社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
世界の大富豪が最も多く住んでいる都市は?
富豪やセレブと呼ばれる人たちは、どこに住んでいるのでしょうか。世界的に見ると、ハリウッドスターが住むビバリーヒルズ、IT長者たちのシリコンバレーといったところがまず頭に浮かぶかもしれません。どちらも気候のいいアメリカ西海岸です。日本国内では古くは田園調布と言われていましたが、少しずつ変化しているようです。ここでは、富裕層はどういった地域に住んでいるのか、世界と国内の両方からみてみましょう。
1位 ニューヨーク:84名(4,697億ドル)
2位 香港:79名(3,555億ドル)
3位 モスクワ:71名(3,365億ドル)
4位 北京:61名(1,933億ドル)
5位 ロンドン:55名(2,260億ドル)
6位 上海:45名(1,107億ドル)
7位 サンフランシスコ:42名(1,092億ドル)
8位 深セン:39名(1,905億ドル)
9位 ソウル:38名(999億ドル)
10位 ムンバイ:37名(1,844億ドル)
1位のニューヨークには2つの巨大証券取引所があるというだけでなく、アポロシアターやブロードウェイなどのショービジネスでも中心地でもあります。またさまざまな分野のアーティストも住んでおり、あらゆるチャンスを求めて世界中から人が集まってきます。経済、文化の両面において世界の中心となっていると考えていいでしょう。ビリオネア居住数トップは5年連続です。
2位は香港。香港は1997年にイギリスから中国に返還されました。中国政府は「一国二制度」を実施しており、香港に対して特別区として「高度な自治」を認めた上で、従来どおりの資本主義制度と生活方式を維持しています。貿易、金融、不動産、観光、流通といったサービス業がGDPの90%以上を占め、規制緩和や低税率といった政策でアジア経済の中心地となっています。近年はやや不動産市場の下落が予想されているようです。
3位のモスクワは、2014年の時点では1位でした。ロシアのビリオネアの80%近くはモスクワに住んでいます。ロシアでの富豪は、エネルギーや資源、インフラ事業に携わっていることが多いようです。これらは国内需要だけでも相当な額が想定されます。これらのトップがモスクワに集中して住んでいるようです。
現代のいわゆる富裕層やセレブと言われる人たちの住むエリアはいくつかあるようです。明確な統計は見当たりませんが、ネット上でささやかれる声をいくつか拾ってみると、有名なところでは渋谷区松濤がまず挙げられます。渋谷に近いですが、その喧騒とは全く異なる高級住宅街として有名なエリアです。このあたりには少し前から一軒家以外にも、いわゆる億ションも立っています。不動産情報を見てみたところ、中古物件で3億5000万円超という価格のものも。都内ではほかにも港区赤坂、目黒区青葉台といったエリアに高級マンションがあるようです。
「ビリオネア最多都市」ランキング1位はNY
フォーブスが発表した2019年版「世界の富豪ランキング(World’s Billionaires List)」によると、10億ドル以上の資産を持つ人は世界に2153人。このうち、84人がニューヨークに住んでおり、その資産を合計すると4697億ドル(約52兆円)に達しているとのこと。ちなみにこの金額は、オーストラリアのGDPを越えています。ビリオネアが住んでいる数の多い順にトップ10は以下の通り。カッコ書きはビリオネアの純資産総額です。ちなみに、世界のビリオネアのおよそ4分の1にあたる551人は以下の上位10都市に集中しています。1位 ニューヨーク:84名(4,697億ドル)
2位 香港:79名(3,555億ドル)
3位 モスクワ:71名(3,365億ドル)
4位 北京:61名(1,933億ドル)
5位 ロンドン:55名(2,260億ドル)
6位 上海:45名(1,107億ドル)
7位 サンフランシスコ:42名(1,092億ドル)
8位 深セン:39名(1,905億ドル)
9位 ソウル:38名(999億ドル)
10位 ムンバイ:37名(1,844億ドル)
1位のニューヨークには2つの巨大証券取引所があるというだけでなく、アポロシアターやブロードウェイなどのショービジネスでも中心地でもあります。またさまざまな分野のアーティストも住んでおり、あらゆるチャンスを求めて世界中から人が集まってきます。経済、文化の両面において世界の中心となっていると考えていいでしょう。ビリオネア居住数トップは5年連続です。
2位は香港。香港は1997年にイギリスから中国に返還されました。中国政府は「一国二制度」を実施しており、香港に対して特別区として「高度な自治」を認めた上で、従来どおりの資本主義制度と生活方式を維持しています。貿易、金融、不動産、観光、流通といったサービス業がGDPの90%以上を占め、規制緩和や低税率といった政策でアジア経済の中心地となっています。近年はやや不動産市場の下落が予想されているようです。
3位のモスクワは、2014年の時点では1位でした。ロシアのビリオネアの80%近くはモスクワに住んでいます。ロシアでの富豪は、エネルギーや資源、インフラ事業に携わっていることが多いようです。これらは国内需要だけでも相当な額が想定されます。これらのトップがモスクワに集中して住んでいるようです。
日本国内でお金持ちはどこに住む?
