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世界の「謎に包まれたミステリー」5選
「“人魚のミイラ”を専門家が科学的に解析」――2022年2月の春、岡山県のとある寺に伝わる「人魚」らしき生物のミイラを、大学の研究チームがCTスキャンやDNA分析などを駆使してその正体にせまろうという試みが報道され、話題となりました。その生物は哺乳類・魚類とも異なる特徴を持っているとされ、謎はますます深まるばかり。果たしてその正体は明らかとなるのか、最終の分析結果が待たれています(2022年9月に最終報告がまとめられる予定)。
そんな人魚伝説はじめ、未確認生物や暗号文、建造物などなど、巷には現代の科学でもっても解明しきれない、世にも不思議なミステリーが数多く存在しています。
今回は、世界の謎に包まれたミステリーを5つご紹介します!
プラトンの書にいわく、アトランティスはジブラルタル海峡の西側にある広大な島で、海神ポセイドンの末裔が治める豊かな国。高度な文明と強大な軍事力を誇っていましたが、人間の血が混在するようになったことで次第に国は欲にまみれ、荒廃してしまいました。ついには侵略戦争を行いこれに敗北すると、直後に大地震と洪水によって、一夜にして海の底へと沈んでしまったといいます。
これまで多くの学者・研究者がこのアトランティスの神秘に惹かれ、海底を調査するなど存在を追い続けましたが、現在プラトンの記述のほとんどに信憑性はないとされ、アトランティスの存在も否定されています。
しかしフランス人作家ジュール・ヴェルヌのSF小説『海底二万里』をはじめ、後世数多くの創作物にアトランティスの名が頻出。1968年には「アトランティスの痕跡ではないか」と噂される遺物が海底で見つかるなど、今なお多くの人々の興味を掻き立て続けています。
この時以後、同じような信号は受信されていませんが、2016年、ある2つの彗星が「ビッグイヤー電波望遠鏡」を横切る時に発せられた信号ではないかという新説が登場。さらに2020年には、アマチュア天文学者のカバレロ氏が宇宙望遠鏡「ガイア」の観測データから、いて座の方向に太陽と似た恒星があることを発見。これが「Wow!シグナル」の発信源ではないかと提唱しています。
いずれにせよ現状未解明のままですが、一歩一歩「Wow!シグナル」の正体に近づいているといえるでしょう。
このモニュメントはアメリカ人芸術家のジム・サンボーンの手によるもので、1990年にCIA本部に設置されました。クリプトスとはギリシャ語で「隠す」という意味で、制作したジム・サンボーンいわく、この暗号文は解読した後にもさらに謎を潜ませており、それは4つの暗号文をすべて解読して初めて明らかになると述べています。また2018年には、ジム本人から4つ目の暗号文のヒントに言及。最後の一節の一部を解読すると“BERLIN(ベルリン)”となることを明かしました。
世界屈指の諜報機関であり、暗号解読のスペシャリストを抱えるCIAをもってしても歯が立たない芸術家の暗号文に、世界中のマニアたちが今も熱心に解読作業を続けています。
曲がったアカマツは1934年ごろに植えられたとされ、植えられた当初は400本ほどあり、枯死などで徐々に減少していったと考えられています。
なぜ曲がっているのか、なぜこの森の一角だけなのか、なぜ北向きなのか……謎だらけのこの森に対し、
「若木の時に大雪が降り、その重さによって曲がった」
「船や家具の木材として使用するため、人為的に曲げられた」
「戦車の通行によって踏み荒らされたた」
「クリスマスツリーに使われるモミの木の代用としてこの地帯のアカマツが狙われ、その生長を促す過程上で曲がった」
……など、さまざまな説が唱えられています。が、いずれも確証には至っていません。かつて戦争でグルフィノの街が壊滅させられ、当時を知る人も、文献も残されていないからです。
実はこのような「あるはずもないものが空から降ってくる」という現象は “ファフロツキーズ現象” と呼ばれ、世界各地で起こっています。
1876年にはアメリカのケンタッキー州で赤身肉の肉片が降り注ぎ、「ケンタッキー肉の雨事件」と呼ばれ大騒ぎに。1981年にはギリシャで大量のカエルが落下。あたりがカエルで埋め尽くされたといいます。そして2020年、オーストラリアのラジャマヌという海からはるか離れた土地に、大量の生きた魚が落ちてきました。地元の人は「今日の晩餐に」と、こぞって魚を回収したのだとか……。
こうした世界各地のファフロツキーズ現象の原因については「竜巻」や「空輸中の積み荷の落下」、「単なるイタズラ」、はたまた「錯覚」などさまざまな憶測が飛び交い、はっきりとしていないことがほとんど。前述の石川県の「オタマジャクシ騒動」に関しては専門家の見解によると、オタマジャクシをくわえた野鳥が飛行中になんらかの原因で吐き出した可能性が高いとしています。
世界の謎に包まれたミステリー、いかがでしたか。解明しつつあるミステリーもあれば、限りなく都市伝説に近いミステリーもあります。あなたはどの“謎”に惹かれましたか?
