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働き盛り!40代の「年収と貯金額」の平均は?
自他ともに認める働き盛りの40代。その平均年収は、40代前半で約476万円(男性約581万円、女性約319万円)、40代後半で約502万円(男性約635万円、女性約313万円)です。
単純に「平均年収500万円」というより、「男性600万円、女性300万円」というほうが現状にフィットします。男女の格差は、40代後半になると完全に倍に達しています。
その原因としては、よく「女性はいったん結婚・出産などで退職のブランクがあり、男性とは勤続年数が比べものにならない」と言われます。また、少し古い資料ですが、はじめての再就職では正社員雇用が24%、パート・アルバイト・契約・嘱託や派遣労働が73%という割合も、女性の年収を下げる要因となっているでしょう。
厚生労働省の統計では、男=100としたときの女性の指数で男女差を比較しています。40代前半は73.6、40代後半は68.0です。再就職する女性の約半数は退職後3年未満で再就職しようと考えはじめるといわれます。この際、本気の「女性活躍推進」に向けて後押しが欲しいですね。
(20代前半)
男性
大学・大学院卒:約23万円
高専・短大卒:約21万円
高校卒:約20万円
女性
大学・大学院卒:約22万円
高専・短大卒:約21万円
高校卒:約18万円
(40代後半)
男性
大学・大学院卒:約49万円
高専・短大卒:約37万円
高校卒:約33万円
女性
大学・大学院卒:約36万円
高専・短大卒:約28万円
高校卒:約23万円
大学・大学院卒と高校卒を比べると、20代前半の男性では月々3万円しか違わなかったのが、40代後半になると16万円の差に達しています。女性の場合も、20代前半では4万円の差、40代後半では13万円の差です。年収に直すと、男性約192万円、女性約156万円。「若い頃の苦労は買ってでも」とは、このことかと思い当たります。
40代前半男性では、金融・保険業が年収約544万円でダントツを飾り、その後に学術研究・専門・技術サービス業と教育・学習支援業が約445万円で並びます。
40代前半女性は年収約340万円の教育・学習支援業がトップ、以下330万円の情報通信業、323万円の学術研究・専門・技術サービス業と続きます。
40代後半になっても、似た傾向が続きます。男性の平均年収1位は金融・保険業618万円、2位教育・学習支援業484万円、3位学術研究・専門・技術サービス業481万円(情報通信業が僅差で480万円)。
女性の方は、平均年収1位が情報通信業370万円、2位教育・学習支援業365万円、3位学術研究・専門・技術サービス業324万円です。
金融資産の保有額は、世帯主年齢が40代の場合、平均が880万円、中央値が550万円となっています。預貯金が占めるのは293万円、うち定期性預貯金は129万円です。
次に40代の単身者統計を見ると、金融資産の保有割合は「ある」60%、「ない」40%となります。金融資産の保有額は、平均が972万円、中央値が375万円。このうち預貯金は255万円、定期性預貯金は148万円です。
40代で家庭を持っている人の金融資産形成はさすがに堅実、単身者の場合は残す人と残さない人の二極化が、さらに進んでいることがわかります。
単純に「平均年収500万円」というより、「男性600万円、女性300万円」というほうが現状にフィットします。男女の格差は、40代後半になると完全に倍に達しています。
その原因としては、よく「女性はいったん結婚・出産などで退職のブランクがあり、男性とは勤続年数が比べものにならない」と言われます。また、少し古い資料ですが、はじめての再就職では正社員雇用が24%、パート・アルバイト・契約・嘱託や派遣労働が73%という割合も、女性の年収を下げる要因となっているでしょう。
厚生労働省の統計では、男=100としたときの女性の指数で男女差を比較しています。40代前半は73.6、40代後半は68.0です。再就職する女性の約半数は退職後3年未満で再就職しようと考えはじめるといわれます。この際、本気の「女性活躍推進」に向けて後押しが欲しいですね。
学歴による格差が大きく開く40代
40代では、学歴による収入格差も相当目立ってきます。20代前半と40代後半で、平均月収を比較してみましょう。(20代前半)
男性
大学・大学院卒:約23万円
高専・短大卒:約21万円
高校卒:約20万円
女性
大学・大学院卒:約22万円
高専・短大卒:約21万円
高校卒:約18万円
(40代後半)
男性
大学・大学院卒:約49万円
高専・短大卒:約37万円
高校卒:約33万円
女性
大学・大学院卒:約36万円
高専・短大卒:約28万円
高校卒:約23万円
大学・大学院卒と高校卒を比べると、20代前半の男性では月々3万円しか違わなかったのが、40代後半になると16万円の差に達しています。女性の場合も、20代前半では4万円の差、40代後半では13万円の差です。年収に直すと、男性約192万円、女性約156万円。「若い頃の苦労は買ってでも」とは、このことかと思い当たります。
業界別の違いは40代ではどのぐらい?
では、40代で羽振りのいい業界はどういうところでしょうか。40代前半男性では、金融・保険業が年収約544万円でダントツを飾り、その後に学術研究・専門・技術サービス業と教育・学習支援業が約445万円で並びます。
40代前半女性は年収約340万円の教育・学習支援業がトップ、以下330万円の情報通信業、323万円の学術研究・専門・技術サービス業と続きます。
40代後半になっても、似た傾向が続きます。男性の平均年収1位は金融・保険業618万円、2位教育・学習支援業484万円、3位学術研究・専門・技術サービス業481万円(情報通信業が僅差で480万円)。
女性の方は、平均年収1位が情報通信業370万円、2位教育・学習支援業365万円、3位学術研究・専門・技術サービス業324万円です。
「貯金」はしっかりできている?その平均額とは…
40代というと家庭を持っている人の割合が増えるので、まず「二人以上世帯」を調査した統計を参照してみます。40代で金融資産を持っている人は81%、持たない人は19%と圧倒的に「持つ」人が増えています。金融資産の保有額は、世帯主年齢が40代の場合、平均が880万円、中央値が550万円となっています。預貯金が占めるのは293万円、うち定期性預貯金は129万円です。
次に40代の単身者統計を見ると、金融資産の保有割合は「ある」60%、「ない」40%となります。金融資産の保有額は、平均が972万円、中央値が375万円。このうち預貯金は255万円、定期性預貯金は148万円です。
40代で家庭を持っている人の金融資産形成はさすがに堅実、単身者の場合は残す人と残さない人の二極化が、さらに進んでいることがわかります。
<参考サイト>
・国税庁:「平成30年分民間給与実態統計調査」
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/10.pdf
・厚生労働省:「平成30年賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/index.html
・子育て後の女性の再就職に関する調査研究結果(独立行政法人労働政策研究・研修機構)
https://www.jil.go.jp/press/documents/20080318.pdf
・知るぽると:「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」(金融広報中央委員会)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2019/19bunruif001.html
・知るぽると:「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」(金融広報中央委員会)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2019/19bunruit001.html
・国税庁:「平成30年分民間給与実態統計調査」
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/10.pdf
・厚生労働省:「平成30年賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/index.html
・子育て後の女性の再就職に関する調査研究結果(独立行政法人労働政策研究・研修機構)
https://www.jil.go.jp/press/documents/20080318.pdf
・知るぽると:「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」(金融広報中央委員会)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2019/19bunruif001.html
・知るぽると:「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」(金融広報中央委員会)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2019/19bunruit001.html
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