社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
40~50代が実践すべき「お金の貯め方」
ファイナンシャルインディペンデンス代表取締役の田口智隆氏は20代のとき、膨らんだ借金のために自己破産寸前まで陥りました。ところが、節約と資産運用によって数年で完済し、さらには30代でお金に不自由しない生活を手に入れ、富豪と呼ばれるようになりました。
その田口氏が、年代別のお金の貯め方、使い方を雑誌『PRESIDENT 2017年8/14号』において、「日本一やさしいお金の学校」というテーマでレクチャーしています。
その意味でも、会社で多くの仕事を抱えて残業を増やすよりも、残業をやめて副業したり、副業につながるスキルアップに時間を使ったほうが経済的だとのことです。スキルアップについては、英語の習得が最も役に立つと述べています。
また、お金を貯めるためには、面倒くさがらずに家計を見直すことが大事なのだそうです。出費が大きい住宅ローンや保険料は、とくに注意が必要で、「年数が経て金利が下がった、自身の返済能力が上がったなどの変化もある」ため、積極的に借り換えや乗り換えを検討すべきとしています。
現在、政府は働き方改革として副業・兼業を推奨しているので、田口氏の考え方は決して突飛なものではなく、時代の流れにもあった発想だということができます。
貯蓄1000万円のための節約や資産運用をしながら、定年後の働き方を考えていく必要があります。定年後は、それまでのように働くのは体力的に不可能なので、発想を切り替えて、貯蓄と年金を生活の柱として、低収入でも「豊かに生きる」「楽しみながら働ける」仕事を見つけた方がよいとのこと。
たとえば、「料理」「音楽」「語学」「茶道」など、趣味を単なる趣味で終わらせずに、教えられるくらいにマスターできれば、教室を開いて「楽しみながら働ける仕事」として働くことができます。
ポイントは「ワクワクした気持ちになれる」かどうか。みなさんはいかがですか。「人前で1時間以上語れるほど、好きなこと」、あるいは「ワクワクした気持ちになれること」はありますか。
田口氏の指摘は今すぐ実践できることがほとんどです。記述は年代別にはなっていますが、すべての年代の指摘がすべての年代に当てはまる部分があると思います。全体に共通して言えることは、「消費」や「浪費」をなるべく減らし、「投資」を増やしていくことです。
もちろん、資産運用だけが投資ではありません。スキルアップもコミュニケーションも将来的に資産を増加させるための活動であれば投資といえます。富豪になるファーストステップは、常に投資意識を持つようにすることなのでしょう。
その田口氏が、年代別のお金の貯め方、使い方を雑誌『PRESIDENT 2017年8/14号』において、「日本一やさしいお金の学校」というテーマでレクチャーしています。
40代は「残業」より「副業」に切り替える
40代に対しては、とりわけ「年収が頭打ちで、この先、大幅アップが望めない」という方に向けて書かれています。年収増が望めない場合でも、田口氏はリスクを負う転職は勧めていません。それよりも、副業を得ることで収入源を増やすことを助言しています。その意味でも、会社で多くの仕事を抱えて残業を増やすよりも、残業をやめて副業したり、副業につながるスキルアップに時間を使ったほうが経済的だとのことです。スキルアップについては、英語の習得が最も役に立つと述べています。
また、お金を貯めるためには、面倒くさがらずに家計を見直すことが大事なのだそうです。出費が大きい住宅ローンや保険料は、とくに注意が必要で、「年数が経て金利が下がった、自身の返済能力が上がったなどの変化もある」ため、積極的に借り換えや乗り換えを検討すべきとしています。
現在、政府は働き方改革として副業・兼業を推奨しているので、田口氏の考え方は決して突飛なものではなく、時代の流れにもあった発想だということができます。
どう過ごすかが、老後を大きく左右する50代
50代は「どう過ごすかが、老後を大きく左右する」時期になると書いています。定年以降は、たいていは収入が大幅に減少します。定年までに1000万円は貯蓄しておいた方がいいと勧めています。なぜ1000万円かというと、田口氏の経験から貯蓄が1000万円に届くと、「この大台は死守したい」という気持ちが芽生えると同時に、「もっと増やしたい」という欲も出てくるからとのことです。貯蓄1000万円のための節約や資産運用をしながら、定年後の働き方を考えていく必要があります。定年後は、それまでのように働くのは体力的に不可能なので、発想を切り替えて、貯蓄と年金を生活の柱として、低収入でも「豊かに生きる」「楽しみながら働ける」仕事を見つけた方がよいとのこと。
