テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.05.07

20~30代男性に聞く「年上との恋愛の年齢差」

 男女のカップルといえば、「男性が年上で女性は年下」、あるいは「同年齢」というのが、一般的なイメージなのではないでしょうか。もちろん、女性の方が年上のカップルも少なくありませんが、「女性の方が年上」と聞くとついつい色々と聞いてみたくなるものです。

 男性は恋愛対象として「年上女性」にどのような考えをいただいているのか。20代から40代の男性たちの気持ちに迫ります。

「9~10歳上」以内が現実的なライン

 男性は「年上女性」の年齢をどのように考えているのか。「ananニュース」は、「【未婚男性に調査】年上女性との恋…何歳上までが恋愛対象?」という記事を伝えています。

 「最大、何歳上まで恋愛対象ですか?」という質問に対し、20代男性は「5~6歳上」、30代男性も「5~6歳上」と「9~10歳上」が最多でした。20代男性からは「対等な関係でいられる範疇」という理由が挙がっています。「対等」でありたいという男性にありがちな「プライドの高さ」が見受けられます。

 30代からは「9~10歳上」を選択した理由について「結婚前提と覚悟するなら」というリアルな声。30代男性の回答の80パーセント以上は「9~10歳上」以内におさまっています。

 大きくまとめると、世代にかぎらず「9~10歳上」以内というのは現実的なラインなのかもしれません。

「プライドは高い」けれど、「甘えたい」

 先ほどの記事ではさらに一歩踏み込んで「バツイチの女性はありですか?」という質問もあります。20代は「57.6パーセントがYES」、30代は「75.4パーセントがYES」でした。これは強く世代差がでる結果となりました。結婚に対する意識の差が如実に出ていると言えます。

 「年上女性に求めることは?」という質問については、20代・30代ともに「甘えさせてくれる安心感」が圧倒的でした。ここまでのアンケート結果を総合してみると<「プライドは高い」けれど、「甘えたい」>という男性らしい欲望が反映されているとみることができます。

「年下男性」は結婚対象になりますか?

 別の指標も参照してみましょう。株式会社アスクリードが行ったアンケート調査によると、「年上の女性は結婚対象になりますか」という質問に対して、「20代男性は66%がYES(年上の女性は結婚対象になる)」「30代は39%がYES」「40代では22%」と回答しています。

 年齢が上がるにつれて結婚をリアルに想像するようになるということでしょうか。結婚相手にはあまり「甘える」ことを求めないようになるのかもしれません。

 本調査では「年下の男性は結婚対象になりますか」という女性に対する質問の調査結果も伝えています。「20代女性は43%がYES(年下の男性が結婚対象になる)」「30代は約54%がYES」「40代は約57%」という結果です。女性は男性ほど相手の年齢を気にしていないのでしょう。

世界と日本の「年の差」意識

 そもそも、日本は中国や韓国とともに儒教文化圏であることから、日本人のとくに男性は、年の差を強く意識する傾向があります。女性が年上のカップルを特別視するのもその影響があるのでしょう。もちろん、儒教文化圏外の国々、たとえば欧米でも年齢を気にしないわけではありません。けれども、彼らと比べると日本人は年齢をそうとう気にしていると思っていいでしょう。

 出産があるために年齢にシビアなるのはどこの国でも同じことです。ただし、欧米圏では、かならずしも「結婚イコール出産」ではありません。結婚や出産を前提としない「パートナー」という考え方があります。日本でもそうしたカップルが徐々に増えつつありますが、年齢に振りまわされてしまう人が少なくないようです。あまり固定観念に縛られずに、できるだけ「年齢から自由になる術」を身に付けたいものです。

<参考サイト>
・【未婚男性に調査】年上女性との恋…何歳上までが恋愛対象? | ananニュース
https://ananweb.jp/news/196159/
・~独身男女の結婚に関する調査結果~49.1%が「年上の女性(年下の男性)」は結婚対象│株式会社アスクリード
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000014074.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

トランプ関税はアダム・スミス以前の重商主義より原始的

トランプ関税はアダム・スミス以前の重商主義より原始的

第2次トランプ政権の危険性と本質(2)トランプ関税のおかしな発想

「トランプ関税」といわれる関税政策を積極的に行う第二次トランプ政権だが、この政策によるショックから株価が乱高下している。この政策は二国間の貿易収支を問題視し、それを「損得」で判断してのものだが、そもそもその考え...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/17
柿埜真吾
経済学者
2

大隈重信と福澤諭吉…実は多元性に富んでいた明治日本

大隈重信と福澤諭吉…実は多元性に富んでいた明治日本

デモクラシーの基盤とは何か(2)明治日本の惑溺と多元性

アメリカは民主主義の土壌が育まれていたが、日本はどうだったのだろうか。幕末の藩士たちはアメリカの建国の父たちに憧憬を抱いていた。そして、幕末から明治初期には雨後の筍のように、様々な政治結社も登場した。明治日本は...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/16
3

【会員アンケート】談論風発!トランプ関税をどう考える?

【会員アンケート】談論風発!トランプ関税をどう考える?

編集部ラジオ2025(8)会員アンケート企画:トランプ関税

会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく「会員アンケート企画」。今回は、「トランプ関税をどう考える?」というテーマでご意見をいただきました。

第2次トランプ...
収録日:2025/05/07
追加日:2025/05/15
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア
4

相互関税の影響は?…トランプが築く現代版の万里の長城

相互関税の影響は?…トランプが築く現代版の万里の長城

世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(1)「相互関税」とは何か?

トランプ大統領は、2025年4月2日(アメリカ時間)に貿易相手国に「相互関税」を課すと発表し、「解放の日」だと唱えた。しかし、「相互関税」の考え方は、まったくよくわからないのが実状だ。はたして、トランプ大統領がめざす...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/10
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
5

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス

「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授