社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
アメリカで評価の高い「日本の車」とは?
アメリカの消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」は2019年2月21日、米国向けのモデルを対象にした2019年版の部門別ベストカーを発表しました。そこでトヨタ自動車が4部門、SUBARU(スバル)が2部門で選出されるなど、10部門のうち6部門で日本車が選ばれています。日本車は昔から評判がいいという話をよく聞きますが、今でもそれは変わっていないようです。ここでは主にアメリカで人気の車や2018年の販売台数のデータなども見ながら、日本車の評価について考えてみます。
1位 GM:-1.6%
2位 Ford:-1.3%
3位 Toyota:-0.1%
4位 FCA(Fiat Chrysler Automobiles) :8.5%
5位 Honda:2.2%
6位 Nissan:-6.2%
7位 Subaru:5.0%
8位 Hyundai:-1.1%
9位 Kia:0.0%
10位 Mercedes:-4.9%
日本のメーカーとしては、2位トヨタ、5位ホンダ、6位日産、7位スバルがトップ10にランクインしています。それ以降では13位にマツダ、16位に三菱が入っています。8.5%という伸びを示してFCAは大型ピックアップの新型「ラム(Ram) 1500」などが伸びたとのこと。このあたりの需要はアメリカならでは。次いでスバルが伸びています。比較的小さめな車が得意の日本メーカーとしては、健闘しているといえるのではないでしょうか。
1位 Ford Ford F-Series:1.4%
2位 Chevrolet Silverado:-0.1%
3位 Ram(FCA) Ram P/U:7.2%
4位 Toyota RAV4:4.8%
5位 Nissan Rogue:2.1%
6位 Honda CR-V:0.3%
7位 Toyota Camry:-11.3%
8位 Chevrolet Equinox:14.4%
9位 Honda Civic:-13.7%
10位 Honda Accord:-9.8%
日本の車種では4位トヨタRAV4、5位日産Rogue(日本名:エクストレイル)、6位ホンダCR-V、7位トヨタカムリ、9位ホンダシビック、10位ホンダアコードがランクイン。トップ10の内、6車種を占めています。車種別で見ても日本車は人気です。
もちろん、車の評価は安全性だけではありません。快適さ、機能性、スムーズな出力性能、燃費や安定性など、さまざまな項目が考えられます。ただ、安全性能で高い評価を受けるスバルやトヨタは「コンシューマー・リポート」でも比較的高く評価され、実際の販売数も上位にいます。現代での良い車の条件で、「安全性」という観点は大きなウェイトを占めていると言えるでしょう。
評価が高いスバルとトヨタ
評価された車種を見ると、トヨタは、小型車部門「ヤリス(日本名:ヴィッツ)」、中型車部門「カムリ」のハイブリッド車(HV)、大型車部門「アバロン」のハイブリット車、「プリウス」がハイブリッド・電気自動車部門でそれぞれ選出されたとのことです。また、スバルは「フォレスター」が小型スポーツタイプ多目的車(SUV)部門で、「アセント」が中型SUV部門で選ばれています。また、SUBARU(スバル)は「最良の車を作るブランド」にも選ばれています。主要メーカー販売台数ランキングトップ10
ここでアメリカでの2018年における主要メーカー新車販売台数ランキング、トップ10を見てみましょう。以下、右のパーセント表記は前年比です。1位 GM:-1.6%
2位 Ford:-1.3%
3位 Toyota:-0.1%
4位 FCA(Fiat Chrysler Automobiles) :8.5%
5位 Honda:2.2%
6位 Nissan:-6.2%
7位 Subaru:5.0%
8位 Hyundai:-1.1%
9位 Kia:0.0%
10位 Mercedes:-4.9%
日本のメーカーとしては、2位トヨタ、5位ホンダ、6位日産、7位スバルがトップ10にランクインしています。それ以降では13位にマツダ、16位に三菱が入っています。8.5%という伸びを示してFCAは大型ピックアップの新型「ラム(Ram) 1500」などが伸びたとのこと。このあたりの需要はアメリカならでは。次いでスバルが伸びています。比較的小さめな車が得意の日本メーカーとしては、健闘しているといえるのではないでしょうか。
人気車種別トップ10
人気車種別にトップ10を見てみましょう。以下、右のパーセンテージ表記は前年同期比です。1位 Ford Ford F-Series:1.4%
2位 Chevrolet Silverado:-0.1%
3位 Ram(FCA) Ram P/U:7.2%
4位 Toyota RAV4:4.8%
5位 Nissan Rogue:2.1%
6位 Honda CR-V:0.3%
7位 Toyota Camry:-11.3%
8位 Chevrolet Equinox:14.4%
9位 Honda Civic:-13.7%
10位 Honda Accord:-9.8%
日本の車種では4位トヨタRAV4、5位日産Rogue(日本名:エクストレイル)、6位ホンダCR-V、7位トヨタカムリ、9位ホンダシビック、10位ホンダアコードがランクイン。トップ10の内、6車種を占めています。車種別で見ても日本車は人気です。
現代での良い車に欠かせない「安全性」
