社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
半年間で30万円!「恋愛講座」が注目されるワケ
「結婚したい…」そう思うなら、まずその前にしなくてはならないことがあります。そう、それは恋愛です。お見合いを世話してくれるような親切な親戚縁者が周りにいない限り、すべての結婚は恋愛からはじまります。ところが、最近では「若者の恋愛離れ」が進み、交際経験すらないという独身男女は年々増えているそうです。
そんな恋愛経験が少ない人たちに向けて、まずは恋愛を学んで、そして結婚へとつなげようという『恋愛講座』まで登場。今回は、恋愛に縁がない人がどうしたら恋愛できるのか、そのヒントを探ってみました。
そんな恋愛経験値の低い人にとって、婚活ブームは乗るに乗れない大き過ぎる波。たとえ婚活パーティーに参加しても、「何を話していいかわからない」とか「どんな服装をしていけば、女性ウケがいいのか悩んでしまう」と、異性へ一歩も踏み出せずに終わってしまうことも多いはず。
そこで需要が生まれたのが、まずは恋愛の仕方を学ぶ『恋愛講座』です。放送の中で取材された日本婚活教育協会の恋愛講座は、半年間の受講期間で費用は約32万円だそうです。受講者は20~50代の男性で、5年間で300人以上が受講したとのこと。その講座は、婚活のようにマッチングした相手を紹介して出会いを提供する場ではなく、あくまで恋愛や結婚を目的にスキルを磨く学校なのだそう。自分の恋愛傾向や弱点を認識しつつ、出会い・コミュニケーション・デート・アプローチ・話し方、果てはSNSやメールなどの文章まで具体的に勉強するのだといいます。
実際に、恋愛下手、恋愛に縁がないと言う数人を観察してみたところ、その全員に共通しているのは、「どう異性に接していいのかわからない」「異性が何を考えているのかわからない」と、恋愛や結婚をしたくてもとにかく「わからない」ところで立ち止まっていることでした。経験不足が自信を喪失させ、あきらめの境地に達している人も。
逆に、「男はこういうもの」「自分は年収が低いからモテない」などと、「わかっている」つもりになっている人も、恋愛から遠ざかっている傾向があり、「わかっている」ことが間違っていれば、「わからない」ことと同じことだともいえます。
「わからない」を解消することは、恋愛への大きな一歩となりそうです。講座に通わないとしても、恋愛や異性を知るために学ぶことは、少ない恋愛経験を補う手助けとなり、行動を起こすきっかけに。恋愛したいと悩んでいる人も、異性を「知りたい」と思えるなら、まだまだ恋愛できる可能性が残っているのではないでしょうか。
そんな恋愛経験が少ない人たちに向けて、まずは恋愛を学んで、そして結婚へとつなげようという『恋愛講座』まで登場。今回は、恋愛に縁がない人がどうしたら恋愛できるのか、そのヒントを探ってみました。
恋愛離れが深刻?恋するための講座が人気
NHKの「おはよう日本」でも、『”恋愛したい”けれど…』という特集が放送されました。その中で、独身の20~30代の男女で「交際相手がいる」と答えた割合は、女性で3人に1人、男性では5人に1人という驚きの数字が紹介されました。さらに、1度も異性との交際経験がない20~40代の独身男女も、女性は3割近く、男性では4割いるといいます。そんな恋愛経験値の低い人にとって、婚活ブームは乗るに乗れない大き過ぎる波。たとえ婚活パーティーに参加しても、「何を話していいかわからない」とか「どんな服装をしていけば、女性ウケがいいのか悩んでしまう」と、異性へ一歩も踏み出せずに終わってしまうことも多いはず。
そこで需要が生まれたのが、まずは恋愛の仕方を学ぶ『恋愛講座』です。放送の中で取材された日本婚活教育協会の恋愛講座は、半年間の受講期間で費用は約32万円だそうです。受講者は20~50代の男性で、5年間で300人以上が受講したとのこと。その講座は、婚活のようにマッチングした相手を紹介して出会いを提供する場ではなく、あくまで恋愛や結婚を目的にスキルを磨く学校なのだそう。自分の恋愛傾向や弱点を認識しつつ、出会い・コミュニケーション・デート・アプローチ・話し方、果てはSNSやメールなどの文章まで具体的に勉強するのだといいます。
恋愛経験値を補うのは、「知りたい」という気持ち
この32 万円という金額を「高い!」と思った人は、ある程度の恋愛経験がある人かも知れません。経験を通してすでに学んでいるわけですから、そこにこれほどの投資はしないはず。一方、ある参加者の男性は「(恋愛を)直接学べることはほとんどない」と、この額でも安いのではないかと取材に答えています。実際に、恋愛下手、恋愛に縁がないと言う数人を観察してみたところ、その全員に共通しているのは、「どう異性に接していいのかわからない」「異性が何を考えているのかわからない」と、恋愛や結婚をしたくてもとにかく「わからない」ところで立ち止まっていることでした。経験不足が自信を喪失させ、あきらめの境地に達している人も。
逆に、「男はこういうもの」「自分は年収が低いからモテない」などと、「わかっている」つもりになっている人も、恋愛から遠ざかっている傾向があり、「わかっている」ことが間違っていれば、「わからない」ことと同じことだともいえます。
「わからない」を解消することは、恋愛への大きな一歩となりそうです。講座に通わないとしても、恋愛や異性を知るために学ぶことは、少ない恋愛経験を補う手助けとなり、行動を起こすきっかけに。恋愛したいと悩んでいる人も、異性を「知りたい」と思えるなら、まだまだ恋愛できる可能性が残っているのではないでしょうか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』、秀吉と秀長の実像に迫る
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力
「織田家中一の武略者」――今までの大河ドラマでは見たことがない秀吉の姿が見られるという2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。いったいどういうことなのか。日本史の中でもファンの多い戦国時代だが、特に「天下一統」に向かう...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/17
日本の外交には「インテリジェンス」が足りない
インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動
国家が的確な情報を素早く見つけ行動するためには、インテリジェンスが欠かせない。日本の外交がかくも交渉下手なのは、インテリジェンスに対する意識の低さが原因だ。日本人の苦手なインテリジェンスの重要性について、また日...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/05/07
親娘で進歩させた芸術…葛飾応為の絵の特徴と北斎との比較
葛飾北斎と応為~その生涯と作品(4)葛飾応為の芸術と人生
葛飾北斎の娘であるお栄は、「応為」という画号で独自の絵画表現を切り拓いた。北斎とは異なる、女性ならではの描き方は、特に身体表現に現れ、西洋画の陰影表現の色濃い影響を感じさせる。積極的に新たな画法を吸収し、後世の...
収録日:2025/10/29
追加日:2025/12/13
『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制
「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09
ルソーの「コスモポリタニズム批判」…分権的連邦国家構想
平和の追求~哲学者たちの構想(4)ルソーが考える平和と自由
かのジャン=ジャック・ルソーも平和問題を考えた一人である。個人の「自由意志」を尊重するルソーは、市民が直接参加して自分の意思を反映できる小さな単位を基本としつつ、国家間紛争を解決する手段を考えた。「自由の追求」に...
収録日:2025/08/02
追加日:2025/12/16


