社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
自由の国「アメリカ文化」の特徴とは?
宇宙開発から経済活動まで、「20世紀はアメリカの時代だった」という言説で語られるアメリカ合衆国、現代も国際社会の中心に位置しているのはご存知の通りです。
今や「世界のスタンダード」といっても過言ではないアメリカ文化ですが、一方で様々な問題も抱えています。その文化の特徴とはどのようなところにあるのでしょうか。日米での相違をまとめました。
同じ「アメリカ国籍」を持つ人同士であっても、バックボーンとなる生活習慣や考え方には差があるため、はっきりと自己主張をすると同時に、個性を認め合う土壌が育まれたとも言えます。「場の空気」を読むことを美徳とし、時に同調圧力に苦しむ日本との大きな違いといえるでしょう。
そんな多民族国家ゆえ、実はアメリカに法で定められた公用語はありません。実際には9割以上の人が英語を話していますが、国が決めているわけではないのです。
同時に、若者を中心に無宗教化も拡がっており、5人のうち1人は特定の信仰を持たないという統計調査も出ています。何を信仰するかも、信仰するもしないも「自由」というのは現代的かつアメリカらしいですね。
とはいえ、無差別乱射事件が毎年のように起こっているのも事実です。その度に銃規制が議題に上りますが、大規模な改正には至っていません。
ちなみに、飲酒運転が御法度なのは変わりません。州によっては日本以上に厳しく、車内に栓の開いたアルコール飲料がある、同乗者が飲んでいるというだけで違法になるところもあります。
そして日本人の風呂好きはよく知られているところですが、アメリカでは浴槽に湯をはって浸かる人は多くありません。シャワーも数日に1回でじゅうぶんの人が多数派だそうです。気候の差の影響もあるのでしょうが、帰宅後だけでなく外出前にもシャワーを浴びる習慣のある日本人からするとちょっと厳しいですね。
何かと日米比較で話題になるのは食べ物のサイズでしょう、メニューによっては日本の倍以上の大きさものが出てくることも珍しくありません。その代わり、食べ残しの持ち帰り文化も普及しています。「もったいない」を掲げる日本でも広まって欲しいですね。
現在問題になっているアメリカの人種差別は「Black Lives Matter」運動となり、その行く末に国際社会の注目を集めています。近年、日本も労働力として海外の方の移住を求めていますが、その雇用形態や環境のひどさがニュース番組に取り上げられるようになりました。相互理解を深めるでも歩み寄りあうでもない、現在のように労働力として期待するだけのスタンスでは、いずれ社会の根幹を揺るがす大きな問題に発展しかねません。アメリカで今起きていることから日本の未来を見据えていく必要があります。
今や「世界のスタンダード」といっても過言ではないアメリカ文化ですが、一方で様々な問題も抱えています。その文化の特徴とはどのようなところにあるのでしょうか。日米での相違をまとめました。
「人種のサラダボウル」の国の公用語は?
アメリカの第一の特徴としてあげられるのはやはり人種の多様性です。先住民であるネイティブ・アメリカンをはじめ、イギリスを筆頭にヨーロッパ各国から入植してきた白人種、奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人種、新天地を求めた中華系やヒスパニック系など、様々な人種が世界から集まっている様相を、「人種のサラダボウル」という言葉で習った方も多いのではないでしょうか。同じ「アメリカ国籍」を持つ人同士であっても、バックボーンとなる生活習慣や考え方には差があるため、はっきりと自己主張をすると同時に、個性を認め合う土壌が育まれたとも言えます。「場の空気」を読むことを美徳とし、時に同調圧力に苦しむ日本との大きな違いといえるでしょう。
そんな多民族国家ゆえ、実はアメリカに法で定められた公用語はありません。実際には9割以上の人が英語を話していますが、国が決めているわけではないのです。
自由の国は信仰も自由
広く知られている通り、アメリカでもっとも信仰されているのはキリスト教です。国民の7割以上がクリスチャンでプロテスタントが主流ですが、カトリック、ユダヤ教やモルモン教などその他の宗派・宗教も存在しています。イスラム教徒や仏教徒も増えており、街中にモスクが見られたり、著名人が禅に傾倒していたりするのもよく耳にします。同時に、若者を中心に無宗教化も拡がっており、5人のうち1人は特定の信仰を持たないという統計調査も出ています。何を信仰するかも、信仰するもしないも「自由」というのは現代的かつアメリカらしいですね。
アメリカのジレンマ、銃社会
日本人から見て最も馴染みのないアメリカ社会の特徴は、条件さえ満たせば一般市民も銃を持てることでしょう。国土の広いアメリカでは、事件が起きて警察に通報してもパトカーがすぐにはやってこられないため、命の危機を守るにはどうしても銃が必要になるそうです。また、銃を持つ権利はアメリカ人にとって政府の圧力に屈しないというシンボル的なものでもあります。とはいえ、無差別乱射事件が毎年のように起こっているのも事実です。その度に銃規制が議題に上りますが、大規模な改正には至っていません。
「右側通行」「左ハンドル」だけじゃない、交通ルールの違い
日米では交通ルールも異なっています。自動車は日本と逆で右側通行、ハンドルは左ハンドルになっているのは有名ですが、踏切を渡る時にも一時停止しない、スクールバスは追い越し禁止など知っておかないと危ないルールが多々あります。ちなみに、飲酒運転が御法度なのは変わりません。州によっては日本以上に厳しく、車内に栓の開いたアルコール飲料がある、同乗者が飲んでいるというだけで違法になるところもあります。
風呂好きにはちょっと厳しい? 入浴事情
