社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
管理職になりたくない理由、第1位は?
新卒で入社した会社で出世し定年まで勤め上げる、サラリーマンのそんなステレオタイプな働き方や生き方が当たり前ではない時代となりました。若者からは「出世しなくてもいい」「管理職になりたくない」という声を聞くことも増え、ある調査では非管理職の約7割が「管理職になりたくない」と回答しています。仕事をするからには出世してレベルアップや給料アップすることはモチベーションとなるはずですが、なぜ「管理職になりたくない」と考える人が増えているのでしょうか。
・1位:男女ともに「責任が重い」
女性では約39.6%、男性では28.5%の人が「責任の重さ」から管理職を避けたいと感じています。女性の場合、出世よりも家庭や子育て、体力や転勤の有無などを優先したい人が圧倒的に多いのかもしれません。一方、男性も3割近くが「責任」ある仕事をしたくないと思っていることに正直驚かれる方もいるのでは。「責任のある仕事を任せてもらえる」という喜びよりも、心身に負担の少ない、ライフワークバランス重視の男性も増えているようです。
・2位:女性「仕事・残業が増える」、男性「割に合わないと感じる」
女性の28.6%が「仕事や残業が増える」ことを危惧し、男性の26.5%が「割に合わないと感じる」を理由に管理職を望まないという結果に。女性は1位の「責任」に比例して上がると思われる仕事量や勤務時間を懸念しているのでは。男性では1位の「責任」とほぼ肩を並べる割合で、管理職は割に合わないと感じています。頑張っても大して給料に反映されない、と管理職の対価に期待できないのが本音なのかもしれません。
・3位:女性「管理職に向いていない」、男性「仕事・残業が増える」
女性の17.3%「管理職に向いていない」、男性の26%「仕事・残業が増える」が管理職になりたくない理由3位にランクイン。リーダーシップや部下の管理能力を問われる業務に自信がない女性は意外といるようです。男性では1位2位の理由と大差なく「仕事・残業が増える」ことを嫌がる人が多く、レベルアップして苦労するよりも現状維持したいという考え方が珍しくなくなっているのかもしれません。
4位以下では女性「割に合わないと感じる」「人間関係で悩みそう」、男性では「管理職に向いていない」「人間関係で悩みそう」と続きます。男女ともに管理職になりたくない理由に大きな違いは見られませんが、家庭やプライベートとの両立を大切にしたい女性や、管理職というポジションに期待できず、それなら無理はしたくないという男性が増えているのではないでしょうか。
・その後の出世が難しくなる
・給料アップは望めない
・部下や同期に遣われる立場になり肩身が狭い
・30代以降はマネージメント経験が無いと転職しずらい
・年長者になると現場で若手からお荷物扱いされがち
このようなデメリットもありますが、もちろん働き方は人それぞれ。管理職がどうしても嫌なのであれば、組織からは離れて独立・企業したり、テクニカルなスキルを身に付けて専門職を目指すという手もあります。ただ、まだ管理職を経験したこともないうちに「管理職はやりたくない」と決めつけるのは勿体無いという意見も。その先のチャンスや成長、経済面の向上も閉ざされてしまう可能性が低くはないことを理解しておかなくてはなりません。
「管理職の辛いのは、部下の意見や思いを上に通せなかったり守れなかった時。これが中間管理職の板挟みの苦しみかと感じました。逆に良かったことは年収で150万円アップしたこと。現場は恋しいですが、時間が自分の裁量で自由に使えるのも嬉しい誤算。なる前は大変そうとしか思っていなかったけれど、実は労働時間も減りました。」(49歳男性/不動産会社勤務)
「ショックだったのは基本給はアップしても残業代が付かなくなったこと。今までそこでたっぷり稼いでいた自分は手取りはトントン。会議が増えたのが地味に疲れます。良かったことは自分発進で企画を出せたり、スケールの大きい仕事ができるようになったこと。少し仕事に飽きていたのもあり、部下を育てたり管理する業務に新鮮味もあります。」(51歳男性/出版社勤務)
イメージや自分の身近な人の姿から、きつく、つまらない側面ばかりがフューチャーされがちな管理職。現在管理職にある人たちがグチばかりではなく、良い面も悪い面も含めて「管理職とはどんな仕事なのか」ということを部下に伝えていく。それも大切なことかもしれませんね。
男女別、管理職になりたくないランキング
2022年に実施された【管理職になりたくない理由ランキング】男女500人アンケート調査(Biz Hits)を参考に、なぜ管理職になりたくないと思うのかを分析します。・1位:男女ともに「責任が重い」
女性では約39.6%、男性では28.5%の人が「責任の重さ」から管理職を避けたいと感じています。女性の場合、出世よりも家庭や子育て、体力や転勤の有無などを優先したい人が圧倒的に多いのかもしれません。一方、男性も3割近くが「責任」ある仕事をしたくないと思っていることに正直驚かれる方もいるのでは。「責任のある仕事を任せてもらえる」という喜びよりも、心身に負担の少ない、ライフワークバランス重視の男性も増えているようです。
・2位:女性「仕事・残業が増える」、男性「割に合わないと感じる」
女性の28.6%が「仕事や残業が増える」ことを危惧し、男性の26.5%が「割に合わないと感じる」を理由に管理職を望まないという結果に。女性は1位の「責任」に比例して上がると思われる仕事量や勤務時間を懸念しているのでは。男性では1位の「責任」とほぼ肩を並べる割合で、管理職は割に合わないと感じています。頑張っても大して給料に反映されない、と管理職の対価に期待できないのが本音なのかもしれません。
・3位:女性「管理職に向いていない」、男性「仕事・残業が増える」
女性の17.3%「管理職に向いていない」、男性の26%「仕事・残業が増える」が管理職になりたくない理由3位にランクイン。リーダーシップや部下の管理能力を問われる業務に自信がない女性は意外といるようです。男性では1位2位の理由と大差なく「仕事・残業が増える」ことを嫌がる人が多く、レベルアップして苦労するよりも現状維持したいという考え方が珍しくなくなっているのかもしれません。
4位以下では女性「割に合わないと感じる」「人間関係で悩みそう」、男性では「管理職に向いていない」「人間関係で悩みそう」と続きます。男女ともに管理職になりたくない理由に大きな違いは見られませんが、家庭やプライベートとの両立を大切にしたい女性や、管理職というポジションに期待できず、それなら無理はしたくないという男性が増えているのではないでしょうか。
「管理職になりたくない」を貫くとどうなる?