では一体日本車のどこが評価されているのでしょうか。まず考えられるのは安全性の高さです。アメリカの道路安全保険協会(Insurance Institute for Highway Safety)は、安全性に優れた車種を選定する「トップ・セーフティー・ピック+」を毎年発表しています。2018年は15車種が選ばれました。このうち、日本メーカーの車は、スバル4車種(インプレッサ、WRX、レガシィ、アウトバック)、トヨタ1車種(カムリ)の5車種が入っています。このほかは、起亜とジェネシスを傘下に持つヒュンダイから6車種、BMW、メルセデス、リンカーンから各1車種ずつとなっています。安全性では韓国のヒュンダイに続いて日本のスバルという結果です。もちろん、車の評価は安全性だけではありません。快適さ、機能性、スムーズな出力性能、燃費や安定性など、さまざまな項目が考えられます。ただ、安全性能で高い評価を受けるスバルやトヨタは「コンシューマー・リポート」でも比較的高く評価され、実際の販売数も上位にいます。現代での良い車の条件で、「安全性」という観点は大きなウェイトを占めていると言えるでしょう。
<参考サイト>
・KYODO:米のベストカー6部門で日本勢 消費者誌が選出
https://this.kiji.is/471473169909122145?c=39546741839462401
・Response:スバルが「最良の車を作るブランド」に…コンシューマーリポート
https://response.jp/article/2019/02/22/319422.html
・自動車販売台数速報 米国 2018年
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_usa_2018
・BUSINESS INSIDER JAPAN:世界で最も安全な車、15台
https://www.businessinsider.jp/post-165305
・KYODO:米のベストカー6部門で日本勢 消費者誌が選出
https://this.kiji.is/471473169909122145?c=39546741839462401
・Response:スバルが「最良の車を作るブランド」に…コンシューマーリポート
https://response.jp/article/2019/02/22/319422.html
・自動車販売台数速報 米国 2018年
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_usa_2018
・BUSINESS INSIDER JAPAN:世界で最も安全な車、15台
https://www.businessinsider.jp/post-165305
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ『ホトトギス』に注目?江藤淳の「リアリズムの源流」
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(2)江藤淳の「リアリズムの源流」
文芸評論を再考するに当たり、江藤淳氏の「リアリズムの源流」を振り返ってみる。一般的に日本で近代小説が始まった起源は坪内逍遥だといわれるが、江藤氏はそれに疑問を呈す。そして注目したのが、夏目漱石の「坊ちゃん」であ...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/07/02
ヨーロッパとは?地図で読み解く地政学と国際政治の関係
地政学入門 ヨーロッパ編(1)地図で読むヨーロッパ
国際政治の戦略を考える上で今やかかせない地政学の視座。今回のシリーズではヨーロッパに焦点を当て、地政学の観点から情勢分析をする。第1話目では、まず地政学の要点をおさらいし、常に揺れ動いてきた「ヨーロッパ」という領...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/05
アジア的成熟国家モデルづくりへ、日本が目指すべき道とは
日本の財政と金融問題の現状(4)日本が目指すべき成熟国家への道
機関投資家や経営者の生の声から日本の金融市場の問題点を見ていくと、リスクマネーを供給するための市場づくりや人材育成等の課題が浮き彫りになる。良質なスタートアップ企業を育てるにはどうすればいいのか。今こそアジア的...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/07/01
「イエス・キリスト」という名前の本当の意味は?
キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(1)「イエス」とは一体誰なのか
キリスト教とは何か。「文明の衝突」が世界中で現実化する中、この問題は日本人にとっても重要なものになっている。上智大学神学部教授・竹内修一氏は、「キリスト教とは何か」という問いは、同時に「イエスとは誰なのか」も意...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/02/28
最悪のシナリオは?…しかしなぜ日本は報復すべきでないか
第2次トランプ政権の危険性と本質(8)反エリート主義と最悪のシナリオ
反エリート主義を基本線とするトランプ大統領は、金融政策の要であるFRBですらも敵対視し、圧力をかけている。このまま専門家軽視による経済政策が進めば、コロナ禍に匹敵する経済ショックが世界的に起こる可能性がある。最終話...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/28