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「家賃が安い都道府県ランキング」TOP10
日本で生活する多くの人にとって、もっともお金を使うのは「住居」だと思われます。通勤に便利な都市部がいい人もいれば、落ち着いた郊外がいいという人もいるでしょう。また生まれ育った場所を離れたくないという人、自然豊かな土地で暮らすことを望む人、進学で上京した地に愛着を持つ人もいます。「何を大事にして生きていくか」によって、住む場所は決まるのかもしれません。ただし住みたい場所に住めるかどうかは、経済的問題でもあります。ここでは日本国内のどういった地域がどのくらいの賃料なのか、おおよその値を見てみましょう。
1位 島取県 43,650円 60%
2位 山形県 44,792円 62%
3位 大分県 44,999円 62%
4位 富山県 46,052円 64%
5位 愛媛県 46,239円 64%
6位 佐賀県 46,423円 64%
7位 香川県 46,625円 65%
8位 秋田県 46,840円 65%
9位 栃木県 47,208円 65%
10位 茨城県 47,377円 66%
(全国平均) 55,493円 77%
(参考)東京都 72,212円 100%
全国で平均賃料がもっとも安いのは鳥取県というデータとなっています。鳥取県は人口減少率が高く、少子高齢化も進んでいますが、住居費などの生活費がかなり安く済むことは大きなメリットです。鳥取砂丘越しに見える美しい海は唯一無二の景観といえます。また高い建物や明るい建物が少ないことから、星空がたいへん美しいことでも有名です。
2位の山形県は蔵王温泉や銀山温泉など、いくつもの温泉地があり、紅葉や雪景色など、自然の景観もたいへん美しい場所です。冬はウィンタースポーツを楽しんでから温泉に入るという選択肢も可能かもしれません。米、果物、野菜、牛肉などの地場産品も多く、食に関してもたいへん豊かな土地と言えるでしょう。
3位の大分県は別府や由布院をはじめとした九州随一の温泉地。くじゅう連山をはじめとした山々に囲まれ、面積の7割程度が森林という緑豊かな場所です。さらに瀬戸内海に面していることから、たいへん安定した穏やかで温暖な気候です。「関さば」、「関あじ」など豊後水道でとれる魚もたいへん魅力的です。
【1部屋(1K・1DK・1LDK)での家賃が安い都道府県】
1位 島取県 38,383円
2位 大分県 38,805円
3位 山形県 39,380円
4位 山口県 40,415円
5位 愛媛県 40,536円
(全国平均) 50,989円
(参考)東京都 68,121円
【2部屋での家賃が安い都道府県】
1位 島取県 46,225円
2位 佐賀県 46,968円
3位 茨城県 47,801円
4位 香川県 47,997円
5位 徳島県 48.071円
(全国平均) 58,904円
(参考)東京都 85,039円
【3部屋での家賃が安い都道府県】
1位 愛媛県 52,764円
2位 佐賀県 53,371円
3位 香川県 54,181円
4位 茨城県 54.425円
5位 青森県 54.473円
(全国平均) 66,530円
(参考)東京都 91,164円
四国では愛媛、香川、徳島、中国地方では鳥取と山口、九州では佐賀や大分、東北からは山形と青森、あとは関東から茨城といったところでしょうか。名前が挙がった都道府県は、比較的人口が少なく海や山といった自然が豊かな場所が多いと言えそうです。賃料が安い場所では総じて物価も安いと考えられることから、生活全般において都市部ほどのお金はかからないと考えていいでしょう。
ただし物価が安い場所で働けば賃金も安いことになります。また都市部で必要とされている仕事と、地方で必要とされている仕事は異なる場合も多いです。こういった点から、都市部と同じように居住することは難しいかもしれません。ただし都市部の会社に所属していても、リモートワークが可能であれば選択肢となり得ます。またここに挙がったエリアでは、医療や介護、福祉といった仕事に関しては比較的需要が高い可能性はあるようです。
家賃が安い都道府県TOP10
