歴史を動かす英雄たちではなく、市民たちの日常に着目すると、人間のあり方が見えてきます。 古代中国の「日常史」(全5話) 再生時間: 1:05:32 収録日:2022/09/09 追加日:2023/02/05
『古代中国の24時間』英雄だけでなく無名の民に注目! 古代中国の「日常史」(1)日常史研究とは何か 古代中国といえば、三国志のような興亡史や、その中心で活躍した武将の名前が連想されることが多いだろう。しかし、激しい戦乱の陰には一般市民の変わらない生活があった。様々な史料を手がかりに名もなき人々の生活実態を調査する日... 再生時間:14:08 追加日:2023/02/05 歴史書が描く「英雄の歴史」ではわからない古代中国の二面性 古代中国の「日常史」(2)「木簡」「竹簡」でみる古代中国の日常風景 紙が普及する以前、古代中国では木簡や竹簡に様々な記録をしていた。物として残りやすいそれらの媒体が、当時の人々の生活を調査する上で重要な史料になっている。『史記』や『三国志』などの歴史書だけでは知り得ない、古代中国の日... 再生時間:10:13 追加日:2023/02/12 始皇帝の時代に餃子はなかった?古代中国の日常に迫る 古代中国の「日常史」(3)出土物から探る古代中国の日常生活 古代中国史研究で活用される史料は木簡や竹簡だけではない。今まで重要視されていなかった史料に再注目することで古代中国の日常風景が浮かび上がるのだ。様々な出土品から分析される日常史の事例を具体的に見ていく。(全5話中第3話... 再生時間:09:21 追加日:2023/02/19 食事、飲酒、噂話…現代にも通じる古代中国の生活風景 古代中国の「日常史」(4)記録から読み解く風俗 数多ある歴史史料の中から当時の日常生活に関する記録を拾い上げる日常史研究。その研究は一体どのように行われ、どのような苦労や楽しさがあるのだろうか。食事や故事にまつわる古代中国の日常史を紹介し、日常史研究の方法と醍醐味... 再生時間:16:36 追加日:2023/02/26 酒豪認定は20リットルから?古代中国の強烈なお酒事情 古代中国の「日常史」(5)古代中国の宴会文化 宴会文化を皮切りとして、お酒に関する古代中国の日常史研究はまだまだある。「二日酔い」のような、現代にも通ずる飲酒文化が当時から存在したことを前回(第4話)紹介したが、では食や芸術がどのように一般の人々の生活に入り込んで... 再生時間:15:14 追加日:2023/03/05
各国の神話を比較すると、自国の特徴がよくわかります。神話から見る世界と日本の本質とは? 神話の「世界観」~日本と世界(全8話) 再生時間: 1:31:35 収録日:2020/12/07 追加日:2021/09/19
世界の神話の中で異彩を放つ日本神話の世界観 神話の「世界観」~日本と世界(1)踊りと物語 日本の神話と世界の神話とでは、大きく異なる部分も多い。各国、各文化圏の神話は、それぞれにとても興味深い特徴を持っている。この講座では、その違いから日本の本質に迫っていく。第1話で語られるのは、神話はなぜ奇想天外な話に満... 再生時間:11:16 追加日:2021/09/19 北欧神話に登場する三神と日本の神々には共通性がある 神話の「世界観」~日本と世界(2)北欧神話との共通性 北欧神話の中にはオーディン、トール、フレイという重要な三神がおり、この三神は日本神話に登場する神ととても似た面を持っている。なぜ北欧ではこれらの神々が奉られているのか。日本神話との共通性とともに見ていこう。(全8話中第... 再生時間:07:22 追加日:2021/09/26 日本神話と北欧神話の決定的な違いは終末論があるかないか 神話の「世界観」~日本と世界(3)北欧神話との違いと日本神話の構造 世界の神話にはその地域の気象的特徴や地形的特徴との相関関係がある。そのような中、北欧神話と日本神話には共通する部分も多いのだが、決定的な違いも存在する。それは終末論があるかないかだと鎌田東二氏は言う。いったいどういう... 再生時間:09:50 追加日:2021/10/03 不老不死と黄金のリンゴ…神話が教える世界と日本の違い 神話の「世界観」~日本と世界(4)不老不死と「黄金のリンゴ」 北欧神話と日本神話の決定的な違いは終末論の有無であり、そこから死の問題へとつながっていく。不老不死は人間の探求する一つの究極の理想ともいえるが、それと関連する神話として「黄金のリンゴ」という物語がある。