作用と反作用について…人間と戦争
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「魂の清純さ」を失っていない人々は自分が損をしても戦う
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国が潰れても関係ないノーメンクラトゥーラ根性の恐ろしさ
作用と反作用について…人間と戦争(1)大官僚主義の脳停止
執行草舟(実業家/著述家/歌人)
執行草舟が、ウクライナ戦争にまつわる人間のあり方、そして「作用・反作用」について語る。まず取り上げるのは、2022年2月24日に始まった、ロシアによるウクライナ侵略である。この戦いの恐ろしいところは、相手がプーチンであることだ。なぜなら、プーチンはソ連時代のノーメンクラトゥーラ(エリート官僚)の「生き残り」だからだ。大官僚主義に凝り固まって、脳停止ともいえるノーメンクラトゥーラは、国を潰しても何とも思わないような人間たちだった。だからこそ、核兵器や化学兵器の使用から、第3次世界大戦に発展してしまうリスクまで、様々な危険性に満ちているのである。そのなかで、日本はあまりにもアメリカ追従で、無定見にロシアの恨みをかっていないだろうか。(全10話中第1話)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)
時間:12分41秒
収録日:2022年5月19日
追加日:2022年7月1日
カテゴリー:
≪全文≫

●プーチンは、ソ連を潰したノーメンクラトゥーラの生き残り


執行 (今回のテーマの)「戦争論」には、具体的なものや思想論などいろいろありますが、具体的な話をするとキリがないので一番の問題をまず話します。戦争云々は置いておいて、とにかくアメリカの尻馬に乗って、日本はウクライナの味方をし過ぎているように感じます。これは、「ロシアがいい」という意味でもないですし、「戦争をいい」と肯定しているわけでもありません。

 ただ、あまりにも日本の報道機関は、アメリカから出てくる情報のままです。アメリカのことを「国際社会」と言うのもそうです。私は、本当にロシアから恨み買わなければいいと思います。これは怖いです。ロシアのほうが、ずっと隣国ですから。

 私はロシア人の性格も、ある程度、文学で知っていますが、すごく怖いものを感じます。ロシア人の魂の中に、自分の国でもないもので、とんでもない恨みを残すのではないかと。そういう大所高所からの危惧をまず持っています。

―― はい。

執行 プーチンがいいという意味ではありません。まずロシアの民族についていうと、ロシア人は非常に芸術的であり、日本人と魂が非常に近いのです。縄文的というか。

―― 縄文的なんですね。

執行 縄文的。原始的。だから私はロシア人が大好きです。ただし「ロシア人は」です。戦争肯定ではないし、プーチン は嫌いです。なぜかについては、あとから少し喋りますが、要は「プーチン憎し」ですべてのものを忘れてしまう危険を感じているのです。

―― なるほど。

執行 プーチンが大統領になったときからずっと言っていますが、彼は本当に世界を破滅させるかもしれない。私は昔から、本当に小さな予言をしています。理論的には、みんなが覚えていることでいえば、ソ連崩壊です。ソ連崩壊がどうして起きたかというと、神藏さんは私より年齢は下だけど知っている世代ですね。

―― はい。

執行 あのソ連が築いた官僚主義、大官僚主義です。あれが裏目に出て、もうどうにもならない。共産国は。あの東ドイツも全部。

―― 動きが取れないんですね。

執行 そう、全然(取れない)。最初はいいものと思って作ったけれど、要は官僚機構を作るのに失敗したわけです。

―― そうですね。

執行 日本の官僚なんて、ソ連に比べたら、もうとんでもなく優秀です(笑)。あれでも、みんな...

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