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DATE/ 2017.10.25

短期間で高収入!3日で8万円もらえる仕事とは?

 短期間で高収入の仕事と聞くと「そんなおいしい話があるわけない」「怪しい仕事だろう」と思う人が多いでしょう。しかし、世の中には同じ短期間・高収入でも、社会の役に立つことができる仕事があります。それが「治験ボランティア」です。

 治験とは国の承認を得るため行われる臨床試験のことで、実際に服用して問題ないかを確認するためのものです。実はこの治験には広くボランティアを募っていて、私たちが思っているよりも気軽に参加することができるのをご存知ですか?

 気軽に参加して、高額報酬を受け取ることもできる治験とはどのようなものなのでしょう。今回はあまり知られていない治験について紹介していきます。

そもそも治験とは?

 私たちが服用している薬、病院で処方される薬の全ては、国が定めた厳しい基準をクリアした上で世の中に流通しています。治験は、その過程の最終段階で薬の有用性、安全性を確認するために行われるもので、必ず実施されるもの。ボランティアで一般の人びとが協力する治験を経て、ようやく新薬として認定されるのです。

治験は誰でも参加できる?

 治験の募集対象で多いのは健康な成人男性ですが、女性が対象の治験、特定の疾病を持つ人が対象の治験、年齢層を限定した治験などさまざまなものがあります。ただし、治験に参加する前に必ず受ける健康診断の結果によっては治験に参加できない場合もあります。また、外国籍の人やハーフ、クォーターの人は国内の治験では対象外になり、生活保護を受けている場合には治験に参加することができません。

参加する期間はどれくらい?

 治験の期間は、通院のみのもの、2泊3日の短期から1ヶ月の長期にわたる入院までさまざまです。自分のスケジュールに合わせた治験を選ぶことができます。入院の場合には決められたタイムスケジュールに従う必要がありますが、食事やシャワー、定期的な検査や採血を除いて1日の大半の時間を自由時間として過ごすことができます。その時間を資格や受験勉強に充てたり、本や映画を楽しんだり、有効活用している人もいるようです。

高額報酬がもらえるって本当?

 治験はアルバイトではなくボランティアですが、協力費として負担軽減費が支払われます。報酬は治験の内容や期間で大きく異なってきますが、およそ1日1~2万円が相場となっています。通院の場合は1日1万程度ですが、2泊3日の入院で6~8万円もの報酬がもらえる場合も。拘束期間が長ければ長いほど報酬は高額になり、1ヶ月の治験では50~60万円にものぼることもあります。

入院中は好きなことをして良いの?

 前述の通り治験での入院中は自由な時間が長くなっていますが、飲酒や喫煙、筋トレなど検査結果に影響を及ぼすようなことは禁止されています。また、短期の入院の場合は外出も禁じられているために家族や友人に会うこともできません。病院の中では自由ですが、生活の一部が制限されることを覚えておきましょう。

治験は本当に安全?

 このようにメリットが多く、知る人ぞ知るおいしい仕事だといわれる治験ですが、新薬を自分の体で試すものなので、副作用や後遺症を不安に思う人も少なくないでしょう。しかし、治験される段階にまで至った薬は既に数々のテストをクリアして安全だと判断されていますし、治験そのものも国の基準に沿って策定された計画書に基づいて、参加者の安全を充分に配慮した上で実施されます。万が一健康被害に遭った場合には、治験を依頼した製薬会社から補償を受けることができます。また、治験参加前に担当医師からの詳細な説明が必ずありますし、もし不安であれば参加を辞退することもできます。

 治験に参加するために、さまざまなホームページでボランティアを募集しており、説明会を開催しています。新薬を世に出す手伝いができるということは社会貢献ともいえる治験。「今まで怖いイメージがあったけど、興味が出てきた」と感じた方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

<参考サイト>
・厚生労働省 治験について(一般の方へ)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu.html
・医学ボランティア会 JCVN
https://www.jcvn.jp/
・治験LINK
https://www.chiken-style.com/lp/
(10MTV編集部)