たとえば、「料理」「音楽」「語学」「茶道」など、趣味を単なる趣味で終わらせずに、教えられるくらいにマスターできれば、教室を開いて「楽しみながら働ける仕事」として働くことができます。
人前で1時間以上語れることが「お金の種」になる
「ダイヤモンド・オンライン」において、田口氏は「人前で1時間以上語れることが『お金の種』になる」、「私が知っている副業や起業で成功している人のほとんどは、自分のビジネスの種である好きなことについては雄弁ですし、いろいろと質問を投げかけても、必ず的確な答えが返ってきます」と述べ、「趣味や特技など自分の“好き”なことで収入を得る『幸せな副業』」を提案しています。ポイントは「ワクワクした気持ちになれる」かどうか。みなさんはいかがですか。「人前で1時間以上語れるほど、好きなこと」、あるいは「ワクワクした気持ちになれること」はありますか。
田口氏の指摘は今すぐ実践できることがほとんどです。記述は年代別にはなっていますが、すべての年代の指摘がすべての年代に当てはまる部分があると思います。全体に共通して言えることは、「消費」や「浪費」をなるべく減らし、「投資」を増やしていくことです。
もちろん、資産運用だけが投資ではありません。スキルアップもコミュニケーションも将来的に資産を増加させるための活動であれば投資といえます。富豪になるファーストステップは、常に投資意識を持つようにすることなのでしょう。
<参考文献・参考サイト>
・「PRESIDENT2017年8/14号」(プレジデント社)
・「ダイヤモンド・オンライン」1時間以上語れるほど好きなものは「お金の種」になる
http://diamond.jp/articles/-/126210
・「PRESIDENT2017年8/14号」(プレジデント社)
・「ダイヤモンド・オンライン」1時間以上語れるほど好きなものは「お金の種」になる
http://diamond.jp/articles/-/126210
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
「白人vsユダヤ人」という未解決問題とトランプ政権の行方
戦争と暗殺~米国内戦の予兆と構造転換(3)未解決のユダヤ問題
保守的な軍国化によって、内戦への機運が高まっているアメリカだが、MAGAと極左という対立図式は表面的なものにすぎない。その根本に横たわっているのは白人とユダヤ人という人種の対立であり、それはカーク暗殺事件によって露...
収録日:2025/09/24
追加日:2025/11/06
ソニー流「人材の活かし方」「多角化経営の秘密」を学ぶ
編集部ラジオ2025(26)ソニー流!多角化経営と人材論
「人的資本経営」という言葉が、よく聞かれるようになりました。端的にいえば、「人材=コスト」ではなく「人材=資本」として捉え、人を大切にしていこうという考え方です。
「人を大切にする」というのは別に新しい...
「人を大切にする」というのは別に新しい...
収録日:2025/09/29
追加日:2025/11/06
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02
宇宙の理法――松下幸之助からの命題が50年後に解けた理由
徳と仏教の人生論(1)経営者の条件と50年間悩み続けた命題
半世紀ほど前、松下幸之助に経営者の条件について尋ねた田口氏は、「運と徳」、そして「人間の把握」と「宇宙の理法」という命題を受けた。その後50年間、その本質を東洋思想の観点から探究し続けてきた。その中で後藤新平の思...
収録日:2025/05/21
追加日:2025/10/24
なぜ二本立ての評価制度が必要か…多種多様な人材の評価法
エンタテインメントビジネスと人的資本経営(6)評価制度設計と「夢」の重要性
人的資本経営で非常に大事なのが人事評価制度である。しかし、正解はなく、会社や環境に応じて、形を変える必要がある。ポイントは、短期評価と長期的人材育成を踏まえた二本立ての評価制度設計をすること。たとえばクリエイテ...
収録日:2025/05/08
追加日:2025/11/04