そんな人魚伝説はじめ、未確認生物や暗号文、建造物などなど、巷には現代の科学でもっても解明しきれない、世にも不思議なミステリーが数多く存在しています。
今回は、世界の謎に包まれたミステリーを5つご紹介します!
海底に眠る伝説 「アトランティス」
アトランティスとは、哲学者プラトンの著書の中に出てくる、伝説の島にして国家の名です。プラトンの書にいわく、アトランティスはジブラルタル海峡の西側にある広大な島で、海神ポセイドンの末裔が治める豊かな国。高度な文明と強大な軍事力を誇っていましたが、人間の血が混在するようになったことで次第に国は欲にまみれ、荒廃してしまいました。ついには侵略戦争を行いこれに敗北すると、直後に大地震と洪水によって、一夜にして海の底へと沈んでしまったといいます。
これまで多くの学者・研究者がこのアトランティスの神秘に惹かれ、海底を調査するなど存在を追い続けましたが、現在プラトンの記述のほとんどに信憑性はないとされ、アトランティスの存在も否定されています。
しかしフランス人作家ジュール・ヴェルヌのSF小説『海底二万里』をはじめ、後世数多くの創作物にアトランティスの名が頻出。1968年には「アトランティスの痕跡ではないか」と噂される遺物が海底で見つかるなど、今なお多くの人々の興味を掻き立て続けています。
地球外からの謎の信号 「Wow!シグナル」
1977年、地球外知的生命体探査(世界各地で行われている地球外の文明を探すプロジェクト。通称SETI)の研究者の一人であるジェリー・エーマン博士が、観測に使われていた「ビッグイヤー電波望遠鏡」によって、いて座の方向から約72秒にわたる強い電波を受信することに成功。これは地球外生命体からのなんらかの信号ではないかとして、博士がこの謎の電波のデータを印刷した紙面に「Wow!」とメモをしたことから「Wow!シグナル」と呼ばれるようになりました。この時以後、同じような信号は受信されていませんが、2016年、ある2つの彗星が「ビッグイヤー電波望遠鏡」を横切る時に発せられた信号ではないかという新説が登場。さらに2020年には、アマチュア天文学者のカバレロ氏が宇宙望遠鏡「ガイア」の観測データから、いて座の方向に太陽と似た恒星があることを発見。これが「Wow!シグナル」の発信源ではないかと提唱しています。
いずれにせよ現状未解明のままですが、一歩一歩「Wow!シグナル」の正体に近づいているといえるでしょう。
芸術家からCIAへの挑戦状 「クリプトス」
アメリカバージニア州のCIA(中央情報局)本部には、謎の暗号がびっしりと刻まれた高さ3.7mにもなるモニュメントがあります。映画『ダ・ヴィンチ・コード』に登場したことで注目を浴びたこの暗号文は、上下左右の4つに分けられ、そのうちの3つは解明済みであるものの、最後の1つがいまだに解読不明となっています。このモニュメントはアメリカ人芸術家のジム・サンボーンの手によるもので、1990年にCIA本部に設置されました。クリプトスとはギリシャ語で「隠す」という意味で、制作したジム・サンボーンいわく、この暗号文は解読した後にもさらに謎を潜ませており、それは4つの暗号文をすべて解読して初めて明らかになると述べています。また2018年には、ジム本人から4つ目の暗号文のヒントに言及。最後の一節の一部を解読すると“BERLIN(ベルリン)”となることを明かしました。
世界屈指の諜報機関であり、暗号解読のスペシャリストを抱えるCIAをもってしても歯が立たない芸術家の暗号文に、世界中のマニアたちが今も熱心に解読作業を続けています。
木の根元がグニャリと曲がった森 「クシュヴィ・ラス」
ポーランド西部に位置する田舎町・グルフィノには 、クシュヴィ・ラス(ポーランド語で「曲がった森」) と呼ばれるミステリアスな場所があります。街の南部にある森林公園に入って200mほど進むと、その一角にある100本ほどのアカマツの幹が、まるで鎌のように根元からすべて北向きに湾曲しているのです。曲がったアカマツは1934年ごろに植えられたとされ、植えられた当初は400本ほどあり、枯死などで徐々に減少していったと考えられています。
