社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
今日からできる「ちょい痩せ」ダイエット法
健康的に痩せたい
「ダイエット(diet)」という言葉はそもそも、私たちが摂る「日常の食べ物」という意味があり、「規定食」とも呼ばれ、食料そのものを指す言葉だったのだといいます(『スタンダード英語語源辞典』大修館書店)。それがいつしか、健康的な食事=痩せるための食事と認識されるようになっていきました。そんな意味が込められているダイエットですが、なかにはたくさん痩せたいわけではないけど、近頃体重が増えたので、ちょっとだけ痩せたい、しかもできれば健康的に痩せたいという方も少なくないのでは。今回は、そんな「ちょい痩せ」願望の方のための方法をご紹介します。
方法1:ゼロにするのではなく「代わり」にする食べ方
厚生労働省が発表した『平成27年「国民健康・栄養調査」の結果』によると、「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事は、若い世代ほど食べられていない傾向にあり、この世代は、外食や中食の利用割合が高い」という結果が出ているとのこと。ダイエットというと痩せることばかりが話題になり、よく「〇〇抜き」や「〇〇だけを食べる」といったやり方が紹介されますが、その効果は一長一短。そこで実践してみたいのが、いつも食べているものを何かに置き換えるというもの。単純ですが、その効果は期待できます。いくつかの例をご紹介します。
<朝の洋食を和食に>
パンやハムエッグなど、朝食を洋食にするのは悪くありません。しかし、痩せることを考えるならば、カロリーや油分を抑えた焼き魚やご飯、納豆などの和食が良いでしょう。
<ケーキやスナック菓子をフルーツヨーグルトに>
おやつとして食べるケーキやスナック菓子は、糖分や油分が多く含まれ、太る原因になります。おやつを食べたいなら、それらの代わりに、腸の調子を整えてくれるヨーグルトや果物にしましょう。お通じが良くなって、腸の中がきれいになります。
<冷水→常温の水>
冷たい水をゴクゴク飲むのは気持ちが良いのですが、一方で内臓を冷やし、代謝を悪くしてしまいます。常温で良いものは、わざわざ冷やさないほうが良いでしょう。
方法2:「ちょい痩せ」の鍵は「ちょい運動」にあり!
太る原因は運動不足にもあります。そこで、手軽にできるカロリー消費の方法をご紹介しましょう。<家事をこなす>
当たり前のことですが、意外に面倒くさがってしまうのが家事。またすぐ使うからといって、身の回りのものを放置してしまうことはありませんか。でも物を片付けたり、洗濯ものを干したりといった一つ一つの動作が、カロリー消費につながっていると思えば、励みにもなるのではないでしょうか。
<早起きして歩く>
通勤、通学の電車やバスの距離が短く、歩ける距離ならば、いつもより早起きして歩いてみましょう。空気の澄んだ朝は気持ち良いですし、日光を浴びることで生成されるビタミンもあります。朝にそんな余裕はないという方も、駅や職場のエレベーターやエスカレーターを使わないようにするだけでも違います。
「ちょい痩せ」は無理なくできるところがポイント
一気に体重を減らそうと思うと体に負荷がかかりますし、ストレスも大きくなります。それでも、2~3キロ減らそうと決めて、ちょっとだけ痩せるのならば、気張らなくてもできるのが今回のポイントです。冒頭にも書きましたが、ダイエットの語源は「日常の食べ物」なので、やはり日常を大事にすることがダイエット=「ちょい痩せ」につながります。普段できていないことを見直して、「ちょい痩せ」の成果を手に入れましょう!
<参考文献・参考サイト>
・『スタンダード英語語源辞典』(大修館書店)
・厚生労働省 平成27年「国民健康・栄養調査」の結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000142359.html
・『スタンダード英語語源辞典』(大修館書店)
・厚生労働省 平成27年「国民健康・栄養調査」の結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000142359.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
生と死が明確に分かれていた…弥生人が生きていた世界とは
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(9)弥生人の「生の世界」
弥生時代の衣食住には、いったいどんな文化があったのだろうか。土器やスタンプ痕の分析から浮かび上がる弥生人が生きていた世界、その生活をひもとくと、農耕の発展の経路や死生観など当時のさまざまな文化の背景が見えてくる...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/14
運動では減らないコレステロール…食生活の見直しで対策を
健診結果から考える健康管理・新5カ条(5)コレステロールは運動では減らない
コレステロールは中性脂肪と混同されがちだが、まったく異なる性質の脂(あぶら)である。コレステロールには、消化酵素になるなど3つの使い道があるが、摂り過ぎると運動しても簡単になくならないため、血管の変化を引き起こし...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/13
「法華経はSFだ!」というナラティブの神秘的体験
おもしろき『法華経』の世界(1)法華経はSFだ!
『法華経』といえば紀元1世紀から3世紀に成立したといわれる大乗仏教の代表的経典である。厳しい修行や哲学的思索を行う出家が中心だった当時のインド仏教に対し、誰もが平等に成仏できると説く『法華経』は画期的なものだった...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/04
イスラエルの歴史を学ぶ~シオニズム運動と英国の三枚舌
近代イスラエルの誕生:その苦闘の背景(1)
国防において、科学・芸術・産業の追究において、イスラエル人が示す桁外れの熱意。その根源は、民族がたどった歴史にあると島田晴雄氏は言う。現代のイスラエル精神に直接影響を及ぼした近代イスラエルの成立過程を2回に分...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/07/17
米国史の教訓…ドル基軸通貨体制の信認を問う大転換に?
株価と歴史…トランプ関税の影響を読む(1)アメリカ史の教訓とは
トランプ関税の影響は、今後、どのように広がっていくのだろうか? 過去の大きな構造変化や金融環境の変化が各国の「株価リターン」にどのような影響を与えたのかを分析しつつ、今後を考えるヒントがないかを検証していく。第1...
収録日:2025/04/18
追加日:2025/05/02