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世界で最も「度数」の高いお酒とは?
近年、日本ではチューハイをはじめとしたリキュール類がビールの消費を上回るようになっています。中でもとりわけ売れ行きが好調な缶チューハイはアルコール度数9%と、ビールやその他発泡酒の平均度数を超えており、お安く手軽に酔っぱらえると注目を集めています。
お酒の味わいはアルコール濃度に比例するものでもありませんが、世界のトップクラスのアルコール度数はどれくらいなのでしょう。今回は世界有数のアルコール度数のお酒ベスト10をランキング形式でご紹介します。
「ビール」5%
「ワイン」14%
「日本酒」15%
「焼酎」25%
「泡盛」35%
「ウィスキー」40%
「ラム」40%
「ウォッカ」40%
「リキュール」20%
酒造メーカーや製法、銘柄によって上下しますが、一般的には上記の数値になっています。ビールやワインなどの《醸造酒》はだいたい20%未満、ウィスキーをはじめとした《蒸留酒》は国産も輸入品もだいたい40%前後です。
《混成酒》リキュールは種類が豊富で、カンパリやカシス、カルーアなど20~25度前後ありますが、もっぱらカクテルとして飲まれることが多いので、最終的な度数は様々です。さあ、これらの度数を踏まえてベスト10を見てみましょう!
世界ランキングのベスト10ともなると、最後尾でさえ度数80%を越えています。こちらはカリブ海のセントビンセント及びグレナディーン諸島の酒造所で造られている滑らかな白いラム酒です。各国のラム酒フェスティバルを次々と受賞し、味わいは折り紙付き。けれども度数は上記の通りですので、余程アルコールに自信がある方以外はジュースやトニックウォーターで割るのをお勧めします。
【第9位 「ハプスブルクアブサン レッドラベル」85% イタリア】
イタリアで飲まれるお酒といえばワインというイメージがあるので意外に思われる方もあるかもしれませんが、ランクインしたのは薬草系リキュールのアブサンです。ニガヨモギを原材料とし、ゴッホやピカソなどの芸術家に愛されたことでも有名です。「緑色の妖精」と呼ばれるアブサンは二つ名の通り緑色のお酒、数滴水を入れると白濁し風味が変わるのを楽しむのが愛飲家の飲み方だとか。もちろんカクテルでもいただけます。
【第8位 「バルカン176ウォッカ」88% ブルガリア】
同率で8位にランクインしたのは厳寒のロシアの人々を身体の中から熱くすることで知られるウォッカです。ブルガリアの酒造メーカーで作られた、バルカン山脈の天然水と大麦を原材料とした一品。アルコール度数は日本で普通に流通しているウォッカのほぼ倍に当たる88%、やはりカクテルなどにして飲むのがお勧めです。
【第8位 「ドーバースピリッツ」88% 日本】
名前の響きからイギリスを連想させますが、本邦日本産のウォッカです。製菓向け洋酒専門メーカードーバーで製造されており、お菓子作りのためだけでなく、果実酒のベースとしても用いられています。良い果物が手に入ったらこちらに漬け込んで熟成を待つのも楽しそうですね。
【第6位 「ピンセールシャンハイストレングス 」88.8% スコットランド】
タッチの差で6位につけたのはピンセールシャンハイストレングス、スコットランドのお酒になります。それならスコッチウイスキーだろうと予想する方が多そうですが、こちらはじゃがいもを原材料にしたウォッカになっています。
【第5位 「ハプスブルクアブサン X.C」89.9% 販売元イギリス】
英国ロンドンに販売元をもつハプスブルクアブサンX.Cが第5位にランクインしました。アブサンの伝統的な飲み方として、穴の空いたアブサンスプーンに角砂糖をのせて、専用のポットから少しずつ水を垂らして飲むドリップという飲み方があります。日本のバーでもできるところがあるそうなので、見掛けたらチャレンジしてみるのも一興でしょう。
【第4位 ポティーン 「ノッキーン・ヒルズ・スピリッツ」90% アイルランド】
僅差で表彰台を逃した第4位はゲール語で小さな蒸留窯を意味するポティーン、アイルランドの農民達の間で造られていた密造ウィスキーにルーツを持っています。やはりカクテルのベースや水割りにして飲むのが一般的です。
【第3位 「ゴッチェ・インペリアル」92% イタリア】
ベスト3入りを果たした高アルコール度数の第3位はイタリアのリキュール、ゴッチェ・インペリアルになります。目にも鮮やかな黄色のため、インテリアとして部屋に飾っておいてもおしゃれなこちらはミラノ修道院で造られているという出自も変わったお酒です。現地では食後酒として飲まれていて、水割りなどで楽しまれています。