それはどういう... 再生時間:12:06 追加日:2021/10/10 スサノヲ神話は火山現象?…寺田虎彦の地球科学的な解釈 神話の「世界観」~日本と世界(5)寺田寅彦の日本神話解釈 物理学者・寺田寅彦はかつて「地球物理学的にわが国の神話を見ていくと、日本の国土にふさわしい自然現象が随所に見られる」と述べた。それはどういうことなのか。話は彼が指摘する日本神話の具体的解釈へと進んでいく。(全8話中第5... 再生時間:15:21 追加日:2021/10/17 「くらげなす漂える島」日本は「吊り橋国」である 神話の「世界観」~日本と世界(6)日本人を日本人たらしめたもの 大正時代、『古事記』に魅せられたロシア人のワノフスキー。彼もまた日本神話を自然主義的に解釈した。そして、それが、わが国において次々に自然が起こす災難が「日本人を日本人たらしめた」という寺田寅彦の解釈とつながっていくこ... 再生時間:10:16 追加日:2021/10/24 日本人を日本人たらしめた災難教育とは何か 神話の「世界観」~日本と世界(7)神代から続く日本人の「災難教育」 日本人は神代の時代からずっと災難教育をやってきた、と寺田寅彦は指摘した。自然災害の多い日本には四季の循環がある。そこに「揺るがない巡りがある」というムスヒの生命力に対する絶対的な信頼が生まれてくるのではないか。そして... 再生時間:11:13 追加日:2021/10/31 世界でも稀な日本の王権システムが1300年続いている理由 神話の「世界観」~日本と世界(8)現代にも生きている日本神話 日本神話は現代の私たちの生活の中に無意識に息づいている。それは「集合的無意識」ともいうべきもので、『古事記』や『日本書紀』の中にいろいろなレベルで物語として注ぎ込まれている。シリーズ最終話では、その代表例でもある天皇... 再生時間:14:11 追加日:2021/11/07
古代ギリシアの演劇が2千年以上の時を経て訴えかけてくる人間の本質とは何でしょうか。 ギリシア悲劇への誘い(全7話) 再生時間: 1:24:21 収録日:2021/03/30 追加日:2022/01/25
二千年の時を超えて読めるギリシア「三大悲劇詩人」の作品 ギリシア悲劇への誘い(1)ギリシア悲劇を観る 「三大悲劇詩人」といわれるアイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデス。彼らは紀元前5世紀のアテナイで活躍し、ギリシア悲劇を完成させた。それぞれの作品は現代まで受け継がれ、さまざまな言語に翻訳されて上演、映画化されている... 再生時間:11:44 追加日:2022/01/25 ギリシア悲劇と喜劇の違い…ギリシア悲劇の3つの特徴 ギリシア悲劇への誘い(2)ギリシア悲劇とは何か ギリシア悲劇は、現代の演劇やミュージカルと大きく異なる形式を持っているだけではなく、同時代に盛んになったギリシア喜劇とも、作劇上の違いがある。ギリシア悲劇に見られる特徴から、当時のギリシア社会の一端を垣間見ることがで... 再生時間:12:03 追加日:2022/02/01 プラトン対アリストテレス、模倣の是非をめぐる悲劇論争 ギリシア悲劇への誘い(3)悲劇をめぐる哲学論争 ギリシア悲劇は文学の領域にとどまらず、哲学にも大きな影響を与えた。プラトンは「模倣(ミメーシス)」は本物から離れているとして悲劇を否定したのに対して、アリストテレスは逆にその概念を用いて悲劇を肯定した。師弟関係にある2... 再生時間:11:46 追加日:2022/02/08 西洋文学の最高傑作ソフォクレス『オイディプス王』の魅力 ギリシア悲劇への誘い(4)『オイディプス王』を読む 今なお西洋文学の最高傑作と名高いソフォクレスの『オイディプス王』。古くから伝わるオイディプス伝説をもとに時代的側面を反映させながら、主人公のオイディプスが否応なく巻き込まれる運命と、それに対峙する人間の苦悩を描いたソ... 再生時間:11:20 追加日:2022/02/15 『オイディプス王』にみる「悲劇的アイロニー」の面白さ ギリシア悲劇への誘い(5)悲劇的アイロニーと反実仮想 「トラジック・アイロニー(悲劇的アイロニー)」の構造は、とりわけ『オイディプス王』において完璧に表れている。そのアイロニーの構造は劇中人物が知らないことを観客がすでに知っているということだが、盲目の預言者テイレシアス... 