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DATE/ 2016.06.25

「女に嫌われる女」「男に嫌われる男」って?

 女に嫌われる女といったら「ぶりっこ」、いわゆる女オンナしたタイプが長い間定説でしたが、最近そんな「ぶりっこ」はテレビの中くらい。現実社会ではあまり見かけなくなってきたと思いませんか?

 「ぶりっこ」が減少したのか。同性に嫌われるタイプ、それ自体が変化してきたのか。そんな疑問を追いかけ、いまの「女に嫌われる女」「男に嫌われる男」の現状を探るべく、同性に嫌われるタイプを調査してみました。

女に嫌われる女

 女性15人に「嫌いな女性のタイプ、女に嫌われる女と感じる特徴を3つ教えてくたさい」と質問。その中から特に多かったものは、この3つ。

1・愚痴が多い、ネガティブ女。
 女性同士で愚痴り合いスッキリするのはよくあること。でも、「こんなひどい目に遭った」とか「どうせ私は…」というネガティブな話題ばかりな女性は、圧倒的に嫌われます。大人になるとそんな人をスルーするわけにもいかず、結局話を聞いて気をつかい、自分までマイナスオーラをもらってしまうという意見が。

2・リア充アピールの強い、自分推し女。
 「自撮り写真ばかりアップする」「皆にこんなに愛されていて幸せ!的な投稿をする女」と、SNSを濫用する女性に票が。褒められ、うらやましがられたいという心理を感じる投稿に、うんざりしている女性が多数。言い換えれば「SNSぶりっこ」。実際の本人とその内容が乖離していればいるほど、嫌われます。

3・突然、機嫌が悪くなる、気まぐれ女。
 飲み会や仲間の集まりで、急に黙りこんで「帰る」と言い出す女がたまにいます。ひどくなると突然泣き出す場合も。原因をたずねても答えず、悟ってよ!という態度が特徴。場のムードをしらけさせ、気分を害することをしたかと罪悪感を感じさせてしまうことも。大人として付き合えないと嫌われます。

男に嫌われる男

 同じように男性15人にアンケート。多かったのは、この3つでした。

1・権力に弱い、ゴマすり男。
 男に嫌われる男代表!と言っていいほどの得票数を集めたのがこれ。上司や権力者に気に入られようと、媚びへつらいお世辞ばかり言っているのに、トラブルがあると「俺は聞いてない」など部下や後輩のハシゴを外す特徴が。相手によって態度を変える人を特に男性は嫌うようです。

2・自慢話をおりまぜてくる男。
 会話の中に、ちょいちょい自慢を入れてくる男を、男性は嫌います。認められたい、自分の方が上だとわからせたい、というのが見え見えなので、面と向かって「年収2000万いきました!」と自慢されるより嫌だという意見も。自分を下に見ている、比べられることに男性は敏感です。

3・お金に汚い、ケチな男
 ケチな男は女性に嫌われますが、男にも嫌われ度高し。新入社員がいて「ここはおごるところだろう!」という時に割り勘にしたり、常に小遣いが少ないとぼやいていたり、お金を払わず飲み会から先に抜けるなどの具体例が挙がりました。男同士では、お金の払い方で男の評価をする部分もあるよう。

男と女、それぞれの「嫌い」は変化した?

 以上のことから、女性の場合、協調性のない自己中心的な女を嫌う傾向があります。女性の群れるという特徴を乱すタイプや、男性に媚びるよりもみんなに注目され愛されたいという「社会的ぶりっこ」が嫌われている印象。「男性に愛される=女の幸せ」という時代が終わり、もっと女性が欲張りになってきたという見方もできるかも。

 対して、男が男を嫌うポイントは「嫉妬」と「上下関係」。時代は変わっても競争意識の根強い男性のほうが、あまり変化していないよう。嫌いな男は仕事関係の中からしかほぼ出てこなかったことも、そのことを表わしています。

 人は自分の嫌な部分を他人に見る、とも言われます。特に同性間であると、親近憎悪のようにその傾向が高まるとも。「人の振り見て我が振り直せ」というように、この機会に自分を見つめ直してみるのもいいかもしれませんね。
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