犬や猫に畑まで!最近のマッチングサービス事情
マッチングサービスという言葉をよく耳にするようになりました。マッチングというと、ついついお見合いなどの婚活、仕事探しが浮かびます。でも今、マッチングサービスで最も注目されているのは、民泊・シェアリングのAirbnb(エアビーアンドビー)です。
2008年にサンフランシスコで創設されたサービスなのですが、今や世界191以上の国々で数百万カ所を客室として提供。ヨーロッパの古城やツリーハウス、モンゴルのパオなど、これまでになかった宿泊体験もできるとあって、ファンを増やしています。
コスパが圧倒的にいい、自炊ができる、その国の暮らしをそのまま体験できる、ホストと交流ができるといったポイントが、ホテル・旅館と比べたAirbnbの魅力といってよいでしょう。今では世界最大のホテル・チェーンであるマリオットと同程度の企業価値を打ち立てたと言われています。
ホストにとっては遊休資産の活用、ゲストにとってはコスト節約と新しい体験の可能性。「暮らすように旅をする」がコンセプトのAirbnbは、2020年の東京五輪に向け、ホテル不足解消の決め手として、日本でも熱い注目を浴びています(リオ五輪では約76億円の経済効果があったとの報道もあります)。
東京を中心に展開しているペット版AirbnbであるDogHuggy(ドッグハギー)はご存じでしょうか。2015年、高校在学中の長塚翔吾氏が起業したサービスです。旅行や外出などで愛犬を預けたい飼い主さんが、病院やペットホテルでなく、近所の愛犬家(ホスト)の家を選べるというシステム。ホストのほとんどは飼育経験10年以上。「どこかに」預けるのでなく、「だれかに」預ける安心感がありますね。獣医師による緊急時対応などもうたわれた万全の態勢に、「犬の幸せ」を願う社長のスタンスがあらわれています。同様に、猫の飼い主をつなぐマッチングサービス「nyatching」も、2018年2月22日の「猫の日」に生まれています。
女性に人気を集めているのは、スマホで簡単に売り買いが楽しめるフリマアプリ「メルカリ」。家に眠っているブランド物の紙袋や、その辺で拾ってきた松ぼっくりやどんぐりなど、意外なものが「売れてしまう」、マッチングの妙が人気の秘密。売り手にとっては「プチ断捨離」の効果もあり、買い手にとっては探す手間や費用が省けて、双方がニッコリできます。
マッチング対象が「みんなで食べる時間」という「KitchHike」。遊休農地利用の市民農園を共同でシェアできる「シェア畑」など、ユニークなマッチングサービスは、続々と生まれています。
2018年4月には、あの本田圭佑氏がCEOを務めるNowDo社とスポーツブルが共同運営するスポーツマッチングサービス「NowDo」がスタート。サッカーがうまくなりたいユーザー、指導者(トレーナー)、施設の三者を結ぶ新しいかたちとして、期待が高まります。
情報提供自体は美しいウェブサイトを持つプラットフォームからの発信ですが、基本は個人同士のやりとり。リスクも抱えつつ、だからこそコスパは破格にいいというのは事実です。「当たり外れ」があっても許せる範囲内で利用するのが、コツのようですね。
マッチングの優等生「Airbnb」のしくみとは
Airbnbは、「空いている部屋や家を貸したい人」と「借りたい(宿泊したい)人」を結ぶマッチングサイトです。所有するものを減らし、人々とシェアするというシェアリングエコノミーの考えに基づいています。2008年にサンフランシスコで創設されたサービスなのですが、今や世界191以上の国々で数百万カ所を客室として提供。ヨーロッパの古城やツリーハウス、モンゴルのパオなど、これまでになかった宿泊体験もできるとあって、ファンを増やしています。
コスパが圧倒的にいい、自炊ができる、その国の暮らしをそのまま体験できる、ホストと交流ができるといったポイントが、ホテル・旅館と比べたAirbnbの魅力といってよいでしょう。今では世界最大のホテル・チェーンであるマリオットと同程度の企業価値を打ち立てたと言われています。
ホストにとっては遊休資産の活用、ゲストにとってはコスト節約と新しい体験の可能性。「暮らすように旅をする」がコンセプトのAirbnbは、2020年の東京五輪に向け、ホテル不足解消の決め手として、日本でも熱い注目を浴びています(リオ五輪では約76億円の経済効果があったとの報道もあります)。
ペットビジネスや買い物、スポーツにもマッチングの波
Airbnbの例で分かるように、マッチングは「求めている」と「余っている」、そんな人と人を橋渡しするのが基本です。東京を中心に展開しているペット版AirbnbであるDogHuggy(ドッグハギー)はご存じでしょうか。2015年、高校在学中の長塚翔吾氏が起業したサービスです。旅行や外出などで愛犬を預けたい飼い主さんが、病院やペットホテルでなく、近所の愛犬家(ホスト)の家を選べるというシステム。ホストのほとんどは飼育経験10年以上。「どこかに」預けるのでなく、「だれかに」預ける安心感がありますね。獣医師による緊急時対応などもうたわれた万全の態勢に、「犬の幸せ」を願う社長のスタンスがあらわれています。同様に、猫の飼い主をつなぐマッチングサービス「nyatching」も、2018年2月22日の「猫の日」に生まれています。
女性に人気を集めているのは、スマホで簡単に売り買いが楽しめるフリマアプリ「メルカリ」。家に眠っているブランド物の紙袋や、その辺で拾ってきた松ぼっくりやどんぐりなど、意外なものが「売れてしまう」、マッチングの妙が人気の秘密。売り手にとっては「プチ断捨離」の効果もあり、買い手にとっては探す手間や費用が省けて、双方がニッコリできます。
マッチング対象が「みんなで食べる時間」という「KitchHike」。遊休農地利用の市民農園を共同でシェアできる「シェア畑」など、ユニークなマッチングサービスは、続々と生まれています。
2018年4月には、あの本田圭佑氏がCEOを務めるNowDo社とスポーツブルが共同運営するスポーツマッチングサービス「NowDo」がスタート。サッカーがうまくなりたいユーザー、指導者(トレーナー)、施設の三者を結ぶ新しいかたちとして、期待が高まります。
マッチングサービス利用の注意点は?
マッチングサービスを利用するときに気をつけておくことは何でしょうか。一にも二にも、管理したり売買したりするのが「法人」ではなく「個人」である点が最大のポイントです。とくにベビーシッターや家事代行サービスなど、自宅に人が入ってくる場合は、その人の素性がわからず信頼できるかどうか判断しづらいことが、大きなネックになるでしょう。情報提供自体は美しいウェブサイトを持つプラットフォームからの発信ですが、基本は個人同士のやりとり。リスクも抱えつつ、だからこそコスパは破格にいいというのは事実です。「当たり外れ」があっても許せる範囲内で利用するのが、コツのようですね。
<参考サイト>
・エアビーアンドビー
https://www.airbnb.jp/
・ドッグハギー
https://doghuggy.com/
・ニャッチング
https://nyatching.info/
・メルカリ
https://www.mercari.com/jp/
・キッチハイク
https://kitchhike.com/
・シェア畑
https://www.sharebatake.com/
・スポーツブル
https://sportsbull.jp/nowdo/
・エアビーアンドビー
https://www.airbnb.jp/
・ドッグハギー
https://doghuggy.com/
・ニャッチング
https://nyatching.info/
・メルカリ
https://www.mercari.com/jp/
・キッチハイク
https://kitchhike.com/
・シェア畑
https://www.sharebatake.com/
・スポーツブル
https://sportsbull.jp/nowdo/