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DATE/ 2016.09.06

髪の毛の触り方で人の心理がわかるってホント?

 自覚しているものも、そうでないものも、人には癖というものがあります。癖は心のあらわれともいわれています。

 髪の毛を触るのも癖の一つ。だれでも無意識に触っていたなんてことがあるはず。しかしこれ、結構奥深いのです。触り方の違いによって、人の心理がわかるということをご存じでしょうか。今回は髪と人の心理について、調べていきたいと思います。

髪を整えて緊張を解く

 髪が気になって触る人は多いと思います。一つは、人から綺麗に見られたい、よく思われたいという願望から、髪を触るというもので、これはとてもわかりやすいのですが、実はこの仕草、緊張しているから出てしまうのだといいます。親しみやすいものを触ることで心を落ち着けているのでしょうか。また、伏し目がちに髪を整えるのは、誰かに好意を示しているのだとか。気になるあの子がそうかどうか、チェックしてみてはいかがでしょう。

髪をかき上げて魅力全開

 よく、髪をかき上げる仕草をドラマなどで目にしませんか。ナルシシズムを感じることもありますが、男女問わず、かっこよく見えるしぐさだと思います。髪は他人を惹きつけるということを無意識のうちに理解している人は、自分の魅力をアピールするために髪をかきあげることがあります。これを意識的にやっている人はいないように思いますので、DNAに組み込まれた自然の仕草といえるかもしれません。そう思うと、ちょっとどきっとしませんか。

頻繁に髪を触るのはかまってほしいから?

 ちょこちょこと頻繁に髪を触るのは、上述の「髪をかき上げる」のネガティブな仕草といってもいいかもしれません。「愛してほしい」「かまってほしい」という気持ちのあらわれで、精神的に不安定だったり愛情を感じられなかったりすると癖として出るのだそうです。触ることで精神安定に繋がっているというのは興味深いですね。

毛先をくるくる

 女性に多い、毛先をくるくるする仕草。これは退屈しているときに指を遊ばせているようです。結構わかりやすい動作なので、これをすることで相手に「退屈だ」と知らせてしまうことにもなりますね。そのつもりがないのにくるくるさせてしまう癖のある人は、誤解されないように注意してください。 

ストレスが髪を引っ張らせる

 髪を引っ張ってしまう人もいるようですが、それはストレスのあらわれです。いらいらしたときにぎゅっと引っ張るのも同じ。ひどくなると髪の毛を引っ張りぬいてしまう「抜毛症」にもつながります。これは自傷行為の一つだといいます。早いうちにストレスを取り除く手立てを考えましょう。

どこまで自覚しているか、見た目にはわからない

 ここまで挙げてきましたが、これらはすべて当たっているとは限りません。どういう触り方をしたからといって、「嘘をついている」とか「不安定な子だ」とか決めつけてしまうのはよくありません。

 どこまで自覚してやっているのか、ということさえ、見た目にはわからないのですから、行動がそのまま相手の心である、というふうに考えるべきではありません。とはいえ、心は体にあらわれるもの。そういった「傾向にある」というくらいに考えておけば、ちょっとした相手の仕草から気遣うことができるかもしれません。また、自分にあてはめてみて、心の整理をするきっかけになるのではないでしょうか。
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小原雅博
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授