この調査では、もし管理職を打診されたら「断る」と回答している人が6割に上りました。しかし実際に管理職を断ってしまうと以下のようなマイナス面があることも理解しておかないとなりません。・その後の出世が難しくなる
・給料アップは望めない
・部下や同期に遣われる立場になり肩身が狭い
・30代以降はマネージメント経験が無いと転職しずらい
・年長者になると現場で若手からお荷物扱いされがち
このようなデメリットもありますが、もちろん働き方は人それぞれ。管理職がどうしても嫌なのであれば、組織からは離れて独立・企業したり、テクニカルなスキルを身に付けて専門職を目指すという手もあります。ただ、まだ管理職を経験したこともないうちに「管理職はやりたくない」と決めつけるのは勿体無いという意見も。その先のチャンスや成長、経済面の向上も閉ざされてしまう可能性が低くはないことを理解しておかなくてはなりません。
プラスもマイナスも。管理職の声も聞いてみよう。
最後に、一昨年に管理職となったばかりの2人の方の声もご紹介しておきます。「管理職の辛いのは、部下の意見や思いを上に通せなかったり守れなかった時。これが中間管理職の板挟みの苦しみかと感じました。逆に良かったことは年収で150万円アップしたこと。現場は恋しいですが、時間が自分の裁量で自由に使えるのも嬉しい誤算。なる前は大変そうとしか思っていなかったけれど、実は労働時間も減りました。」(49歳男性/不動産会社勤務)
「ショックだったのは基本給はアップしても残業代が付かなくなったこと。今までそこでたっぷり稼いでいた自分は手取りはトントン。会議が増えたのが地味に疲れます。良かったことは自分発進で企画を出せたり、スケールの大きい仕事ができるようになったこと。少し仕事に飽きていたのもあり、部下を育てたり管理する業務に新鮮味もあります。」(51歳男性/出版社勤務)
イメージや自分の身近な人の姿から、きつく、つまらない側面ばかりがフューチャーされがちな管理職。現在管理職にある人たちがグチばかりではなく、良い面も悪い面も含めて「管理職とはどんな仕事なのか」ということを部下に伝えていく。それも大切なことかもしれませんね。
<参考サイト>
7割の人が「管理職になりたくない」、理由は?│ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2302/14/news084.html
管理職になりたくない理由ランキング【男女500人アンケート調査】│Biz Hits
https://bizhits.co.jp/media/archives/31039
7割の人が「管理職になりたくない」、理由は?│ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2302/14/news084.html
管理職になりたくない理由ランキング【男女500人アンケート調査】│Biz Hits
https://bizhits.co.jp/media/archives/31039
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
花粉、炭素、酸素同位体…重複分析で分かる弥生時代の環境
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(3)弥生時代の環境と気候
古代の気候を推測するために、研究者はさまざまな方法を駆使してきた。海水面の位置をもとにした「弥生の小海退」説をはじめ、花粉や炭素濃度などから行う分析法には難点もある。その難点を克服した方法によって見えてきた弥生...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/04/02
分断進む世界でつなげていく力――ジェトロ「3つの役割」
グローバル環境の変化と日本の課題(5)ジェトロが取り組む企業支援
グローバル経済の中で日本企業がプレゼンスを高めていくための支援を、ジェトロ(日本貿易振興機構)は積極的に行っている。「攻めの経営」の機運が出始めた今、その好循環を促進していくための取り組みの数々を紹介する。(全6...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/04/01
なぜやる気が出ないのか…『それから』の主人公の謎に迫る
いま夏目漱石の前期三部作を読む(5)『それから』の謎と偶然の明治維新
前期三部作の2作目『それから』は、裕福な家に生まれ東大を卒業しながらも無気力に生きる主人公の長井代助を描いたものである。代助は友人の妻である三千代への思いを語るが、それが明かされるのは物語の終盤である。そこが『そ...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/30
きっかけはイチロー、右肩上がりの成長曲線で二刀流完成へ
大谷翔平の育て方・育ち方(5)栗山監督の言葉と二刀流への挑戦
高校を卒業した大谷翔平選手には、選手としての可能性を評価してくれた人、そのための方策を本気で考えてくれた人がいた。それは、ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウト小島圭市氏と、元日本ハムファイターズ監督で前WBC...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/31
このように投資にお金を回せば、社会課題も解決できる
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(6)日本の課題解決にお金を回す
国内でいかにお金を生み、循環させるべきか。既存の大量資金を社会課題解決に向けて循環させるための方策はあるのか。日本の財政・金融政策を振り返りつつ、産業育成や教育投資、助け合う金融の再構築を通した、バランスの取れ...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/29