コロナ禍で世界のメディアから関心を向けられた日本文化のひとつに、家では靴を脱ぐということがありました。基本的に室内も土足である欧米からは珍しく、感染率の低さの一因ではないかと思われたようです。そして日本人の風呂好きはよく知られているところですが、アメリカでは浴槽に湯をはって浸かる人は多くありません。シャワーも数日に1回でじゅうぶんの人が多数派だそうです。気候の差の影響もあるのでしょうが、帰宅後だけでなく外出前にもシャワーを浴びる習慣のある日本人からするとちょっと厳しいですね。
ジャンボサイズの食べ物を残してもノープロブレム
アメリカではいろんな場面でチップを支払う文化があります。レストランはその最たる例で、サービス料として総額の15~20%を支払います。現金でテーブルに置くほか、カード払いをすることもできます。何かと日米比較で話題になるのは食べ物のサイズでしょう、メニューによっては日本の倍以上の大きさものが出てくることも珍しくありません。その代わり、食べ残しの持ち帰り文化も普及しています。「もったいない」を掲げる日本でも広まって欲しいですね。
アメリカの「今」は日本の「何年後」?
かつて「アメリカで今起きていることは数年後の日本で起きることである」という言説がしばしば語られていました。振り返ってみると、頷けるケースも少なくありません。現在問題になっているアメリカの人種差別は「Black Lives Matter」運動となり、その行く末に国際社会の注目を集めています。近年、日本も労働力として海外の方の移住を求めていますが、その雇用形態や環境のひどさがニュース番組に取り上げられるようになりました。相互理解を深めるでも歩み寄りあうでもない、現在のように労働力として期待するだけのスタンスでは、いずれ社会の根幹を揺るがす大きな問題に発展しかねません。アメリカで今起きていることから日本の未来を見据えていく必要があります。
<参考サイト>
・『日本とアメリカ文化はこんなに違う!中には注意が必要なものも』スマ留
https://smaryu.com/column/d/45126/
・『アメリカ文化の特徴とは?生活文化から国民性まで詳しく解説』en world
https://www.enworld.com/blog/2020/03/us-culture
・『アメリカの交通ルール』Cars Café
https://www2.jhc.jp/contents/others/car/destination/usa/rule.php
・『日本とアメリカ文化はこんなに違う!中には注意が必要なものも』スマ留
https://smaryu.com/column/d/45126/
・『アメリカ文化の特徴とは?生活文化から国民性まで詳しく解説』en world
https://www.enworld.com/blog/2020/03/us-culture
・『アメリカの交通ルール』Cars Café
https://www2.jhc.jp/contents/others/car/destination/usa/rule.php
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
花粉、炭素、酸素同位体…重複分析で分かる弥生時代の環境
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(3)弥生時代の環境と気候
古代の気候を推測するために、研究者はさまざまな方法を駆使してきた。海水面の位置をもとにした「弥生の小海退」説をはじめ、花粉や炭素濃度などから行う分析法には難点もある。その難点を克服した方法によって見えてきた弥生...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/04/02
分断進む世界でつなげていく力――ジェトロ「3つの役割」
グローバル環境の変化と日本の課題(5)ジェトロが取り組む企業支援
グローバル経済の中で日本企業がプレゼンスを高めていくための支援を、ジェトロ(日本貿易振興機構)は積極的に行っている。「攻めの経営」の機運が出始めた今、その好循環を促進していくための取り組みの数々を紹介する。(全6...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/04/01
なぜやる気が出ないのか…『それから』の主人公の謎に迫る
いま夏目漱石の前期三部作を読む(5)『それから』の謎と偶然の明治維新
前期三部作の2作目『それから』は、裕福な家に生まれ東大を卒業しながらも無気力に生きる主人公の長井代助を描いたものである。代助は友人の妻である三千代への思いを語るが、それが明かされるのは物語の終盤である。そこが『そ...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/30
きっかけはイチロー、右肩上がりの成長曲線で二刀流完成へ
大谷翔平の育て方・育ち方(5)栗山監督の言葉と二刀流への挑戦
高校を卒業した大谷翔平選手には、選手としての可能性を評価してくれた人、そのための方策を本気で考えてくれた人がいた。それは、ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウト小島圭市氏と、元日本ハムファイターズ監督で前WBC...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/31
このように投資にお金を回せば、社会課題も解決できる
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(6)日本の課題解決にお金を回す
国内でいかにお金を生み、循環させるべきか。既存の大量資金を社会課題解決に向けて循環させるための方策はあるのか。日本の財政・金融政策を振り返りつつ、産業育成や教育投資、助け合う金融の再構築を通した、バランスの取れ...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/29