再生時間:12:35 追加日:2022/02/22 ギリシア悲劇における合唱隊“コロス”の役割と意味 ギリシア悲劇への誘い(6)コロスの歌とその役割 ニーチェも指摘するように、ギリシア悲劇は合唱隊である“コロス”の歌から始まったとされている。『オイディプス王』に登場するコロスは町の長老たちという設定で、その構成においてはストーリーを展開させ、さらには観客を代弁する存... 再生時間:13:05 追加日:2022/03/01 アリストテレス、ニーチェ…哲学者によるギリシア悲劇批評 ギリシア悲劇への誘い(7)ギリシア悲劇を論じた歴史 紀元前5世紀に隆盛したギリシア悲劇は後世に大きな影響を与え、ギリシア喜劇作家のアリストファネスは、『蛙』という作品で2人の偉大なる悲劇詩人の死を嘆いた。その後、哲学者たちによって作品が理論的に批評され、そのエッセンスは... 再生時間:11:48 追加日:2022/03/08
音楽は宇宙の調和を表わし、人間の心身のバランスを取るもの。ピタゴラスの考え方を解き明かします。 バッハで学ぶクラシックの本質(3)宇宙の調和と音楽 再生時間: 13:43 収録日:2019/09/19 追加日:2019/11/01
生活を快適にするインフラ、「父祖の遺風」という大切な伝統…。古代ローマの核心に迫ります。 古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(全5話) 再生時間: 1:06:43 収録日:2016/10/20 追加日:2017/01/14
現代にも影響する快適な生活…古代ローマの水道はなお現役 古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(1)実利精神が生んだソフトとハード 東京大学名誉教授・本村凌二氏が、古代ローマ帝国の強さの秘密と古代ローマ人の特性について徹底分析、われわれ現代人の生活のヒントを探る。第1話では、古代ローマ人の優れた実利精神にフォーカスする。古代ローマが生み、育て、現... 再生時間:15:39 追加日:2017/01/14 「父祖の遺風」は古代ローマ人が常に大事にした行動基準 古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(2)「父祖の遺風」と子育て 東京大学名誉教授・本村凌二氏が、われわれ現在人の行動や思考のヒントを得るために、古代ローマ帝国とローマ人の特性について分析・解説する。今回取り上げるのは、ローマ人がその行動基準として非常に重視していた「父祖の遺風」に... 再生時間:11:00 追加日:2017/01/23 「父祖の遺風」と「武士道」-ローマと日本の伝統に学ぶ 古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(3)ローマと日本に相通じる精神 東京大学名誉教授・本村凌二氏によるローマ帝国とローマ人の特性に関する連続講義。前回に引き続き、ローマをローマたらしめた「父祖の遺風」について考える。「父祖の遺風」の本質的な部分にフォーカスすると、見えてくるのは意外に... 再生時間:10:52 追加日:2017/01/27 ルクレティアの悲劇に象徴されるローマの共和政 古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(4)ローマの自由と寛容を知る ローマとローマ人精神を語る上で「自由と寛容」は欠かせない、と古代ローマ史を専門とする東京大学名誉教授・本村凌二氏は言う。ローマ人たちは、征服した土地の神さえ自分たちの神として神殿に祀り、その土地の人々を自分たちの色に... 再生時間:17:43 追加日:2017/02/03 カエサルの寛容―「敵を許す」ローマ人の精神性 古代ローマ人に学ぶ~ローマ史講座Ⅱ(5)カエサルの寛容を現代に生かす ローマの「自由と寛容」のうち、「カエサルの寛容」と呼ばれる精神はローマ人の精神性をよく表す。内乱の一世紀に生まれ、内外の戦闘・政争に勝ち続けたカエサルは、どのようなリーダーだったのか。古代ローマ史を専門とする東京大学... 再生時間:11:29 追加日:2017/02/10
世界四大文明が起こったのは、半乾燥地帯で河口で灌漑が発達したところだった。水と人間の関係に迫る。 水と地球と人間と~日本と世界の水問題(1)水と文明 再生時間: 07:10 収録日:2015/03/19 追加日:2015/08/06