チームパフォーマンスを高める心理的安全性
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
心理的に安全なチームをつくるための「4つのポイント」
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(5)心理的に安全なチームづくりのコツ
青島未佳(一般社団法人チーム力開発研究所 理事)
心理的に安全なチームづくりについて、心理学的側面から見た「4つのポイント」とともに、高業績チームの調査から得られた実践のためのコツとして6点ほど取り上げる今回の講義。中でもコロナ禍でより重要性が高まったのが「メンバー同士のインフォーマルな場をつくる」ということだ。心理的安全性はリーダーのきめ細かな配慮の上に成り立つといえるだろう。(全7話中第5話)
時間:9分58秒
収録日:2022年4月26日
追加日:2022年8月20日
≪全文≫

●心理的に安全なチーム風土をつくるための「4つのポイント」


 では、「心理的に安全なチームをつくるコツ」について、主に心理学の観点からお伝えしていきたいと思います。

 1点目は「透明性」です。これからの時代はより不確実で不透明になっていきますが、脳科学的にみても人は不透明なことに恐れを感じるといわれています。特に日本人は、昔のホフステードの研究にある通り、不確実性を回避しやすい傾向があるといわれます。ですから、チームづくりをするときにはぜひ「透明性」を心がけたい。リーダーとしての先行きの透明性もそうですし、情報の透明性を担保しながら発言に対する不安を低減していくところが非常に重要かと思います。

 最近はリモートワークが増えたため、昔のオフィスワークのように隣の人の雑談が見て取れない状況になってしまいました。その点では対人不安を非常に増殖しやすい環境にあるといえるでしょう。そこで、われわれが推奨しているのは、リモートワークを推進するいろいろなツールの利用です。「Talknote」など情報開示のできるツールがいろいろありますから、そうしたものを活用しながら透明性を担保できるチームづくりを進めていくことをお薦めしたいと思います。

 透明性が担保できた上で、2点目に挙げるのは「尊重」です。人間は自分と他者を比較したときに、自分が尊重されていないと感じると、非常に強い恐れを感じる傾向があるといわれています。ここで大事なのが「尊重」で、ダイバーシティやインクルージョンにつながってくるところです。相手をきちんと個人として尊重していくことが、非常に大切だと考えています。

 例えばリーダーの方々もメンバーの方々も、少し厳しい組織にいくと、「その方の能力があるから認められる」「その方の専門性があるから認められる」「その方がその地位にいるから認められる」ということになってきます。つまり、その方が持っている何かを尊重したり承認したりすることが多くなってくると思いますが、まずここでお伝えしたいのは、その方を「存在」として承認しているというところです。ここにフォーカスを当て、チームにいることを承認していくことが非常に大事なので、その方の人間性としてその方がいることを尊重していくことが非常に大切だと思います。

 3点目が「主体性」です。もちろ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
「逆・タイムマシン経営論」で磨く経営センス(1)人口問題の本質
「逆・タイムマシン経営論」は本質を見抜くための方法論
楠木建
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
便利を求めるだけのいいの?…「不便益」で発見できる新たな魅力
川上浩司
「ものがたり」のあるコンプライアンス(1)その本質とは
なぜ企業はコンプライアンスの本質から外れてしまうのか?
國廣正
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭

人気の講義ランキングTOP10
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
『万葉集』と律令社会~官僚の心得と歌宴(3)国司と郡司のつきあい
郡司の妻たちと宴会!?……国司・大原真人今城へのはなむけの歌に記された「媚態表現」の真相と人心掌握術
上野誠
ロシア人の見る「ロシアの歴史」(2)タタールのくびきと「第三のローマ」
なぜロシアが「第三のローマ」なのか?…東ローマ帝国とモンゴル帝国の根深い影響を探る
上月豊久
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(6)認知症予防と健康寿命の延伸に向けて
フレイル・サイクルは回り出したら抜けられない!?負のスパイラルへの対処法
小川純人
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
「甘え」は現代においてダメなものなのか…名著『「甘え」の構造』への2種類の誤解とは?
與那覇潤
現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か
教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気
小宮山宏
「自分をコントロールする力」の仕組み(1)自制心と目標の達成
自制心の重要性…人間は1日4時間も何かを「欲求」している
森口佑介
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男