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人の心に生き続けられる最も幸せな人生の送り方
誰もが一目置く人のことを「人徳の高い人」というが、そもそも「徳」とは一体なんだろうか?老荘思想研究家の田口佳史氏がその疑問に答えてくれた。
江戸時代の教育は「徳」を身につけることに始まった。それは、わが子が孤立する姿を見たくない、という親の願いからだった。
社会で嫌われるのは自己本位な人間であり、そうならないことが徳への第一歩となる。
徳の真意とは「自己の最善を相手に尽くしきる」ことなのである。
尽くした相手からは「ありがとう」の言葉が返り、相互が「感謝の人間関係」で結ばれるのだ。こうして集まった「徳」を日本では「いきおい」と呼んできた。
国土に不幸があったとき、天皇陛下は「朕の不徳の致すところ」と言うが、「不徳」とはまさに「いきおいがない」ということなのである。
仕事においても人生においても、自己の最善を相手に尽くしきれば、それは大きな「いきおい」となるのだ。
「人生の総決算は葬式にあり」と言われるが、生死の境を越えて思い出され、誰かの心に生き続けることこそ、人生の最善の実りではないだろうか。
江戸時代の教育は「徳」を身につけることに始まった。それは、わが子が孤立する姿を見たくない、という親の願いからだった。
社会で嫌われるのは自己本位な人間であり、そうならないことが徳への第一歩となる。
徳の真意とは「自己の最善を相手に尽くしきる」ことなのである。
尽くした相手からは「ありがとう」の言葉が返り、相互が「感謝の人間関係」で結ばれるのだ。こうして集まった「徳」を日本では「いきおい」と呼んできた。
国土に不幸があったとき、天皇陛下は「朕の不徳の致すところ」と言うが、「不徳」とはまさに「いきおいがない」ということなのである。
仕事においても人生においても、自己の最善を相手に尽くしきれば、それは大きな「いきおい」となるのだ。
「人生の総決算は葬式にあり」と言われるが、生死の境を越えて思い出され、誰かの心に生き続けることこそ、人生の最善の実りではないだろうか。
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