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DATE/ 2017.10.15

フリマアプリ、人気の理由と思わぬ“落とし穴”

 不要になったモノを捨てるのではなく、欲しい人にむけて個人売買できるフリマアプリが人気となっています。

 これまではYahoo!オークション(通称ヤフオク)など、オークションサイトが主流でしたが、いまやスマートフォンを使って個人売買できる時代。そんなフリマアプリの最大手「メルカリ」では、出品数が1日50万品以上、月間流通額は100億円を超えるという報道もあります。

 気にはなっているけどまだ利用したことはない人のために、基本的な売買の流れ、発生している問題についても調べてみました。

人気の秘密はその手軽さ!

 人気の理由は何と言っても、その手軽さにあります。売りたい品物を撮影し、説明文と希望額を入力するだけで出品がスマホの機能と操作だけで完結。なお、登録や出品の手数料はいっさいかかりません。ただし、取引が成立したときに、販売価格の10%が販売手数料として徴収される仕組みになっています。

 価格とニーズにもよりますが、出品すればその日のうちに、早ければ数分後に買い手がつくこともあります。買い手にとっても、商品ページを開いて画面右下にある「購入手続きへ」を押すだけという簡便さ。決済もクレジットカードに加え、コンビニ決済や通信キャリア決済などの利用も可能となっています。

 「メルカリ」では、取引した商品の発送についてもサービスを充実させています。「らくらくメルカリ便」などを利用すれば、全国一律料金で発送できたり、提携しているコンビニやヤマト運輸の営業所に持ち込むほか、自宅に集荷に来てもらうことも可能です。さらに、「らくらくメルカリ便」を選択すれば、宛名書きが不要なうえ、匿名でやりとりができ、取引にともなう個人情報の心配もありません。

ヤフオクとの違い

 「ヤフオク!」の場合、オークションなので価格を決めるのは基本的に「買い手」になります。対して、「メルカリ」などのフリマアプリは、「売り手」が希望額を決めて出品し、それに納得した買い手が購入申請をすれば、その時点で取引が成立します。オークションの場合、売り手にとっては価格がつり上がる期待がありますが、買い手にとっては納得のいく価格で取引を成立させたいところ。そんな消費者心理にも適う仕組みといってよいでしょう。

意外な出品とトラブルケース

 「メルカリ」などのフリマアプリで出品されるアイテムは、衣料や小物などファッション系が目をひきますが、意外なところで遺骨からトイレットペーパーの芯まで出品されている事例を耳にします。アダルト関連や偽ブランド品などは利用規約で出品が禁じられていますが、規約で応じたモノであれば自由に価格設定をして出品できます。

 そんな自由な環境において、SNSを賑わせた出品に「現金」がありました。こちらは、すぐに禁止となりましたが、1万円札5枚の画像とともに、本来なら5万円の価値しかないはずの現金が5万9千円で出品されて、取引が成立していたケースです。紙幣価値を大幅に上回る価格で出品されていたのは、債務超過者がクレジットカード決済によって、現金を取得するために利用されていたケースです。同様にチャージされたSUICAなどの出品もあったようです。

価格と詐欺に注意!

 なお、買い手サイドで、市場価値より高額に価格設定をされたアイテムを誤って購入してしまうケースに対して、売り手サイドでも、遺品などカメラや骨董品など希少価値を見誤った安い価格設定で損をするケースもあるようです。このように、フリマアプリの利用において、出品時の価格設定には十分検討することをオススメします。

 取引の簡便さが魅力のフリマアプリですが、人気とトラブルは比例して増大します。「ヤフオク」でも問題になっている「商品が届かない」「偽物・不良品が届いた」などのトラブルは少なからず発生しているようです。個人情報の漏洩のニュースも耳に新しく、利用する際には、十分なリスク管理を想定して挑みましょう。

<参考サイト>
・mercari
https://www.mercari.com/jp/
・YOMIURI ONLINE:急成長「メルカリ」人気の理由と“落とし穴”
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160928-OYT8T50042.html
・クレジットカードニュース編集部:誰が買うの!?メルカリ現金出品問題はクレジットカードのショッピング枠現金化の手段!
https://creditcard-c.com/news-mercari-genkin/
(10MTV編集部)

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