社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
名医が教える「ひざの痛み」を和らげる方法
全国2800万人、5人に1人が抱えているといわれる「変形性膝関節症」。これは膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形が生じて、痛みなどが起こる病気のことです。原因療法はなく、一般的には痛み止め(抗炎症鎮痛剤の飲み薬かヒアルロン酸注射)による対症療法がおこなわれています。
しかし、そんな「一時しのぎ」に疑問を持ち、根本的な改善や回復を目指した「運動療法」を30年にわたって提唱してきた医師がいます。その人こそ、“膝の痛みの名医”と呼ばれる、順天堂大学医学部整形外科学特任教授・黒澤尚先生なのです。
その運動療法とは、激しいものでも、難しいものでもありません。黒澤先生はこう説明しています。
“運動といっても激しい汗をかくものではなく、70歳でも60歳、80歳でも家で簡単にできる、5~10分の簡単な方法をずっと行っています。”
つまり、とってもカンタンな体操なのです。
・痛みが緩和される
・続けることで進行を遅らせ、再発しにくくする予防効果が期待できる
もしこの運動療法に欠点があるとすれば…? それは「医者がもうからないこと」、と黒澤先生はズバリ。
では、具体的な運動療法=「三つの体操」をご紹介しましょう。
<その1:脚上げ体操>
1.仰向けに寝て、左ひざを立てる
2.左ひざを伸ばしたまま、ゆっくり上げ、高さ10cmに上げて5秒キープしたら下ろす
3.1~2秒たったら再び上げて②の動作を20回繰り返す
4.反対側の脚も同様に20回行う
<その2:横上げ体操>
1.横向きに寝て、下側のひざを直角に曲げる
2.上側の脚をひざを伸ばしたまま、ゆっくり上げ、高さ10cm程で5秒間キープしたら下ろす
3.1~2秒経ったら再び上げて②の動作を20回繰り返す
4.反対側の脚も同様に20回行う
<その3:ボール体操>
1.お尻をついた状態でボールを太ももの間にはさみ、ひざを少し曲げる
2.ボールを太ももでつぶすように力を5秒間入れたら抜く
3.20回繰り返す
いかがですか? ビックリするほどカンタンでしょう? 黒澤先生は体操をする人にこうもアドバイスしています。
“「運動」というと二の足を踏む人がいますが、いずれも、どんなに痛い人でも、どんなに膝が痛いときでも、痛くなく、すぐできます。そして、何も使わずにできます。ボール体操はボールを使うものですが、ボールがなければ、枕でも何でも構いません。間にはさむものがあればいいのです。
そういう方法で、3つの体操をそれぞれ20回ずつ繰り返しやっていただきます。一種類につき約4~5分ですから、三つやって片脚15分ぐらいです。それを朝晩やるとよくなっていきます。”
多くの人が悩まされている膝の痛み。これほどカンタンな体操なら、やって損はないはずです。周りで苦しんでいる人につい教えてあげたくなりますよね。体操法は以下の動画でも確認できますので、ぜひお試しください。
しかし、そんな「一時しのぎ」に疑問を持ち、根本的な改善や回復を目指した「運動療法」を30年にわたって提唱してきた医師がいます。その人こそ、“膝の痛みの名医”と呼ばれる、順天堂大学医学部整形外科学特任教授・黒澤尚先生なのです。
黒澤先生の運動療法はとってもカンタン
黒澤先生が積み重ねてきた長年の実践にもとづく運動療法は、2000年、国際的な関節症の学会が作成したガイドラインで「第一にこの運動療法をしなさい」という世界の基準として認められました。その運動療法とは、激しいものでも、難しいものでもありません。黒澤先生はこう説明しています。
“運動といっても激しい汗をかくものではなく、70歳でも60歳、80歳でも家で簡単にできる、5~10分の簡単な方法をずっと行っています。”
つまり、とってもカンタンな体操なのです。
運動療法は朝晩「三つの体操」を数分行うだけ
では、いったいどんなものでしょう。まず大きな特長は以下の2つ。・痛みが緩和される
・続けることで進行を遅らせ、再発しにくくする予防効果が期待できる
もしこの運動療法に欠点があるとすれば…? それは「医者がもうからないこと」、と黒澤先生はズバリ。
では、具体的な運動療法=「三つの体操」をご紹介しましょう。
<その1:脚上げ体操>
1.仰向けに寝て、左ひざを立てる