野村総合研究所の調査(2017年)によると、日本国内での純金融資産総額1億円以上の世帯は126.7万世帯、日本の全世帯のおよそ2%となっています。1億円は大きく見て110万ドル程度なので、ミリオネアといっていいかもしれません。先のビリオネアとは桁が異なりますが、日本国内でもそれなりにお金持ちはいる印象です。ではこういった人たちはどこに住んでいるのでしょうか。現代のいわゆる富裕層やセレブと言われる人たちの住むエリアはいくつかあるようです。明確な統計は見当たりませんが、ネット上でささやかれる声をいくつか拾ってみると、有名なところでは渋谷区松濤がまず挙げられます。渋谷に近いですが、その喧騒とは全く異なる高級住宅街として有名なエリアです。このあたりには少し前から一軒家以外にも、いわゆる億ションも立っています。不動産情報を見てみたところ、中古物件で3億5000万円超という価格のものも。都内ではほかにも港区赤坂、目黒区青葉台といったエリアに高級マンションがあるようです。
<参考サイト>
・世界の「ビリオネア最多都市」ランキング、NYが5年連続首位
https://forbesjapan.com/articles/detail/26707
・香港(Hong Kong)基礎データ|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hongkong/data.html#01
・Richest Cities In The World: The Top 10 Cities With The Most Billionaires
https://www.forbes.com/sites/cartercoudriet/2019/03/07/richest-cities-in-the-world-the-top-10-cities-with-the-most-billionaires/#8878f22ea803
・日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計|野村総合研究所
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1
・世界の「ビリオネア最多都市」ランキング、NYが5年連続首位
https://forbesjapan.com/articles/detail/26707
・香港(Hong Kong)基礎データ|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hongkong/data.html#01
・Richest Cities In The World: The Top 10 Cities With The Most Billionaires
https://www.forbes.com/sites/cartercoudriet/2019/03/07/richest-cities-in-the-world-the-top-10-cities-with-the-most-billionaires/#8878f22ea803
・日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計|野村総合研究所
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
アジア的成熟国家モデルづくりへ、日本が目指すべき道とは
日本の財政と金融問題の現状(4)日本が目指すべき成熟国家への道
機関投資家や経営者の生の声から日本の金融市場の問題点を見ていくと、リスクマネーを供給するための市場づくりや人材育成等の課題が浮き彫りになる。良質なスタートアップ企業を育てるにはどうすればいいのか。今こそアジア的...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/07/01
相互依存で平和は保てるか…EUの深化・拡大の難題とは
地政学入門 ヨーロッパ編(9)EUの深化・拡大とトルコの問題
国際政治の理論として国同士の経済交流、相互依存が安全保障、つまり平和を維持できると伝統的に考えられてきたが、今般の国際政治ではそれは必ずしも当てはまらないようだ。そこでEUの問題である。国の垣根を越えて世界国家に...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/06/30
最悪のシナリオは?…しかしなぜ日本は報復すべきでないか
第2次トランプ政権の危険性と本質(8)反エリート主義と最悪のシナリオ
反エリート主義を基本線とするトランプ大統領は、金融政策の要であるFRBですらも敵対視し、圧力をかけている。このまま専門家軽視による経済政策が進めば、コロナ禍に匹敵する経済ショックが世界的に起こる可能性がある。最終話...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/28
江藤淳と加藤典洋――AI時代を生きる鍵は文芸評論家の仕事
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(1)AIに代わられない仕事とは何か
昨今、生成AIに代表されるようにAIの進化が目覚ましく、「AIに代わられる仕事、代わられない仕事」といったテーマが巷で非常に話題となっている。では、AIに代わられない事とは何であろうか。そこで、『江藤淳と加藤典洋』(文...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/06/25
寝ないとよく食べる…睡眠不足が生活習慣病を招く理由
睡眠と健康~その驚きの影響(1)睡眠が担う5つのミッション
私たちに欠かせない「睡眠」。そのメカニズムや役割についていまだ謎も多いが、それでも近年は解明が進み、私たちの健康に大きく関与することが明らかになっている。まずは最新情報を盛り込んだ睡眠が果たす5つの役割を紹介し、...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/06/05