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DATE/ 2019.10.10

美容部員に聞く「迷惑な客」とは?

 BA(美容部員)さんと言ったら、百貨店の花形。コスメ売り場を華やかに彩り、訪れる女性客達の心を掴む接客のプロです。毎日多くのお客さんを相手に、それぞれの肌の悩みや似合う色味などをアドバイスしてくれる頼もしい存在ですが、そんなやり手のBAさんにも「もう来ないでほしい」と思ってしまう厄介なお客さんもいるようです。

 そこで今回は、現役BAさんと元BAさんの合計8人に、化粧品売り場に来る迷惑なお客さんについて聞いてみました。

もう来ないで! BAさんに嫌われる客はこんな客

1・コスメカウンターを汚す、散らかす客
 キレイになるために訪れた場所が汚いとコスメを買う気も失せるもの。BAさんからは「カウンターの試供品を使って、周りを粉だらけにしたりフタをちゃんと閉めずにこぼしたり、マナーの悪い客にはうんざり」、「試したコスメを全然違う場所に戻す客!他のお客さんにも迷惑だし、使いたいだけ使って散らかしまくるのはやめて」こんな声が集まりました。試した化粧品をティッシュオフした後に、そのティッシュを置きっぱなしにする客を見かけたことも。だらしない女性も意外と多いのです。

2・売り場でスマホ撮影をする客
「美容ブロガー気取りで新製品が出ると必ず写真を撮りに来る客がいて、また来たよ~と同僚と話しています」、「売り場で口紅を数色塗り比べて、さらには自撮りする客。買って家でやってほしい」こんなエピソードがあるほど、コスメ売り場で撮影をしている女性はいるものです。インスタなどを見てみても、売り場で撮影した画像をアップしている女性も大勢おり、もはやネタ集めに足を運んでいるのでは?と。そういう客に限って何も買わない!という怒りの声もありました。

3・男連れ、または大勢で来店する客
 「男を連れてくる客。空いてる時ならいいけれど、ぶっちゃけ狭いスペースで男性に手持ち無沙汰でいられると迷惑」。こんな声も上がるほど各コスメブランドに割り当てられた売り場スペースは限られた面積で、特に週末や夕方以降は、今日はやめておこうと引き返すレベルの人の多さ。「海外のお客さんや若い女性に多いけれど、大勢で来て売り場でキャッキャやられるのは他のお客さんにも迷惑だし、結局さんざん試して何も買わないから苦手」と、化粧品売り場をデートやアミューズメント使いする客に嘆きの声も。

4・サンプルだけが目的のセコい客
 化粧品の買い替えや、肌との相性をはかるためにはサンプル使用やタッチアップが必須です。しかし、「サンプルがない商品もあるのに、用意できないと言うと舌打ちして去って行くような客。もらえて当たり前と思うな!」、「コスメ売り場の各ブランドを回ってサンプル集めをしている客。サンプル目当てで週1で売り場に現れる、うちの百貨店で有名な女性客もいます」と、サンプル欲しさに売り場に来る客は嫌われ、すぐ買う気はないと分かるとBAさんは言います。

5・買わされるもんか!という態度の客
 コスメカウンターでBAさんに捕まったら最後、と思っている女性客は結構いるようで、「新製品が気になっているから試したい、サンプルがほしいと言ってくれたら嬉しいのに、話しかけると無視する客」というようにガードが堅過ぎる客にイラッとすることも多いそう。押し売りするつもりはないのに「肌が弱いから本当に合うかわからない、香料が入ってますよね?とか、買わない言い訳を色々されるのも気分が悪い。普通に、もうちょっと考えます、と言ってくれたらいいのに」との声も。

買わなくてもいい、でも…BAさんの本音とは

 BAさんが迷惑だと感じる客は、売り場に居合わせた客同士でも、迷惑と感じる言動が多い印象がありました。また、お金は使わない、何も買わない、と初めから決めて来店しているタイプのお客さんにも、マイナスの意見が目立ちます。「どこどこのBAさんは感じが悪かった」「お高い感じ」というような話が女性間では話題になることもありますが、もしかしたらその客自身の言動によって足元を見られていた可能性もあるのかもしれません。

 最後に、BAさんにコスメ売り場で良い買物をするコツも聞いてみたところ、「こんなメイクをしたい、こんな肌の悩みに合うものはあるか?など、目的を伝えてくれたらこちらも精一杯アドバイスしたくなる。別に薦めたものを全部買わなくてもいいし、ちょっと高いから考えます、でもいいんです。せっかくお金を使ってきれいになろうとしているのだから、建前じゃなくて本音で接してください」とのこと。

 アドバイスしてもらいに行く、くらいの気持ちでBAさんと接するのが、良い買物をする秘訣かもしれませんね。
(10MTV編集部)

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