「議会と民主主義」課題と処方箋
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
クオータ制は2種類ある…日本はどんな形で導入すべきか
「議会と民主主義」課題と処方箋(5)ジェンダーギャップ改善に向けて
日本はジェンダーギャップ指数で過去最低である(2023年、世界で125位)。女性の政治参加が世界的に増加している中で、日本の政界における女性議員の比率は国際的に見て圧倒的に低い。その要因としては、ロールモデルの不足や政治家を目指しにくい環境が挙げられるが、その解決策としてはさまざま出てきており、特にクオータ制の導入が注目されている。今回は、女性の政治参加が障害となるものを解き明かし、有権者の意識改革も含め、日本に合った改善法を探っていきたい。(全8話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:13分09秒
収録日:2024年6月7日
追加日:2024年11月17日
カテゴリー:
≪全文≫

●日本のジェンダーギャップ指数は過去最低


―― 今、いかに政治の世界に優秀な人材をリクルーティングしていくかというところでお話を伺ってきましたけれど、その意味でも、いかにいろいろな意見を出していただけるか、どのような声を出していただけるかが大事だと思います。

 特に日本の場合は、女性の政治参加、あるいは議員になっていく人たちの数が低いがために、いわゆるジェンダーバランスが悪いということで、非常に低く評価されるケースもあると思うのですけれど、このあたりの実態について、女性の登用と政治というところでは、まず島田さん、その現状でいうとどういうところになりますか。

島田 そうですね。これも日本全体の問題でもあると思うのですけれど、女性、男女平等というものは、今も本当に大事ですが、さらにやっていかなければいけないということだと思います。よくいわれるジェンダーギャップ指数も、OECDも含めていろいろなところでやっているわけですけれど、日本は2023年、世界で125位ということで、過去最低となっております。

 意外と日本は、特に教育とかのジェンダーギャップ指数はいいのです。男女問わず、それで差別されることはないので、教育というところではトップクラスにいるのですが、政治経済はかなりダントツのビリというところがあります。これは皆さんが、国会で見ていただく、本会議場とかで見ていただくと、もう一目瞭然ということだと思いますけれど、これをどう入れていくのかというところが非常に大事です。

 ただ一方で、よく(女性議員の比率が)何パーセントかということで、これから「クオータ制」の話も出てきますけれど、そのためだけに(女性を)入れるということであってはいけないのです。きちっと必要で入れていく、結果として平等が実現される、それが正しいプロセスであって、何パーセントの割合を維持しなければいけないから、よく分からないけれど、とりあえず女性、というのは絶対ダメなのです。そこの順番ははき違えないというか、そこをきちんと守った上で、結果的に男女平等というのを進めていくということが、やはり今必要なのだと思います。

―― 日野先生、ここは今、女性政治家が少ないという客観的なデータもあるというところになると思うのですけれど、ただ、例えば選挙を見ていると、比較的若い女性の方を積極的に立てるような党もあったり...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
これからの社会・経済の構造変化(1)民主主義と意思決定スピード
フラット化…日本のヒエラルキーや無謬性の原則は遅すぎる
柳川範之
グローバル環境の変化と日本の課題(1)世界の貿易・投資の構造変化
トランプ大統領を止められるのは?グローバル環境の現在地
石黒憲彦
戦争と暗殺~米国内戦の予兆と構造転換(1)内戦と組織動乱の構造
カーク暗殺事件、戦争省、ユダヤ問題…米国内戦構造が逆転
東秀敏
緊急提言・社会保障改革(1)国民負担の軽減は実現するか
国民医療費の膨張と現役世代の巨額の「負担」
猪瀬直樹
本当によくわかる経済学史(1)経済学史の概観
経済学史の基礎知識…大きな流れをいかに理解すべきか
柿埜真吾
クーデターの条件~台湾を事例に考える(1)クーデターとは何か
台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性
上杉勇司

人気の講義ランキングTOP10
AI時代と人間の再定義(3)Human Co-becomingと存在神学への対抗
耳障りな言葉がポイント!?新しい概念を生み出すチャンス
中島隆博
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎
衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(1)安いニッポンと急性インフレ
世界で一人負け…「安い国」日本と急性インフレの現実
宮本弘曉
これからの社会・経済の構造変化(2)経済的利益と社会課題解決の両立へ
利益か社会課題解決か…かつての日本企業の美点を取り戻せ
柳川範之
「進化」への誤解…本当は何か?(9)AI時代の人間と科学の関係
科学は嫌われる!? なぜ「物語」のほうが重要視されるのか
長谷川眞理子
平和の追求~哲学者たちの構想(6)EU批判とアメリカの現状
理想を具現化した国連やEUへの批判がなぜ高まっているのか
川出良枝
独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素
未来を洞察するために「独裁・共和政・民主政」の循環を学べ
本村凌二
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』秀吉と秀長の実像に迫る
黒田基樹
地政学入門 ヨーロッパ編(10)グリーンランドと北極海
グリーンランドに米国の軍事拠点…北極圏の地政学的意味
小原雅博
逆境に対峙する哲学(1)日常性が「破れ」て思考が始まる
逆境にどう対峙するか…西洋哲学×東洋哲学で問う知的ライブ
津崎良典