社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
人の心に生き続けられる最も幸せな人生の送り方
誰もが一目置く人のことを「人徳の高い人」というが、そもそも「徳」とは一体なんだろうか?老荘思想研究家の田口佳史氏がその疑問に答えてくれた。
江戸時代の教育は「徳」を身につけることに始まった。それは、わが子が孤立する姿を見たくない、という親の願いからだった。
社会で嫌われるのは自己本位な人間であり、そうならないことが徳への第一歩となる。
徳の真意とは「自己の最善を相手に尽くしきる」ことなのである。
尽くした相手からは「ありがとう」の言葉が返り、相互が「感謝の人間関係」で結ばれるのだ。こうして集まった「徳」を日本では「いきおい」と呼んできた。
国土に不幸があったとき、天皇陛下は「朕の不徳の致すところ」と言うが、「不徳」とはまさに「いきおいがない」ということなのである。
仕事においても人生においても、自己の最善を相手に尽くしきれば、それは大きな「いきおい」となるのだ。
「人生の総決算は葬式にあり」と言われるが、生死の境を越えて思い出され、誰かの心に生き続けることこそ、人生の最善の実りではないだろうか。
江戸時代の教育は「徳」を身につけることに始まった。それは、わが子が孤立する姿を見たくない、という親の願いからだった。
社会で嫌われるのは自己本位な人間であり、そうならないことが徳への第一歩となる。
徳の真意とは「自己の最善を相手に尽くしきる」ことなのである。
尽くした相手からは「ありがとう」の言葉が返り、相互が「感謝の人間関係」で結ばれるのだ。こうして集まった「徳」を日本では「いきおい」と呼んできた。
国土に不幸があったとき、天皇陛下は「朕の不徳の致すところ」と言うが、「不徳」とはまさに「いきおいがない」ということなのである。
仕事においても人生においても、自己の最善を相手に尽くしきれば、それは大きな「いきおい」となるのだ。
「人生の総決算は葬式にあり」と言われるが、生死の境を越えて思い出され、誰かの心に生き続けることこそ、人生の最善の実りではないだろうか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
「白人vsユダヤ人」という未解決問題とトランプ政権の行方
戦争と暗殺~米国内戦の予兆と構造転換(3)未解決のユダヤ問題
保守的な軍国化によって、内戦への機運が高まっているアメリカだが、MAGAと極左という対立図式は表面的なものにすぎない。その根本に横たわっているのは白人とユダヤ人という人種の対立であり、それはカーク暗殺事件によって露...
収録日:2025/09/24
追加日:2025/11/06
ソニー流「人材の活かし方」「多角化経営の秘密」を学ぶ
編集部ラジオ2025(26)ソニー流!多角化経営と人材論
「人的資本経営」という言葉が、よく聞かれるようになりました。端的にいえば、「人材=コスト」ではなく「人材=資本」として捉え、人を大切にしていこうという考え方です。
「人を大切にする」というのは別に新しい...
「人を大切にする」というのは別に新しい...
収録日:2025/09/29
追加日:2025/11/06
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02
宇宙の理法――松下幸之助からの命題が50年後に解けた理由
徳と仏教の人生論(1)経営者の条件と50年間悩み続けた命題
半世紀ほど前、松下幸之助に経営者の条件について尋ねた田口氏は、「運と徳」、そして「人間の把握」と「宇宙の理法」という命題を受けた。その後50年間、その本質を東洋思想の観点から探究し続けてきた。その中で後藤新平の思...
収録日:2025/05/21
追加日:2025/10/24
なぜ二本立ての評価制度が必要か…多種多様な人材の評価法
エンタテインメントビジネスと人的資本経営(6)評価制度設計と「夢」の重要性
人的資本経営で非常に大事なのが人事評価制度である。しかし、正解はなく、会社や環境に応じて、形を変える必要がある。ポイントは、短期評価と長期的人材育成を踏まえた二本立ての評価制度設計をすること。たとえばクリエイテ...
収録日:2025/05/08
追加日:2025/11/04


