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増え続ける未婚男性…彼らはなぜ結婚しないのか?
男性の最新の生涯未婚率は23.37%と過去最高値を更新し、50歳の時点で一度も結婚したことのない男性が4人に1人に迫るという勢いを見せています(国立社会保障・人口問題研究所2017年4月発表)。「独身貴族」という言葉があるように、昔から独身生活を悠々自適に謳歌する男性は居ましたが、最近では少し事情も変わってきているようです。
なぜ結婚しない未婚男性が増えているのか…今回はその現代事情を探るべく、未婚男性たち15人にアンケート。結婚しない理由をお聞きし、多かったものをまとめてご紹介します。
独身生活が長くなると、実家暮らしでもなければ、男性も炊事・洗濯とひと通りの家事を自分でこなせるようになっていきます。食事は外食も出前もあればお惣菜も買えますし、洗濯はクリーニング産業の発展で、安い金額で下着から寝具まで一括して依頼できるサービスも。
そんな中で、「女性にやってもらったら楽」という発想は消えてしまった、と語るのは38歳のNさん。「結婚しても女性も働くだろうし、そうなったら家事も育児も、どうせ自分も半分やるでしょう。だから結婚へのメリットって何かわからなくなりました」とのこと。42歳のKさんは「仕事が多忙で家で食事することもないし、週に1回のハウスキーパーを雇っているので嫁さんがいなくても快適です」と言います。自分で何でも出来る男性が増え、便利な家事サービスが増えた影響もあるようです。
2.女性と恋愛関係を築けない
近年、若者の恋愛離れが話題となっていますが、それは30~50代の未婚男性にも大いに当てはまるようです。特に、これから付き合う相手とは結婚前提の交際になるだろうと考えると慎重になり過ぎたり、年下女性や身近な同僚女性に恋心を持っても、「こんなオジさんは相手にされないだろう」とか「セクハラやパワハラだと思われたらどうしよう」と恋愛に踏み込めないと言う方が多数。
44歳のAさんは「20代や30代の若い頃、仕事や趣味に夢中で恋愛をしてこなかったから、今さらこの歳になって女性に恋愛感情を持って傷ついたり振り回されたりするのが怖いんです」と語ります。また「女性から積極的に来られるのは苦手」と言うのは47歳のMさん。自分を好きなのではなく、結婚したいだけだろう?と思ってしまうのだそう。ある意味、恋愛経験の少なさが、結婚を遠ざけていると言えるのではないでしょうか。
3.仕事が不安定、経済的に厳しい
「転職をしたばかりだから」とか「独立して起業したが、まだ軌道の乗っていないから」「フリーランスで収入が不安定、結婚したら就職しないといけないので」など、仕事の状況や経済的な理由から、結婚しないと答える男性も多くいました。
「結婚するのは一人前になってから」と仕事一筋で頑張って来たら、婚期を逃してしまったという45歳のTさんは、「もしかしたら、”結婚したら一人前”だったのかも。自分より稼いでいなくても、いくらでも結婚してから頑張って出世した友達もいますし…」と後悔していると話してくれました。確かに、まだ給料の少ない若い頃に結婚し苦労する人もいますが、それでも何とかやっていけているケースも多いもの。男だから家族を養わなければ、という責任感が強い人ほど婚期を逃しやすい傾向もありそうです。
4.縛られない、ひとりの時間が大切
結婚すれば誰しも、時間やお金や遊びなど、自分ひとりの自由は制約されるもの。29歳のIさんは「まだ遊びたいから」と言うものの、同世代で結婚した友人たちが奥さんに口うるさく行動をコントロールされたり、少ないお小遣いで四苦八苦している様子を見て、結婚に束縛される生き方に疑問を持っているのだそうです。
また50歳まで独身を貫いているHさんは、「仕事も趣味のテニスもそれなりの達成感を持てるところまで打ち込んで来たし、仲間がいるから寂しくない」と語ります。「もし結婚していたら別の満足感はあったかも知れないけれど、誰かのために生きるには自分はわがまま過ぎますから」と自分の自由な生活を肯定しています。これは男性だけではなく女性にも言えることですが、結婚しなくてもいい、結婚が全てではない、という多様的な生き方が浸透してきた影響も少なからずあるようです。
今回のアンケートでは、結婚したくてもできない理由を語ってくれた方もいましたが、意志を持って結婚しないと決めている理由を話してくれた男性の方が、より多いという印象がありました。それだけ、「結婚しない」という選択肢が特別なことではなくなっている証とも言えますが、中には諦めや意地から「結婚しない」と言っている方、“男が結婚したいしたいと言うものじゃない”という古風な考えから、婚活を否定している男性もちらほら。