ここでは「全国賃貸管理ビジネス協会」の資料(2023年7月調査)をもとに、家賃に関する都道府県別のデータを見てみます。まずは部屋数に関係なく総平均を安い順にランキングにしたものを見てみましょう。なお、一番右のパーセンテージは東京を100としたときの比率です。ちなみに資料によると、契約ベースなので、一般的な募集賃料ベースの統計よりも下回っているとのことです。1位 島取県 43,650円 60%
2位 山形県 44,792円 62%
3位 大分県 44,999円 62%
4位 富山県 46,052円 64%
5位 愛媛県 46,239円 64%
6位 佐賀県 46,423円 64%
7位 香川県 46,625円 65%
8位 秋田県 46,840円 65%
9位 栃木県 47,208円 65%
10位 茨城県 47,377円 66%
(全国平均) 55,493円 77%
(参考)東京都 72,212円 100%
全国で平均賃料がもっとも安いのは鳥取県というデータとなっています。鳥取県は人口減少率が高く、少子高齢化も進んでいますが、住居費などの生活費がかなり安く済むことは大きなメリットです。鳥取砂丘越しに見える美しい海は唯一無二の景観といえます。また高い建物や明るい建物が少ないことから、星空がたいへん美しいことでも有名です。
2位の山形県は蔵王温泉や銀山温泉など、いくつもの温泉地があり、紅葉や雪景色など、自然の景観もたいへん美しい場所です。冬はウィンタースポーツを楽しんでから温泉に入るという選択肢も可能かもしれません。米、果物、野菜、牛肉などの地場産品も多く、食に関してもたいへん豊かな土地と言えるでしょう。
3位の大分県は別府や由布院をはじめとした九州随一の温泉地。くじゅう連山をはじめとした山々に囲まれ、面積の7割程度が森林という緑豊かな場所です。さらに瀬戸内海に面していることから、たいへん安定した穏やかで温暖な気候です。「関さば」、「関あじ」など豊後水道でとれる魚もたいへん魅力的です。
部屋数ごとのランキングトップ5
次に1部屋、2部屋、3部屋、それぞれに部屋数で分けたランキングを見てみましょう。ちなみに1部屋というときには1K・1DK・1LDK等を含みます。【1部屋(1K・1DK・1LDK)での家賃が安い都道府県】
1位 島取県 38,383円
2位 大分県 38,805円
3位 山形県 39,380円
4位 山口県 40,415円
5位 愛媛県 40,536円
(全国平均) 50,989円
(参考)東京都 68,121円
【2部屋での家賃が安い都道府県】
1位 島取県 46,225円
2位 佐賀県 46,968円
3位 茨城県 47,801円
4位 香川県 47,997円
5位 徳島県 48.071円
(全国平均) 58,904円
(参考)東京都 85,039円
【3部屋での家賃が安い都道府県】
1位 愛媛県 52,764円
2位 佐賀県 53,371円
3位 香川県 54,181円
4位 茨城県 54.425円
5位 青森県 54.473円
(全国平均) 66,530円
(参考)東京都 91,164円
四国では愛媛、香川、徳島、中国地方では鳥取と山口、九州では佐賀や大分、東北からは山形と青森、あとは関東から茨城といったところでしょうか。名前が挙がった都道府県は、比較的人口が少なく海や山といった自然が豊かな場所が多いと言えそうです。賃料が安い場所では総じて物価も安いと考えられることから、生活全般において都市部ほどのお金はかからないと考えていいでしょう。
ただし物価が安い場所で働けば賃金も安いことになります。また都市部で必要とされている仕事と、地方で必要とされている仕事は異なる場合も多いです。こういった点から、都市部と同じように居住することは難しいかもしれません。ただし都市部の会社に所属していても、リモートワークが可能であれば選択肢となり得ます。またここに挙がったエリアでは、医療や介護、福祉といった仕事に関しては比較的需要が高い可能性はあるようです。
<参考サイト>
全国平均家賃による間取り別賃料の推移 2023年7月調査│全国賃貸管理ビジネス協会
https://www.pbn.jp/yachin/date/2023/07/
全国平均家賃による間取り別賃料の推移 2023年7月調査│全国賃貸管理ビジネス協会
https://www.pbn.jp/yachin/date/2023/07/
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