2.左ひざを伸ばしたまま、ゆっくり上げ、高さ10cmに上げて5秒キープしたら下ろす
3.1~2秒たったら再び上げて②の動作を20回繰り返す
4.反対側の脚も同様に20回行う
<その2:横上げ体操>
1.横向きに寝て、下側のひざを直角に曲げる
2.上側の脚をひざを伸ばしたまま、ゆっくり上げ、高さ10cm程で5秒間キープしたら下ろす
3.1~2秒経ったら再び上げて②の動作を20回繰り返す
4.反対側の脚も同様に20回行う
<その3:ボール体操>
1.お尻をついた状態でボールを太ももの間にはさみ、ひざを少し曲げる
2.ボールを太ももでつぶすように力を5秒間入れたら抜く
3.20回繰り返す
いかがですか? ビックリするほどカンタンでしょう? 黒澤先生は体操をする人にこうもアドバイスしています。
“「運動」というと二の足を踏む人がいますが、いずれも、どんなに痛い人でも、どんなに膝が痛いときでも、痛くなく、すぐできます。そして、何も使わずにできます。ボール体操はボールを使うものですが、ボールがなければ、枕でも何でも構いません。間にはさむものがあればいいのです。
そういう方法で、3つの体操をそれぞれ20回ずつ繰り返しやっていただきます。一種類につき約4~5分ですから、三つやって片脚15分ぐらいです。それを朝晩やるとよくなっていきます。”
なぜ運動療法が効果的なのか?
でも、この方法で「本当によくなるの?」と疑問に感じる人もいるでしょう。なぜ運動療法によって改善されるかというと、それは「炎症状態を起こした細胞に小さな運動刺激を外から加えると、細胞自体に抗炎症の起点が起こって炎症が鎮まる」というメカニズムが理由です。このことが、長年の実践と研究結果からわかってきたのです。多くの人が悩まされている膝の痛み。これほどカンタンな体操なら、やって損はないはずです。周りで苦しんでいる人につい教えてあげたくなりますよね。体操法は以下の動画でも確認できますので、ぜひお試しください。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
日本的雇用慣行の課題…女性比率を高めても業績向上は難しい
DEIの重要性と企業経営(4)人口統計的DEIと女性活躍推進の効果
認知的DEIが進んでいない場合、人口統計的DEIに注目することも大事である。特に男女の多様性という観点から注目すべきは「女性活躍推進」。その効果については「差別の経済学」という分野があり、これは女性を登用することで業...
収録日:2025/05/22
追加日:2025/08/29
自由な多民族をモンゴルに統一したチンギス・ハーンの魅力
モンゴル帝国の世界史(2)チンギス・ハーンのカリスマ性
なぜモンゴルがあれほど大きな帝国を築くことができたのか。小さな部族出身のチンギス・ハーンは遊牧民の部族長たちに推されて、1206年にモンゴル帝国を建国する。その理由としていえるのは、チンギス・ハーンの圧倒的なカリス...
収録日:2022/10/05
追加日:2023/01/07
世界は数学と音楽でできている…歴史が物語る密接な関係
数学と音楽の不思議な関係(1)だれもがみんな数学者で音楽家
数学も音楽も生きていることそのもの。そこに正解はなく、だれもがみんな数学者で音楽家である。これが中島さち子氏の持論だが、この考え方には古代ギリシア以来、西洋で発達したリベラルアーツが投影されている。この信念に基...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/08/28
動画講義だからこそ音楽と数学の深い関係がよくわかる!
編集部ラジオ2025(18)音楽って実は数学でできている?
「音楽」は、実は「数学」でできている――そのような話を聞いたことがあるかもしれません。数学と音楽といえば、ピタゴラスです。ピタゴラスは「音楽が美しく調和しているとき、きれいな数字が見えてくる」ということを発見した...
収録日:2025/06/25
追加日:2025/08/28
不安な定年後を人生の「黄金の15年」に変えるポイント
定年後の人生を設計する(1)定年後の不安と「黄金の15年」
「人生100年時代」といわれている現代において、定年後の人生に不安を抱く人は少なくないだろう。雇用延長で定年を延ばす人は多いが、その後の生活上の中心になるものを探しておくことが重要になってくる。時間的にも精神的にも...
収録日:2021/08/25
追加日:2021/09/28