調子がよくなり、プロゲステロンが増えると、腸の動きが悪くなって便秘がちになったり、疲労やイライラがたまるのです。
しかし、40代を過ぎると加齢のためエストロゲンが次第に減っていき、閉経や更年期にさしかかることで次第にプロゲステロンの割合が増えていくため、20代、30代と同じ食生活をしていても体調が芳しくなかったり、ダイエットに影響が出てきます。
ダイエットの主軸は食事、睡眠、運動
では、ホルモンの仕組みを理解したところで、40代の女性はどんなダイエットを行えばよいのでしょうか?まず基本となるのは、老若男女問わず健康維持に大切な次の3つの項目です。「バランスのよい食事」「十分な睡眠」「適度な運動」。ダイエットを意識されたことのない方でも、この3つはあらゆる場所で耳にしているかと思います。しかし、一朝一夕には痩せないのが40代の悩み。この3つを主軸に考えながら、具体的に「運動」と「食事」についてダイエットの中味を意識していきましょう。軽い運動を毎日こなす
女性はもともと、男性よりも脂肪がつきやすい体質をしています。それは出産や育児のために進化した遺伝子レベルでのお話ですが、40代になると基礎代謝が落ち、見る見るうちに脂肪がついてしまうのです。また、脂肪は血管が少ないため、減らすのも一苦労。ならばジョギングやウェイトトレーニングをと思われる方も多いかもしれませんが、これまで運動の習慣がない40代にとって急激な運動は危険です。思わぬことで肩や腰を痛め、逆に運動から遠ざかるという事態になりかねません。20代、30代の運動と比べると物足りなく感じるかもしれませんが、必要なのは毎日の軽い運動です。例えば毎日15分、家の周りを早足で歩く、スクワットや腕立て伏せなど、軽い負荷をかける程度の筋トレを1日10分でもよいので行う、といった内容です。ストレッチやラジオ体操などを組み込んでもいいかもしれません。
毎日、習慣として行ううちに、はじめは10分でも体が辛かったものが少しずつ慣れていきます。日々の習慣の代表は「歯磨き」ですが、たった10分程度の行為でも、していないと“むずむず”しませんか。それと同様で、毎日少しずつ繰り返し、「今日は運動していないから落ち着かない」と体に思わせることが大切です。すると、自然と基礎代謝が増え、より負荷をかけた運動にも耐えられるようになります。
野菜や果物を摂取することで体内環境を整える
思う存分自由に食べると太るというのは、20代でも変わりません。もちろんダイエットのためには食事の内容に気を配るわけですが、40代の女性がとくに注意すべきなのは「過度な食事制限をしないこと」です。「食べなければ痩せる」というのは確かにそうですが、これは他の世代でも要注意なダイエットの仕方。なおかつ40代に入ると基礎代謝が下がるため、食事を抜くだけでは若い世代ほど成果は出ません。また、栄養不足はズバリ、骨粗鬆症に繋がります。たんぱく質やビタミンをきちんと摂取し、できれば洋食よりも野菜をたくさん使った和食に切り替えることが大切です。また果物を摂取することも効果的でしょう。果物にはビタミン、ミネラル、酵素が含まれており、体内の老廃物や毒素の排出に効果的です。エストロゲンの低下による腸内環境の悪化を、果物で補うというということになります。
また、一口に「炭水化物を減らす」というのも難しいダイエット方法です。過度な糖質制限は筋力を衰えさせ、基礎代謝のアップを妨げることに繋がります。最近は質の高い食事管理アプリなどがダウンロードできる時代です。栄養のバランスやカロリー摂取量、体重や体脂肪率を合わせて確認しながら、日々の食事に気を配ってみましょう。
まずは焦らないで続けてみること
40代女性のダイエットに必要なのは、何よりもまず「焦らないこと」です。「若いころはこれで痩せたのに」という思いは、より短期間での効果を求めがちになります。しかし、短期間での成果は、リバウンドとより太りやすい体質に変化するという危険を孕んでいます。加齢による痩せにくい体質が、更に痩せにくくなるというループに入ってしまうのです。どれほど美しい人であったとしても、人は必ず老いていくものです。40年培った人生経験を活かし、若くてせかせかとしたダイエットから、ゆったりと構えた大人なダイエットにシフトしてみてはいかがでしょうか?
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