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「イザナミ」の検索結果

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なぜ『古事記』と『ギリシア神話』は似ているのか

古事記・日本書紀と世界神話の類似(1)オルフェウスと死

ユーラシア大陸の東方にある日本と、西方にあるギリシアにおいて、神話の筋立てが非常に似ているという不思議な事実がある。なぜ遠く離れた二つの地で類似した神話が生まれたのか。その謎に迫るために、まずは日本神話とギリシ...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/03/20
鎌田東二
京都大学名誉教授

「国生み・国作り・国譲り・国治め」と「むすひ」の力

日本神話の基本を知る~世界・人間・文化のはじまり

日本神話とはどのような構造・内容なのだろうか。「国生み・国作り・国譲り・国治め」という起承転結のストーリーで進んでいくというが、そこにはどのような神が関わり、そのような話が展開されていくのか。『古事記』『日本書...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/08/11
鎌田東二
京都大学名誉教授

『古事記』『日本書紀』のスサノオの位置づけと重要性

世界神話の中の古事記・日本書紀(4)スサノオの重要性

『古事記』『日本書紀』を細かくみていくと、どのような違いがあるのだろうか。『古事記』は国生み、国づくり、国譲り、国治めという流れで、いわゆる国家ができあがる物語だ。そうした物語の大きな流れは、『日本書紀』もおお...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/04/24
鎌田東二
京都大学名誉教授

「くらげなす漂える島」日本は「吊り橋国」である

神話の「世界観」~日本と世界(6)日本人を日本人たらしめたもの

大正時代、『古事記』に魅せられたロシア人のワノフスキー。彼もまた日本神話を自然主義的に解釈した。そして、それが、わが国において次々に自然が起こす災難が「日本人を日本人たらしめた」という寺田寅彦の解釈とつながって...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/10/24
鎌田東二
京都大学名誉教授

生と死の往来…助けられながら達成する最弱にして最強の神

大国主神に学ぶ日本人の生き方(3)一番弱いが、一番強い

大国主神はいったいどのような神様だったのか。出雲系の神々の1人である大国主神は、神話の中でどのような位置づけだったのか。「一番弱いけれども、一番強い」と鎌田氏は評する。また、生と死を行き来して、死からも力を得る神...
収録日:2023/08/08
追加日:2023/12/24
鎌田東二
京都大学名誉教授

スサノオとオルフェイス、悲しみと歌でつながる男神の物語

古事記・日本書紀と世界神話の類似(2)詩の文化の共通点

日本神話とギリシア神話の類似点として、スサノオとオルフェイスという、夫(男)の神の存在が挙げられる。この2神はどのようなつながりがあるのか。スサノオの物語を通して、ギリシア神話との共通点をさらに挙げていく。(全10...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/03/27
鎌田東二
京都大学名誉教授

小さな神々と精霊…ケルト神話と日本神話の不思議な共通性

ケルト神話の基本を知る(2)精霊信仰的な多神教

ケルト神話はさまざまな伝承を寄せ集めて再構成されたものなので、世界の始まりや人間の起源について分かっていないことも多い。では神についてはどうだろうか。宗教学的分類でいうと多神教で、アニミズム的要素を持っている神...
収録日:2022/04/12
追加日:2023/07/30
鎌田東二
京都大学名誉教授

大国主神が詠んだ歌…『古事記』の歌の意味と縁結びの力

大国主神に学ぶ日本人の生き方(8)求婚の歌と縁結びの力

大国主神の歌は『古事記』上巻の中で最も多く掲載されている。はたして、どのような歌をうたっているのか。今回はその歌の数々をみていく。大国主神が詠んでいる求婚の歌を見ていくと、いかに相手の気持ちを汲み取る力のある、...
収録日:2023/08/08
追加日:2024/01/28
鎌田東二
京都大学名誉教授

世界神話と日本神話の違いの特徴は「人間の格づけ」にある

世界神話の中の古事記・日本書紀(1)人間の位置づけ

日本神話の特徴とはいったい何だろうか。世界神話と比べた際にもっとも大きな違いは、「人間の格づけ」である。では世界神話の中での人間の位置づけ、さらには日本神話の中での人間の位置づけは、どのようなものだろうか。(全9...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/03/31
鎌田東二
京都大学名誉教授

『古事記』と『日本書紀』の大きな違い…その神話と構造

世界神話の中の古事記・日本書紀(2)『古事記』と『日本書紀』の違い

人間と神との距離感が非常に近い日本神話。その日本神話の代表的なものが『古事記』『日本書紀』であるが、この2作は全く性質が異なるものだと鎌田東二氏は言う。『古事記』と『日本書紀』は、どのような点がどのように異なるの...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/04/07
鎌田東二
京都大学名誉教授

『日本書紀』ではなぜ出雲神話がカットされているのか

世界神話の中の古事記・日本書紀(6)出雲神話をめぐる古事記・日本書紀の違い

『古事記』には国生みから国づくりまでのプロセスの中に、スサノオ、オオクニヌシの波乱万丈の物語、つまり「出雲神話」と呼ばれる部分がとても手厚く描かれている。一方、『日本書紀』はその部分がカットされている。スサノオ...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/05/08
鎌田東二
京都大学名誉教授