結婚が人生のマストではなくなってきた今こそ、結婚したい未婚男性は、自ら「結婚したい」と積極的にならなければ結婚できない時代が来ているのかもしれません。
なぜ結婚しない未婚男性が増えているのか…今回はその現代事情を探るべく、未婚男性たち15人にアンケート。結婚しない理由をお聞きし、多かったものをまとめてご紹介します。
なぜ結婚しないのか、未婚男性の語る4つの理由
1.結婚しなくても困らない独身生活が長くなると、実家暮らしでもなければ、男性も炊事・洗濯とひと通りの家事を自分でこなせるようになっていきます。食事は外食も出前もあればお惣菜も買えますし、洗濯はクリーニング産業の発展で、安い金額で下着から寝具まで一括して依頼できるサービスも。
そんな中で、「女性にやってもらったら楽」という発想は消えてしまった、と語るのは38歳のNさん。「結婚しても女性も働くだろうし、そうなったら家事も育児も、どうせ自分も半分やるでしょう。だから結婚へのメリットって何かわからなくなりました」とのこと。42歳のKさんは「仕事が多忙で家で食事することもないし、週に1回のハウスキーパーを雇っているので嫁さんがいなくても快適です」と言います。自分で何でも出来る男性が増え、便利な家事サービスが増えた影響もあるようです。
2.女性と恋愛関係を築けない
近年、若者の恋愛離れが話題となっていますが、それは30~50代の未婚男性にも大いに当てはまるようです。特に、これから付き合う相手とは結婚前提の交際になるだろうと考えると慎重になり過ぎたり、年下女性や身近な同僚女性に恋心を持っても、「こんなオジさんは相手にされないだろう」とか「セクハラやパワハラだと思われたらどうしよう」と恋愛に踏み込めないと言う方が多数。
44歳のAさんは「20代や30代の若い頃、仕事や趣味に夢中で恋愛をしてこなかったから、今さらこの歳になって女性に恋愛感情を持って傷ついたり振り回されたりするのが怖いんです」と語ります。また「女性から積極的に来られるのは苦手」と言うのは47歳のMさん。自分を好きなのではなく、結婚したいだけだろう?と思ってしまうのだそう。ある意味、恋愛経験の少なさが、結婚を遠ざけていると言えるのではないでしょうか。
3.仕事が不安定、経済的に厳しい
「転職をしたばかりだから」とか「独立して起業したが、まだ軌道の乗っていないから」「フリーランスで収入が不安定、結婚したら就職しないといけないので」など、仕事の状況や経済的な理由から、結婚しないと答える男性も多くいました。
「結婚するのは一人前になってから」と仕事一筋で頑張って来たら、婚期を逃してしまったという45歳のTさんは、「もしかしたら、”結婚したら一人前”だったのかも。自分より稼いでいなくても、いくらでも結婚してから頑張って出世した友達もいますし…」と後悔していると話してくれました。確かに、まだ給料の少ない若い頃に結婚し苦労する人もいますが、それでも何とかやっていけているケースも多いもの。男だから家族を養わなければ、という責任感が強い人ほど婚期を逃しやすい傾向もありそうです。
4.縛られない、ひとりの時間が大切
結婚すれば誰しも、時間やお金や遊びなど、自分ひとりの自由は制約されるもの。29歳のIさんは「まだ遊びたいから」と言うものの、同世代で結婚した友人たちが奥さんに口うるさく行動をコントロールされたり、少ないお小遣いで四苦八苦している様子を見て、結婚に束縛される生き方に疑問を持っているのだそうです。
また50歳まで独身を貫いているHさんは、「仕事も趣味のテニスもそれなりの達成感を持てるところまで打ち込んで来たし、仲間がいるから寂しくない」と語ります。「もし結婚していたら別の満足感はあったかも知れないけれど、誰かのために生きるには自分はわがまま過ぎますから」と自分の自由な生活を肯定しています。これは男性だけではなく女性にも言えることですが、結婚しなくてもいい、結婚が全てではない、という多様的な生き方が浸透してきた影響も少なからずあるようです。
意志を持って結婚しないと決めている男性が多い
いかがでしたか?今回のアンケートでは、結婚したくてもできない理由を語ってくれた方もいましたが、意志を持って結婚しないと決めている理由を話してくれた男性の方が、より多いという印象がありました。それだけ、「結婚しない」という選択肢が特別なことではなくなっている証とも言えますが、中には諦めや意地から「結婚しない」と言っている方、“男が結婚したいしたいと言うものじゃない”という古風な考えから、婚活を否定している男性もちらほら。
結婚が人生のマストではなくなってきた今こそ、結婚したい未婚男性は、自ら「結婚したい」と積極的にならなければ結婚できない時代が来ているのかもしれません。
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