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暑い日に車内に放置すると危険なもの
炎天下に停めていた車に乗ろうとして、身の危険を感じる車内の暑さに驚いた経験はありませんか。30度台の真夏日なら、車内の温度は15分後には40度を軽く超え、1時間もすれば60度以上に。最も熱くなるダッシュボードは80度近くなり、目玉焼きが焼ける程の高温になります。
そして油断ならないのは、夏本番前の20度台となる初夏の季節。まだ大丈夫だろうと思っていても、日の当たる場所に停めていた車内の温度は、1時間後には50度近くまで上昇しサウナ状態に。少しの間だから、と子供やペットを放置して起こる腹立たしく悲しい事件が後を絶ちませんが、人間や生き物だけでなく、車内に放置すると危険な物品も色々あるのをご存知ですか。
【スプレー缶】
LPGガスを使用したスプレー缶は、高温になるとガスが膨張し内圧が高まり、爆発してフロントガラスを割ったという事故も報告されています。制汗、虫除け、ヘアー、消臭等、日々携帯している便利なスプレー類を持ち込むことはありますが、その際は車内に置いたままにしないことを心掛けて。爆発せずとも液漏れすることも。
【アルコール消毒液】
コロナの感染拡大に伴い、アルコール消毒液を持ち歩く人が増えました。しかし高温とアルコールという組み合わせは爆発、発火の恐れが。密閉空間な上に気化したアルコール物質は引火しやすいため持ち込まないのが一番ですが、どうしても必要なら車外で使用し、放置しないようにしましょう。
【電池】
電池も高温になると液漏れしたり、破裂して発火することがあります。予備の電池を車内に置いておくという習慣は今すぐやめましょう。また、つい見落としがちですが、電池を使う小型家電や玩具なども放置すると、液漏れから故障する可能性が。電池式の物が車内にないか要確認。
【スマホやPC等の精密機器】
リチウム電池を内蔵した電子精密機器は高温になるとバッテリーの保護回路が壊れやすく、膨張して発熱し故障の原因に。最悪、破裂することもあります。スマホの修理時に「50度に放置したら壊れても仕方がない」と聞いたことが。面倒でもスマホはもちろん、タブレットやPCも車内を離れる時は持って出ることが肝心です。
【炭酸やペットボトル飲料】
未開封の炭酸飲料缶は高温になると内圧で膨張し爆発することも。車内がコーラまみれになったという方もいました。また、ペットボトルも内圧が高まり変形や破損の恐れがありますし、光を通すため飲みかけのものから細菌が発生しそのガスで爆発することも。「熱々の飲み物」になってしまうだけでなく、危険だと覚えて置きましょう。
【化粧品や医薬品】
常温で保存できる化粧品や薬類も、50度にもなれば内容変化も免れず、効果効能が失われてしまう可能性が。口紅や錠剤が溶けてしまうこともありますし、プラスチックの容器が変形したり破損することも。健康を損なう恐れがある物だけに、取り扱いには細心の注意をしてください。
【食べ物】
たとえエアコンの効いた車内でも、夏場に食品を運ぶ際は保冷剤やクーラーボックスが必要。僅かな時間だからと食品を放置すれば、溶けたり腐ったりするだけでく、食中毒の可能性がかなり高くなるので絶対にやめましょう。発酵食品のキムチが車内で爆発して、地獄絵図になったという笑えない経験も聞いたことがあります。
その他にもガス式ライターも破裂や発火の恐れがあり、またウェットティッシュや除菌シート等も、高温によってカピカピに乾いてしまうという声も。そして最熱になるダッシュボードに置いておいたサングラスが変形してしまったという経験談も聞かれました。眼鏡等は光を集めて発火することも。ダッシュボードに物を乗せない習慣も大切です。
そして高温になってしまった車内を一気に冷やすためには、まずは窓全開でエアコンを最大に稼働させ、2、3分ほど熱を車外に逃すことがポイント。それから窓を閉めれば、車内は速やかに適切な涼しさになります。愛車を暑さから守るためにも、このワンポイントも覚えておいてくださいね。
そして油断ならないのは、夏本番前の20度台となる初夏の季節。まだ大丈夫だろうと思っていても、日の当たる場所に停めていた車内の温度は、1時間後には50度近くまで上昇しサウナ状態に。少しの間だから、と子供やペットを放置して起こる腹立たしく悲しい事件が後を絶ちませんが、人間や生き物だけでなく、車内に放置すると危険な物品も色々あるのをご存知ですか。
うっかりでは済まない、車内放置してはダメなもの
暑い日に高温になった車内はそれだけでもリスクがありますが、さらに密閉された狭い空間ということも作用して、車内に放置された様々な物が危機に晒されトラブルを誘発します。【スプレー缶】
