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DATE/ 2020.06.15

2019年都道府県&市区町村魅力度ランキング

 いまや恒例かつ定番となった地域ランキング。なかでもとくに有名なのが「住みたい街ランキング」(SUUMO)ですが、2019年で14回目を迎える「地域ブランド調査」(ブランド総合研究所)はご存知でしょうか。

 「地域ブランド調査2019」では、なんとアノ都道府県が11年連続で1位を獲得。以下、ランキングの詳細をわかりやすく解説していきます。

11年連続1位の都道府県

 株式会社ブランド総合研究所が主催している「地域ブランド調査」は、国内1000の市区町村及び47都道府県を対象に、「認知度」や「魅力度」、「情報接触度」、「地域イメージ」など全84項目の質問からなるアンケートにより、魅力度ランキングを作成しています。今回は全国の3万人以上の消費者から有効回答を得ました。

 さて、本記事の冒頭に記した11年連続1位の都道府県はどこだと思いますか。ちなみに市区町村では函館市が2016年以来6度目の1位に輝きました。2位は前年3位だった札幌市、3位は前年2位だった京都市という結果でした。この結果からなんとなく予想できると思いますが、都道府県の1位は、市区町村で1位だった函館市と2位の札幌市のある「北海道」でした。

世界遺産登録は効果あり?

 1位は北海道、2位は京都、3位は東京、4位は沖縄でした。実はこの上位4位は2015年以降5年連続で順位に変動がありません。また、上位5位までは前年の結果と変化がありませんでした。トップテンで前年よりランクアップしたのは、6位の大阪府、9位の石川県でした。

 6位にランクアップした大阪府は、「2025 大阪万博」開催決定、 G20開催といった「国際交流の地域」の指標が上昇。また、世界文化遺産登録が決定した「百舌鳥・古市古墳群」が順位を上げた要因として考えられます。

 今回9位の「石川県」は、実はこの11年間で最もポイントを伸ばした都道府県です。2015年の北陸新幹線の延伸開通により、メディアで大きく取り上げられたことが最大の要因でしょう。2016年の最高位の9位に返り咲きました。

「太宰府市」の上昇に注目

 2019年で注目すべきは「太宰府市」です。2019年5月に改元された新元号「令和」の典拠となる歌のゆかりの地として、認知度が前年128位から50位まで上昇しました。

 また、魅力度が前年28位から13位まで上昇した「箱根町」も注目に値します。火山性地震の噴火警戒レベルが引き上げられた2015年より、2014年以前の水準にまで回復しました。これは単なる回復ではなく、高年齢層の評価ポイントが高かったのに対して、2019年においては若年層の評価が得られたことで、今後の評価にも期待が持てそうです。

6年連続ワースト1位

 11年連続トップの北海道に対して、6年連続でワーストの県があります。「茨城県」です。茨城県だけでなく、北関東は下位の常連となっています。「栃木県」は43位、前年42位だった「群馬県」は45位でした。「埼玉県」は昨年の43位から41位に上昇したものの、北関東エリアは40位代にとどまることになりました。

 「毎日新聞」の記事によると、今回の結果に対して、茨城県知事の大井川知事は「県のイメージを著しく損なっている」と怒りをあらわにし、「(県の)すべてで魅力がないと誤解を受けやすいのが大きな問題」と記者会見で述べています。

 このランキング、読者のみなさんはどう見ますか。どんな情報にしても、有効な方法を導き出したいところ。情報を正しく活用する術を身につけたいものです。

<参考サイト>
・第14回「地域ブランド調査 2019」
https://news.tiiki.jp/data/upload/2019_newsrelease1021rewrite.pdf
・毎日新聞:「最下位」茨城県知事を怒らせた「魅力度ランキング」本当の使い道
https://mainichi.jp/articles/20191120/k00/00m/040/009000c

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