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DATE/ 2023.05.27

「古いスマホ・ガラケー」の処分方法4選

 使わなくなったガラケーやスマホなど、家の中で放置されていたりしませんか? 個人情報の心配から捨ててよいものか、またどうやって捨てればよいのか分からず放置している方は意外と多いようです。今回は、使わなくなったガラケーやスマホの処分方法や注意点について調べてみました。

処分の方法

 機種変の場合は、下取りという方法で処分できますが、かつて使っていて放置されている場合の処分方法としては、以下4つの選択が考えられます。

1.専門買取り業者に持ち込む

 専門に買い取ってくれる業者があります。比較的新しい機種であったり、キレイに使っている場合はそれなりの金額で買い取ってもらえます。

2.一般リサイクルショップに持ち込む

 専門買取業者よりは買取価格が低めになる可能性がありますが、一般家電とあわせて持ち込めるので、引き取ってもらえる可能性は高いです。

3.自治体や認定業者、キャリアで回収してもらう

 環境省・経済産業省から認定を受けている事業者で、適切に回収・処分してもらうことが可能です。スマホやガラケーなど携帯機器の回収やリサイクルを促進しているキャリアショップでは、無料で引き取ってもらうことができます。ちなみに、メーカーを問わずに回収してくれるため、他社の端末であっても持ち込めます。

4.捨てる

 自治体の中にはスマホ・ガラケーを不燃ごみとして捨てられるところがありますが、自治体ごとにルールが異なるため、必ず事前に自治体に問い合わせてから廃棄しましょう。スマホ・ガラケーは小型家電リサイクル法の対象なので、自治体によってはごみとして捨てられない場合があります。そうした自治体には回収ボックスなどを設けていることがあり、そこで回収してもらえます。

処分に際しやっておきたいこと

 スマホやガラケーは個人情報が集約されています。自分だけでなく、関係者にも迷惑がかかるので、完全にデータ消去するようにしましょう。リセットや基本的な初期化だけでは、データを読み出される可能性があるので、必ず物理フォーマットするか、リユースしない場合は破砕するようにしたいです。

 なお、データ消去の前に必要なデータはバックアップすることはお忘れなきよう。物理フォーマットしたり、破砕すると二度とデータを取り戻すことはできません。

 意外にわすれがちなのが、SIMカードやSDカードです。こちらにも個人情報が記録されているので、必ず取り外して、通信キャリアに返却するか、自分でハサミで切り刻むなどしてから捨てましょう。

 ちなみに、処分を回収業者に依頼するときも注意が必要です。適正な処理を行ってくれるかどうか不明である場合、削除していない携帯電話のデータを盗まれる可能性があります。処分工程を必ず確認し、データ消去に立ち会うなど、違法な回収業者と疑わしい場合は、スマホやガラケーに限らず不要品を渡さないようにしましょう。

<参考サイト>
・ソフトバンク:古いスマホなど携帯電話を処分したいときの捨て方は? 処分・リサイクルの流れを徹底解説(ショップ篇)
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20200825_01
・docomo:携帯電話の回収に関するよくあるお問い合わせ
https://www.docomo.ne.jp/corporate/csr/ecology/resources/collect_inquiry/

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