なぜ曲がっているのか、なぜこの森の一角だけなのか、なぜ北向きなのか……謎だらけのこの森に対し、
「若木の時に大雪が降り、その重さによって曲がった」
「船や家具の木材として使用するため、人為的に曲げられた」
「戦車の通行によって踏み荒らされたた」
「クリスマスツリーに使われるモミの木の代用としてこの地帯のアカマツが狙われ、その生長を促す過程上で曲がった」
……など、さまざまな説が唱えられています。が、いずれも確証には至っていません。かつて戦争でグルフィノの街が壊滅させられ、当時を知る人も、文献も残されていないからです。
空から肉が!魚が!オタマジャクシが! 「ファフロツキーズ現象」
ある時、空から突然、大量のオタマジャクシが降ってきた!―そんな嘘のような本当の出来事が、2009年石川県の各所で頻発し「オタマジャクシ騒動」として大きな話題となりました。実はこのような「あるはずもないものが空から降ってくる」という現象は “ファフロツキーズ現象” と呼ばれ、世界各地で起こっています。
1876年にはアメリカのケンタッキー州で赤身肉の肉片が降り注ぎ、「ケンタッキー肉の雨事件」と呼ばれ大騒ぎに。1981年にはギリシャで大量のカエルが落下。あたりがカエルで埋め尽くされたといいます。そして2020年、オーストラリアのラジャマヌという海からはるか離れた土地に、大量の生きた魚が落ちてきました。地元の人は「今日の晩餐に」と、こぞって魚を回収したのだとか……。
こうした世界各地のファフロツキーズ現象の原因については「竜巻」や「空輸中の積み荷の落下」、「単なるイタズラ」、はたまた「錯覚」などさまざまな憶測が飛び交い、はっきりとしていないことがほとんど。前述の石川県の「オタマジャクシ騒動」に関しては専門家の見解によると、オタマジャクシをくわえた野鳥が飛行中になんらかの原因で吐き出した可能性が高いとしています。
世界の謎に包まれたミステリー、いかがでしたか。解明しつつあるミステリーもあれば、限りなく都市伝説に近いミステリーもあります。あなたはどの“謎”に惹かれましたか?
<参考サイト>
・アトランティス、ムーなど超古代文明は本当に存在したのか?【世界の謎】(TABIZINE)
https://tabizine.jp/2017/12/02/163443/
・宇宙からきた謎の強力な「Wow! シグナル」の発信源?信号方向に太陽に似た恒星が存在(株式会社sorae
「sorae」)
https://sorae.info/astronomy/20201201-wow-signal.html
・何これ衝撃ミステリー!ポーランドの歪んだ森「クシュヴィ・ラス」(トラベル.jp)
https://www.travel.co.jp/guide/article/39976/
・不可解な「物」が空から降る謎の“ファフロツキーズ現象”とは?【世界の謎】(TABIZINE)
https://tabizine.jp/2017/12/04/160808/
・アトランティス、ムーなど超古代文明は本当に存在したのか?【世界の謎】(TABIZINE)
https://tabizine.jp/2017/12/02/163443/
・宇宙からきた謎の強力な「Wow! シグナル」の発信源?信号方向に太陽に似た恒星が存在(株式会社sorae
「sorae」)
https://sorae.info/astronomy/20201201-wow-signal.html
・何これ衝撃ミステリー!ポーランドの歪んだ森「クシュヴィ・ラス」(トラベル.jp)
https://www.travel.co.jp/guide/article/39976/
・不可解な「物」が空から降る謎の“ファフロツキーズ現象”とは?【世界の謎】(TABIZINE)
https://tabizine.jp/2017/12/04/160808/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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