【第2位 「エバークリア」95% アメリカ合衆国】
惜しくも敗れて銀メダル、アルコール度数95%で世界2位についたのはアメリカのスピリッツ「エバークリア」です。原材料はとうもろこし、自家製のリキュールを作ったりカクテルの割材などに用いられていますが、とうのアメリカでは若者が危険な飲み方をしてしまうと販売禁止になっている州も。ゴムのような風味があるそうで飲む人を選ぶかもしれません。
【第1位 「スピリタス」96% ポーランド】
堂々のアルコール度数世界1位に輝いたのはポーランド産のウォッカ「スピリタス」になります。主な原材料は穀物やじゃがいもで、一応ウォッカに分類されていますが原産国では別物として扱われているようです。70回以上も蒸留を繰り返すことで到達した高アルコール度数ゆえ、消毒や感染症対策にも使われているとか。
本国ではストレートで飲むことはなく、カクテルのベースに用いられています。また、果実酒を作る際に用いると短時間でよく漬かり、果物本来の美味しさを引き出せると愛用する方も多いとか。日本でも手に入りますが、ほぼアルコールのこちらは取り扱いには注意が必要です。過去にはタバコの火が引火して火事になった事件も起きています。
ちなみに、今回のベスト10入りしたアルコール類は、厚生省のいうところの「やむを得ない場合」には消毒用アルコールとしても使えます。なかなか外でお酒を楽しみにくい御時世ですので、普段飲まないような一品に自宅でチャレンジするのも良いかもしれませんね。
お酒の味わいはアルコール濃度に比例するものでもありませんが、世界のトップクラスのアルコール度数はどれくらいなのでしょう。今回は世界有数のアルコール度数のお酒ベスト10をランキング形式でご紹介します。
身近なお酒のアルコール度数はどれくらい?
まずは身近なお酒の一般的なアルコール度数を見てみましょう。「ビール」5%
「ワイン」14%
「日本酒」15%
「焼酎」25%
「泡盛」35%
「ウィスキー」40%
「ラム」40%
「ウォッカ」40%
「リキュール」20%
酒造メーカーや製法、銘柄によって上下しますが、一般的には上記の数値になっています。ビールやワインなどの《醸造酒》はだいたい20%未満、ウィスキーをはじめとした《蒸留酒》は国産も輸入品もだいたい40%前後です。
《混成酒》リキュールは種類が豊富で、カンパリやカシス、カルーアなど20~25度前後ありますが、もっぱらカクテルとして飲まれることが多いので、最終的な度数は様々です。さあ、これらの度数を踏まえてベスト10を見てみましょう!
規格外のお酒は消毒にさえ使える高アルコール度!
【第10位 「サンセット・ベリー・ストロング・ラム」84.5% セントビンセント及びグレナディーン諸島】世界ランキングのベスト10ともなると、最後尾でさえ度数80%を越えています。こちらはカリブ海のセントビンセント及びグレナディーン諸島の酒造所で造られている滑らかな白いラム酒です。各国のラム酒フェスティバルを次々と受賞し、味わいは折り紙付き。けれども度数は上記の通りですので、余程アルコールに自信がある方以外はジュースやトニックウォーターで割るのをお勧めします。
【第9位 「ハプスブルクアブサン レッドラベル」85% イタリア】
イタリアで飲まれるお酒といえばワインというイメージがあるので意外に思われる方もあるかもしれませんが、ランクインしたのは薬草系リキュールのアブサンです。ニガヨモギを原材料とし、ゴッホやピカソなどの芸術家に愛されたことでも有名です。「緑色の妖精」と呼ばれるアブサンは二つ名の通り緑色のお酒、数滴水を入れると白濁し風味が変わるのを楽しむのが愛飲家の飲み方だとか。もちろんカクテルでもいただけます。
【第8位 「バルカン176ウォッカ」88% ブルガリア】
同率で8位にランクインしたのは厳寒のロシアの人々を身体の中から熱くすることで知られるウォッカです。ブルガリアの酒造メーカーで作られた、バルカン山脈の天然水と大麦を原材料とした一品。アルコール度数は日本で普通に流通しているウォッカのほぼ倍に当たる88%、やはりカクテルなどにして飲むのがお勧めです。
【第8位 「ドーバースピリッツ」88% 日本】
名前の響きからイギリスを連想させますが、本邦日本産のウォッカです。製菓向け洋酒専門メーカードーバーで製造されており、お菓子作りのためだけでなく、果実酒のベースとしても用いられています。良い果物が手に入ったらこちらに漬け込んで熟成を待つのも楽しそうですね。