LPGガスを使用したスプレー缶は、高温になるとガスが膨張し内圧が高まり、爆発してフロントガラスを割ったという事故も報告されています。制汗、虫除け、ヘアー、消臭等、日々携帯している便利なスプレー類を持ち込むことはありますが、その際は車内に置いたままにしないことを心掛けて。爆発せずとも液漏れすることも。
【アルコール消毒液】
コロナの感染拡大に伴い、アルコール消毒液を持ち歩く人が増えました。しかし高温とアルコールという組み合わせは爆発、発火の恐れが。密閉空間な上に気化したアルコール物質は引火しやすいため持ち込まないのが一番ですが、どうしても必要なら車外で使用し、放置しないようにしましょう。
【電池】
電池も高温になると液漏れしたり、破裂して発火することがあります。予備の電池を車内に置いておくという習慣は今すぐやめましょう。また、つい見落としがちですが、電池を使う小型家電や玩具なども放置すると、液漏れから故障する可能性が。電池式の物が車内にないか要確認。
【スマホやPC等の精密機器】
リチウム電池を内蔵した電子精密機器は高温になるとバッテリーの保護回路が壊れやすく、膨張して発熱し故障の原因に。最悪、破裂することもあります。スマホの修理時に「50度に放置したら壊れても仕方がない」と聞いたことが。面倒でもスマホはもちろん、タブレットやPCも車内を離れる時は持って出ることが肝心です。
【炭酸やペットボトル飲料】
未開封の炭酸飲料缶は高温になると内圧で膨張し爆発することも。車内がコーラまみれになったという方もいました。また、ペットボトルも内圧が高まり変形や破損の恐れがありますし、光を通すため飲みかけのものから細菌が発生しそのガスで爆発することも。「熱々の飲み物」になってしまうだけでなく、危険だと覚えて置きましょう。
【化粧品や医薬品】
常温で保存できる化粧品や薬類も、50度にもなれば内容変化も免れず、効果効能が失われてしまう可能性が。口紅や錠剤が溶けてしまうこともありますし、プラスチックの容器が変形したり破損することも。健康を損なう恐れがある物だけに、取り扱いには細心の注意をしてください。
【食べ物】
たとえエアコンの効いた車内でも、夏場に食品を運ぶ際は保冷剤やクーラーボックスが必要。僅かな時間だからと食品を放置すれば、溶けたり腐ったりするだけでく、食中毒の可能性がかなり高くなるので絶対にやめましょう。発酵食品のキムチが車内で爆発して、地獄絵図になったという笑えない経験も聞いたことがあります。
その他にもガス式ライターも破裂や発火の恐れがあり、またウェットティッシュや除菌シート等も、高温によってカピカピに乾いてしまうという声も。そして最熱になるダッシュボードに置いておいたサングラスが変形してしまったという経験談も聞かれました。眼鏡等は光を集めて発火することも。ダッシュボードに物を乗せない習慣も大切です。
車内温度を上げないために、できることはある?
車内温度を上げないために、サンシェードを使う、窓を数センチだけ開けておく、日陰を選ぶなどの工夫をされる方もいると思いますが、やらないよりはマシですが目を見張るほどの効果は得られないという調査結果もあります。また、大きい車だから、ボディが白だから、と車内温度がそれほど上がりにくいのでは?と考えたりもしがちですが、その差は微々たるもののよう。どんな車であっても、屋外に駐車する場合は、放置してはいけない物は同じと思っておきましょう。そして高温になってしまった車内を一気に冷やすためには、まずは窓全開でエアコンを最大に稼働させ、2、3分ほど熱を車外に逃すことがポイント。それから窓を閉めれば、車内は速やかに適切な涼しさになります。愛車を暑さから守るためにも、このワンポイントも覚えておいてくださいね。
<参考サイト>
アルコール等の安全な取扱いについて│総務省消防庁
https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/alcohol/anzen.html
車内の環境(車内温度/紫外線/空調)(JAFユーザーテスト)│JAF
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature
アルコール等の安全な取扱いについて│総務省消防庁
https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/alcohol/anzen.html
車内の環境(車内温度/紫外線/空調)(JAFユーザーテスト)│JAF
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature
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