八反田友則が絵に込めた、将来に対する「憧れ」と「呻吟」

「壁」ありてこそ(8)特別編:芸術の中の憧れと呻吟

 未来に残すべき芸術とはどのようなものか。今回、執行草舟は、まだ若き画家・八反田友則の作品を紹介する。若いがゆえに、一枚の絵に込めることができた「将来に対する憧れ」。一方、別の二枚に描かれたのは「混沌とした未来...
収録日:2021/01/14
追加日:2021/04/09
執行草舟
実業家

不老不死と黄金のリンゴ…神話が教える世界と日本の違い

神話の「世界観」~日本と世界(4)不老不死と「黄金のリンゴ」

北欧神話と日本神話の決定的な違いは終末論の有無であり、そこから死の問題へとつながっていく。不老不死は人間の探求する一つの究極の理想ともいえるが、それと関連する神話として「黄金のリンゴ」という物語がある。それはど...
収録日:2020/12/07
追加日:2021/10/10
鎌田東二
京都大学名誉教授

歌の始まりも言葉の交換から――互酬性と信頼のネットワーク

ソフトな歴史学のすすめ(4)交換によるネットワークの構築

人間にはそもそも互酬性があり、それがネットワークの構築、信頼の形成に大きく影響している。『古事記』によると歌は言葉の交換から始まっており、そこからもうかがえることである。今回は祖母のエピソードを中心に、交換によ...
収録日:2021/06/04
追加日:2021/11/01
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

不老不死から老人の語り部へ、神話が語る「長老の死生観」

古事記・日本書紀と世界神話の類似(9)オシーン伝説と死生観の関係

日本の浦島伝説に似た話がアイルランドのオシーン伝説である。オシーン伝説とはどういった内容で、どの点が浦島伝説と似ているのか。また、両方の神話から読み取れるメッセージとは何だろうか。(全10話中9話) ※インタビュア...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/05/15
鎌田東二
京都大学名誉教授

ギリシア神話…ゼウスの「父親殺し」とオリュンポス十二神

ギリシア神話の基本を知る(1)「ゼウス以前」の神々の戦い

ギリシア神話で名が知られている神はいくつかあるが、最も知られているのが全知全能の神ゼウスだろう。実はギリシア神話には、ゼウスに至るまでにも神々の闘争の物語がある。ここではギリシア神話をゼウス以前と以後に分け、ゼ...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/08/18
鎌田東二
京都大学名誉教授

ヘシオドスの『労働と日々』で描かれた「5つの時代」とは

ギリシア神話の基本を知る(2) 5つの時代と歴史観

ギリシア神話では大地が誕生したのちの人間の誕生を、どのようなストーリーで語っているのだろうか。有名なヘシオドスは時代を5つに分け、次第に状況が悪化していく叙事詩を描いた。そしてこれは日本の神話には見られない傾向で...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/08/25
鎌田東二
京都大学名誉教授

プロメテウスの物語で重要な「火」と日本神話との違い

ギリシア神話の基本を知る(3)人間の創造をめぐる物語

ギリシア神話において人間の創造をめぐる物語の中で、今回注目するのはプロメテウスという神が粘土から人間を創ったという物語である。プロメテウスとはいったいどのような神なのか。また、人間をいかに創造していったのか。日...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/09/01
鎌田東二
京都大学名誉教授

「無理難題物語」としての神話、解決する鍵は2つ

ギリシア神話の基本を知る(5)無理難題物語としての神話

世界の神話にはさまざまな「無理難題物語」が登場する。その典型はギリシア神話の苦難の道を歩む「ヘラクレスの選択」で、日本ではオオクニヌシ神話である。なぜ神話には無理難題物語が数多くあるのか。そしてそれが私たちに伝...
収録日:2022/03/29
追加日:2022/09/15
鎌田東二
京都大学名誉教授

メソポタミア神話は、ギリシア神話はじめ世界の神話の原点

メソポタミア神話の基本を知る(1)メソポタミア神話の神々と人間との関係

このシリーズでは、「世界の神話の源」ともいわれるメソポタミア神話の基本を理解していく。これまでの鎌田東二先生のシリーズでも、「宇宙・世界・人間の起源、そして文化の起源、さらには死後の世界」などについての考え方か...
収録日:2022/04/12
追加日:2023/06/14
鎌田東二
京都大学名誉教授

難波津の歌、安積山の言葉…隠喩・直喩の「よそえる」表現

『古今和歌集』仮名序を読む(3)和歌の始まり

和歌の始まりとして、天の下照姫、地の素戔嗚尊(スサノオノミコト)が引かれ、天地開闢の神話時代に遡る始原が説き起こされる「仮名序」。さらに誰もが知る「難波津の歌」「安積山の言葉」が歌の父母として紹介されるのだが、...
収録日:2023/07/05
追加日:2023/11/22
渡部泰明
東京大学名誉教授