【第6位 「ピンセールシャンハイストレングス 」88.8% スコットランド】
タッチの差で6位につけたのはピンセールシャンハイストレングス、スコットランドのお酒になります。それならスコッチウイスキーだろうと予想する方が多そうですが、こちらはじゃがいもを原材料にしたウォッカになっています。
【第5位 「ハプスブルクアブサン X.C」89.9% 販売元イギリス】
英国ロンドンに販売元をもつハプスブルクアブサンX.Cが第5位にランクインしました。アブサンの伝統的な飲み方として、穴の空いたアブサンスプーンに角砂糖をのせて、専用のポットから少しずつ水を垂らして飲むドリップという飲み方があります。日本のバーでもできるところがあるそうなので、見掛けたらチャレンジしてみるのも一興でしょう。
【第4位 ポティーン 「ノッキーン・ヒルズ・スピリッツ」90% アイルランド】
僅差で表彰台を逃した第4位はゲール語で小さな蒸留窯を意味するポティーン、アイルランドの農民達の間で造られていた密造ウィスキーにルーツを持っています。やはりカクテルのベースや水割りにして飲むのが一般的です。
【第3位 「ゴッチェ・インペリアル」92% イタリア】
ベスト3入りを果たした高アルコール度数の第3位はイタリアのリキュール、ゴッチェ・インペリアルになります。目にも鮮やかな黄色のため、インテリアとして部屋に飾っておいてもおしゃれなこちらはミラノ修道院で造られているという出自も変わったお酒です。現地では食後酒として飲まれていて、水割りなどで楽しまれています。
【第2位 「エバークリア」95% アメリカ合衆国】
惜しくも敗れて銀メダル、アルコール度数95%で世界2位についたのはアメリカのスピリッツ「エバークリア」です。原材料はとうもろこし、自家製のリキュールを作ったりカクテルの割材などに用いられていますが、とうのアメリカでは若者が危険な飲み方をしてしまうと販売禁止になっている州も。ゴムのような風味があるそうで飲む人を選ぶかもしれません。
【第1位 「スピリタス」96% ポーランド】
堂々のアルコール度数世界1位に輝いたのはポーランド産のウォッカ「スピリタス」になります。主な原材料は穀物やじゃがいもで、一応ウォッカに分類されていますが原産国では別物として扱われているようです。70回以上も蒸留を繰り返すことで到達した高アルコール度数ゆえ、消毒や感染症対策にも使われているとか。
本国ではストレートで飲むことはなく、カクテルのベースに用いられています。また、果実酒を作る際に用いると短時間でよく漬かり、果物本来の美味しさを引き出せると愛用する方も多いとか。日本でも手に入りますが、ほぼアルコールのこちらは取り扱いには注意が必要です。過去にはタバコの火が引火して火事になった事件も起きています。
普段飲まない一品を自宅で嗜む
いかがだったでしょう。パーセンテージを聞くだけでクラクラするような高濃度な世界最高位のアルコール度数ランキングでした。今回ご紹介した銘柄は日本でも手に入るものや、現地に行かないと飲めないものなど様々ですが、いずれにせよお試しになる際には十分ご注意ください。ちなみに、今回のベスト10入りしたアルコール類は、厚生省のいうところの「やむを得ない場合」には消毒用アルコールとしても使えます。なかなか外でお酒を楽しみにくい御時世ですので、普段飲まないような一品に自宅でチャレンジするのも良いかもしれませんね。
<参考サイト・参考文献>
『酒レポート』国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2018/pdf/000.pdf
『新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について
』厚生労働省医政局経済活動
https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2020/200325_4.pdf
『酒レポート』国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2018/pdf/000.pdf
『新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について
』厚生労働省医政局経済活動
https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2020/200325_4.pdf
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