社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
2年連続「顧客満足度1位」の意外なコンビニは?
突然ですが、お気に入りのコンビニはありますか。人それぞれ好みはありますが、私たちの生活に密着し、今や欠かせない存在になっているコンビニ。より多くの人に評価されているコンビニはどこなのでしょうか。
しかし、業界最大手のセブンイレブンは2位という結果になっているのです。
そして、第1位の栄冠を手にしたのは、北海道に拠点を置くセイコーマートです。顧客満足度だけでなく、他の項目である知覚価値、推奨意向、ロイヤリティでも他の大手3社をおさえてトップの座に輝いています。決して全国区ではないセイコーマートが、なぜこれだけの高評価を得ているのでしょうか。
ここからは北海道出身者の声とともに、セイコーマートの人気の理由を紹介していきましょう。
「買い物にきたときに、惣菜の選択肢が多いから選ぶのも楽しい」
店舗にはよりますが、店内では常に60種類前後の総菜をそろえるなど、品揃えが豊富なことは大きな魅力のひとつです。パスタやおかず、総菜の多くは小分けされ、100~300円のリーズナブルな価格帯に設定されているため、おつまみやおかず、昼食のちょい足しにも活用されています。
「季節限定だけど、店内で茹でるトウキビは甘くておいしくて人気」
セイコーマートを語る上で外せないのが「ホットシェフ」。これは店内で調理して提供する商品で、ラインナップには大きなおにぎりやカレー、フライドチキンの他に、なんとバタークロワッサンまであります。また、季節限定のゆでとうきびは、収穫後に低温で店舗に運ばれてすぐゆでられるため、おいしさは抜群です。ゆで時間を確認しておかないと一瞬で完売してしまうほどの人気商品といわれています。
住民にとっても車で数十分走らなければ買い物ができなかった悩みが解決され、大いに歓迎されています。「地域に深く根ざしたコンビニ」を掲げるセイコーマートは、今までもこれからも、道民に愛さる存在であり続けることでしょう。
顧客満足度第1位のコンビニは?
2017年のJSCI(日本版顧客満足度指数)第1回調査で発表されたコンビニの顧客満足度ランキング。顧客期待、知覚品質、知覚価値、顧客満足、推奨意向、ロイヤリティといった6項目で総合評価されたランキングは、5位にミニストップ、4位にローソン、3位にファミリーマートが名を連ねました。しかし、業界最大手のセブンイレブンは2位という結果になっているのです。
そして、第1位の栄冠を手にしたのは、北海道に拠点を置くセイコーマートです。顧客満足度だけでなく、他の項目である知覚価値、推奨意向、ロイヤリティでも他の大手3社をおさえてトップの座に輝いています。決して全国区ではないセイコーマートが、なぜこれだけの高評価を得ているのでしょうか。
そもそもセイコーマートとは何者なのか?
セイコーマートは、北海道、茨城、埼玉に1,189店舗を構えるコンビニですが、このうち1,093店舗は北海道に展開する地域密着型のコンビニです(2018年1月末現在)。北海道におけるこの店舗数は大手3社をおさえ、道内トップシェアを誇っています。自社製品の種類も豊富で、鮭、サンマなど北海道名産の食材を多く取り入れた総菜や、北海道メロン果汁を使ったアイス、そしてガラナサワーなどの北海道ならではの飲料まで、1,000種類以上にも及びます。まさに北海道での地産池消を実践しているコンビニなのです。ここからは北海道出身者の声とともに、セイコーマートの人気の理由を紹介していきましょう。
客を飽きさせない豊富な品揃え
「惣菜の種類が豊富で、しかも手ごろな価格と量なのですごく助かる」「買い物にきたときに、惣菜の選択肢が多いから選ぶのも楽しい」
店舗にはよりますが、店内では常に60種類前後の総菜をそろえるなど、品揃えが豊富なことは大きな魅力のひとつです。パスタやおかず、総菜の多くは小分けされ、100~300円のリーズナブルな価格帯に設定されているため、おつまみやおかず、昼食のちょい足しにも活用されています。
目玉商品でもある「ホットシェフ」
「定番はホットシェフ!カツ丼目当てで行く。フライドチキンも好き」「季節限定だけど、店内で茹でるトウキビは甘くておいしくて人気」
セイコーマートを語る上で外せないのが「ホットシェフ」。これは店内で調理して提供する商品で、ラインナップには大きなおにぎりやカレー、フライドチキンの他に、なんとバタークロワッサンまであります。また、季節限定のゆでとうきびは、収穫後に低温で店舗に運ばれてすぐゆでられるため、おいしさは抜群です。ゆで時間を確認しておかないと一瞬で完売してしまうほどの人気商品といわれています。
セイコーマートの広がる取り組み
常に攻めの姿勢を保ち続けていることも、セイコーマートの魅力のひとつといえるかもしれません。2017年には3店舗を過疎地に新規出店したことでも話題を集めましたが、店舗賃貸費用の一部を自治体に補助してもらう、24時間営業ではなく20時までの営業とするといった工夫を重ね、黒字経営を実現しています。住民にとっても車で数十分走らなければ買い物ができなかった悩みが解決され、大いに歓迎されています。「地域に深く根ざしたコンビニ」を掲げるセイコーマートは、今までもこれからも、道民に愛さる存在であり続けることでしょう。
<参考サイト>
・日本生産性本部:2017年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第1回調査結果発表
https://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001507/attached.pdf
・株式会社セコマ:会社概要
http://www.secoma.co.jp/aboutus/company.html
・日本生産性本部:2017年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第1回調査結果発表
https://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001507/attached.pdf
・株式会社セコマ:会社概要
http://www.secoma.co.jp/aboutus/company.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(1)史実としての豊臣兄弟と秀長の役割
豊臣と羽柴…二つの名前で語られる秀吉と秀長だが、その違いは何なのか。また、これまで秀長には秀吉の「補佐役」というイメージがあったが、史実ではどうなのか。実はこれまで伝えられてきた羽柴(豊臣)兄弟のエピソードにはか...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/18
日本の外交には「インテリジェンス」が足りない
インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動
国家が的確な情報を素早く見つけ行動するためには、インテリジェンスが欠かせない。日本の外交がかくも交渉下手なのは、インテリジェンスに対する意識の低さが原因だ。日本人の苦手なインテリジェンスの重要性について、また日...
収録日:2017/11/14
追加日:2018/05/07
逆境に対峙する哲学カフェ…西洋哲学×東洋哲学で問う矛盾
逆境に対峙する哲学(1)日常性が「破れ」て思考が始まる
「逆境とは何に逆らうことなのか」「人はそもそも逆境でしか思考しないのではないか」――哲学者鼎談のテーマは「逆境に対峙する哲学」だったが、冒頭からまさに根源的な問いが続いていく。ヨーロッパ近世、ヨーロッパ現代、日本...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/19
葛飾北斎と応為の見事な「画狂人生」を絵と解説で辿る
編集部ラジオ2025(31)絵で語る葛飾北斎と応為
葛飾北斎と応為という「画狂親娘」の人生と作品について、堀口茉純先生にそれぞれの絵をふんだんに示しながら教えていただいた講義を、今回の編集部ラジオで紹介しました。
葛飾北斎といえば知らぬ人はいない江戸の絵...
葛飾北斎といえば知らぬ人はいない江戸の絵...
収録日:2025/12/04
追加日:2025/12/18
『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制
「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09


