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ずっと独身だったら…独女が抱える最大の不安
このまま結婚できず、ずっと独身かもしれない…30~40代の未婚女性なら、誰しも一度はそんな漠然とした不安を抱いたことがあると思います。「結婚できないかもしれない」という不安は、自分の将来や老後への不安そのもの。ひとりの寂しさに加え、具体的な不安材料の最たるものは「お金」に関するものなのではないでしょうか。
そんな不安から目をそらし、とにかく結婚すれば不安は解消されると婚活に躍起になるのは、精神的にも疲れるもの。この先、自分がおひとり様として生きていく可能性があるなら、そのお金への不安を少しでも軽くする方法を考えてみませんか。今回は、結婚しないかもしれない独身女性の、将来への不安を減らすお手伝いになる「お金」に関する情報をご紹介します。
これはずっと先の老後のお話かもしれませんが、家庭を持たない可能性があるのなら、家と仕事以外の自分の居場所を作って仲間との交流を大切にしたり、引越しを検討する際には、いざというときに駆けつけてくれる知人や友人の近所もリストに入れるなど、先を見据えて行動していくことも大切かもしれませんね。
そんな不安から目をそらし、とにかく結婚すれば不安は解消されると婚活に躍起になるのは、精神的にも疲れるもの。この先、自分がおひとり様として生きていく可能性があるなら、そのお金への不安を少しでも軽くする方法を考えてみませんか。今回は、結婚しないかもしれない独身女性の、将来への不安を減らすお手伝いになる「お金」に関する情報をご紹介します。
年金、貯金、保険、住宅。独女が今からできること
独身でいるかぎり、ずっと自分で稼いでいかなくてはなりません。働けるうちは、さほどお金に困らない人もいるかもしれませんが、心配なのは老後と健康問題が噴出したときです。<年金>少しでも長く高く働いて、受給額を上げよう!
女性の年金は、男性と比較すると平均して6割ほど少ない金額。結婚していれば夫婦の年金を合わせれば、2人でなんとか暮らしていける金額になりそうですが、女性ひとりとなると年金だけでは厳しく、一般的に毎月10万円以下なのが現実。金額は勤続年数やそのときの所得が反映されるため、少しでも多くの年金をもらうには、できるだけ長く、パートでもわずかでも時給の高いところで働くことが重要となります。そのためには、正社員雇用や特別なスキル、あるいは資格取得など、キャリアアップを意識することが大切だといえるでしょう。<貯金>年間100万円強。目標を設定して貯蓄しよう!
先ほど年金の少なさについて触れましたが、それを補うのは貯金。しかし30~40代の独身女性で貯金ゼロの人も少なくありません。高給の人でもその分贅沢をしていたり、実家暮らしでお給料は全て自分のために使ってしまっている、なんて人も。一般的にリタイア後の独身女性に必要な貯金額は、年金とは別に3000万円ともいわれています。たとえば、今30歳の人が60歳までそれだけ貯蓄するためには、年間100万円ほど貯蓄が必要です。ハードルの高い金額ですが、目標を設定しなければなかなか貯金はできないもの。数字を明確にして、貯蓄へのモチベーションを高めていきましょう。<保険>医療費だけでは不安、働けない時を支える保険に!
独身者が一番つらいのは、健康を害して働けなくなったり失業したとき。夫がいれば養ってもらえますが、独身女性は収入のない状態でも自分で医療費を払わなければなりません。ですから、入院・医療保険はもちろん、加入を検討したいのが就労不能保険や所得補償保険というもの。長期入院や重度の病気療養で働けない間のお給料をサポートしてくれるというこの保険は、医療費ではなく生活費を支えるもの。特に会社員として有給の病気休暇や社会保険のサポートのない、自営業やフリーランスの方におすすめです。<マンション>ローンのリスクを考え、購入は慎重に!
独身女性の間では、よく女性向けの単身マンション購入が話題にのぼります。家があれば安心…と思うかもしれませんが、ちょっと待って。マンションは価値が下がりやすく、シングル向けの部屋は売れ筋ではないため、売りたいときに売れないという事態に陥ることも。もし病気で働けなくなれば、ローンの支払いが滞る可能性もあります。自分で自分の面倒を見るシングル女性にとっては、不動産資産よりもいざというときに動かせる現金の方が大事です。実家暮らしや賃貸のメリットと比較して、慎重に検討を。もうひとつ認識しておきたい「孤立」という問題
いかがでしたか?今回は「お金」に寄せて書きましたが、もうひとつ認識しておきたいのが「孤立」という問題です。これはずっと先の老後のお話かもしれませんが、家庭を持たない可能性があるのなら、家と仕事以外の自分の居場所を作って仲間との交流を大切にしたり、引越しを検討する際には、いざというときに駆けつけてくれる知人や友人の近所もリストに入れるなど、先を見据えて行動していくことも大切かもしれませんね。
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