テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義 ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
DATE/ 2022.12.10

「ガソリン代節約」の方法5選

 ガソリン代は年々値上がりし、ここ最近は高止まり傾向が続いています。燃費を考えれば、エコカーや燃費のいい車に乗り換えればいいのですが、もちろんエコカーはそう安くはありません。現在は中古車価格も高い状況にあることから、なおさら乗り換えは難しいでしょう。こうなるとできることは一つ「節約」あるのみです。ではどういった点に気を付ければ、ガソリン代をうまく節約できるのでしょうか。

経済産業省「エコドライブ10のすすめ」

 経済産業省は「エコドライブ10のすすめ」を公開しています。もともとは平成15年(2003年)に策定されたものですが、その後見直しを重ね、2020年に新たに見直されたものが公開されています。この10項目は以下の通り。

1.自分の燃費を把握しよう
2.ふんわりアクセル「eスタート」
3.車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
4.減速時は早めにアクセルを離そう
5.エアコンの使用は適切に
6.ムダなアイドリングはやめよう
7.渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
8.タイヤの空気圧から始める点検・整備
9、不要な荷物はおろそう
10.走行の妨げとなる駐車はやめよう

 ここから特に5つのポイントを抜き出して、どの程度節約になるのかという点を少し詳しく見てみましょう。また「どういった道を」「何に気をつけて」「どう走れば」節約になるのでしょうか。この点についても3つのポイントにまとめています。

ふんわりアクセル『eスタート』、減速時は早めにアクセルを離そう

 なかでも「ふんわりアクセル『eスタート』」、「減速時は早めにアクセルを離そう」という2項目は加速と減速に関することなので表裏一体です。発進時は穏やかにアクセルを踏みましょう。5秒で時速20kmになる程度が目標です。この点を意識するだけで10%程度の燃費改善ができます。また、減速時は早めにアクセルから足を離します。こうすると自然とエンジンブレーキが作動して2%程度燃費が改善されます。もちろん坂道を下るときもエンジンブレーキの活用を忘れずに。

車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転

 エンジンブレーキを効果的に使うには「車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転」を意識することが大事です。車間距離が詰まっていると減速する必要がある際、エンジンブレーキでは間に合わず、フットブレーキを使う場面が生まれます。同様に後ろに車両がいればアクセルを踏んで急加速する場面も生まれます。燃費の面から見ても、走行中は一定の速度で走ることがベストです。ムダな加速・減速が多くなると市街地で2%程度、郊外で6%程度燃費が悪化するとのこと。こういった状況を避けるためにも、まずは適切な車間距離を維持しましょう。

タイヤの空気圧から始める点検・整備

 セルフ式のガソリンスタンドが多くなってから、タイヤの空気圧が不足したまま運転している人も多くなったようです。タイヤの空気圧が不足した場合、市街地で2%程度、郊外で4%程度燃費が悪化します。セルフ式のスタンドでも自分で空気圧チェックを行うことは可能です。タイヤの空気圧は、1ヶ月で5%から10%程度低下するとの話もあります。毎月1回、給油のついでにチェックするようにするといいかもしれません。空気圧が指定空気圧より低くなると色が変わるバルブキャップも販売されているようです。加えてエンジンオイルなどの定期的な交換も燃費改善に関連します。

ムダなアイドリングはやめよう

 駐停車の際は、できるだけアイドリングはやめましょう。アイドリングはエアコンオフでも10分間で、130cc程度の燃料を消費するとのこと。最近では自動アイドリングストップ機能を搭載した車も増えています(ただし「手動」アイドリングストップは安全性に問題が生じる可能性があることから推奨されていません)。また、現在の車は-20度以下の極寒冷地などを除き、基本的に暖機運転も不要。走りながらのウォームアップで十分とのことです。エンジンをかけたらアイドリングさせず、すぐに出発しましょう。

「一定の速度」「渋滞を避ける」「平坦な道を選ぶ」

 一定の速度で走ることが大事である点はすでに触れましたが、一般的な普通車であれば50km/hから80km/hの速度は燃費のいいとする話もあります。これは空気抵抗との関係が大きいようです。これ以上の速度になると、空気抵抗が大きくなり燃費が悪化します(空気抵抗が抑えられたスポーツカーを除く)。ということで基本的には速すぎず、遅すぎず、法定速度に沿った範囲内で一定の速度を保つ、ということが燃費向上に関しては大事です。

 もちろん渋滞はできる限り避けましょう。渋滞で止まってしまえば、アイドリングを続けることになります。少し動いて止まるを繰り返せば、アクセルとブレーキを繰り返すことになります。また低速走行では燃費が悪化します。加えて、アップダウンのある道路もアクセルとブレーキを多用することになり、燃費が悪化します。遠くへ出かけるときには、事前にしっかり調査しておいて、渋滞にはまらず、なるべく平坦な道で行けるルートを練っておくといいかもしれません。

<参考サイト>
「エコドライブ10のすすめ」を改訂しました|経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2019/01/20200127004/20200127004.html
時速何kmで走るのが一番燃費がいいの?|MOTA
https://autoc-one.jp/word/836276/
車の燃費を向上させる運転方法とは|グーネットマガジン
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/drive/27467

あわせて読みたい